仲井戸麗市「CHABOのKing Biscuit Time #11」南青山 MANDALA
今日は南青山 MANDALAへ、仲井戸麗市「CHABOのKing Biscuit Time #11」を観に行く。
毎月開催中のCHABOのDJナイト、去年の5月から始まって今夜はその第11弾。
指定席という事で、19時15分ごろ会場入り。座席番号は20番、ステージ下手真横のスタンド席。
ジャケットを投影するスタッフさんの真後ろという、まるでスタッフの一員になったようなポジション。
いつものようにステージ中央には、CDラジカセが置かれたテーブル。
そしてステージ下手のスクリーンに、プレイ中のアルバムのジャケットが投影される。
開演予定時間の19時30分を少し過ぎたころ開演。
カーディガンを羽織って黒い毛糸の帽子をかぶり、黒縁のメガネをかけたCHABOがステージへ。
と思いきやポケットを探るような仕草を見せ、忘れ物を取りに楽屋へ引き返すCHABO。
無事にステージへ戻って話し出すも、いきなりエミ社長に向かって業務連絡。
「一曲目にかけようとしたCDが楽屋のCDラジカセに入ってるので取りに行って欲しい」とお願い。
いつも以上に波乱含みのオープニング、今夜はいったいどうなるのであろうか?
というわけで、以下はDJナイト恒例のメモをたよりに書き起こし。
OpeningSE. Hey Mr. DJ [Van Morrison]
⇒このシリーズ定番となっているオープニング曲。先月は具体的なテーマを決めなかったけど、
橋本治さんに関係する曲を生唄で披露しようとしたのに出来なかったとCHABO。
M01. The Sea Captain [Sandy Denny] from 「The North Star Grassman And The Ravens」
⇒曲がかかっている途中、スクリーンに映し出されるジャケットをしきりに見上げるCHABO。
今夜のテーマは「好きなジャケット」。音楽好きにとってはなるほど~と思わせるテーマ。
ラジオではないDJナイトだからこその企画。このジャケットは最近とても気に入っているとCHABO。
M02. Million Dollar Bash [Fairport Convention] from 「Unhalfbricking」
⇒イギリスっぽいジャケットが好きで、一時期よく聴いていたというアルバム。
M03. Goodbye Pork Pie Hat [Bert Jansch & John Renbourn] from 「Bert And John」
⇒“Pentangle”のメンバー二人による作品。外国人が碁をやっているジャケットがおもしろいと思って手に入れた。
M04. The Key (To Your Door) [Sonny Boy Williamson] from 「Down & Out Blues」
⇒「このジャケットにはぶっ飛びました。これぞBluesといった感じ」とCHABOが絶賛。
今夜はいつも以上にマニアックな選曲。ジャケットに焦点が当たってるから、エピソードトークは少なめ。
M05. My Sunday Feeling [Jethro Tull] from 「This Was」
⇒ここでスクリーンに裏ジャケットが映し出されてしまうハプニングが発生。
曲がかかっている最中、客席に向かってジャケットをなんとか見せようとするCHABO。
だけど曲が終わるころには無事に表ジャケットが投影出来て、スタッフさんファインプレイ。
M06. Holiday [The Kinks] from 「Muswell Hillbillies」
⇒イギリスのパブってこんな感じなのかなぁ~と、このジャケットを見ながら思っていたとCHABO。
歌詞カードをリーディングしてからプレイ。
M07. I Must Be In A Good Place Now [Bobby Charles] from 「Bobby Charles」
⇒ジャケットのほのぼのとした風景に憧れていたけど、裏ジャケットのスイカを食べている姿も印象的。
自らカバーしていることもあり、ギターを手に取り曲に合わせて弾くCHABO。
M08. Something You Got [Wilson Pickett] from 「The Exciting Wilson Pickett」
⇒このジャケットに憧れて、みんなで清志郎のコンポラスーツを仕立てに行った。これがRCのはじまり。
M09. Beautician Blues [B.B.King] from 「The Jungle」
⇒「ジャケットに憧れて真似しようぜシリーズ」と題して、CHABOの「PRESENT#3」のジャケットが映し出される。
曲の途中で交互に映し出すよう指示を出すCHABO。それに的確に応えるスタッフさんにちょっと感動。
ここで1時間が経過して、店長からクッキーと紅茶が差し入れられる。
M10. Holiday [仲井戸麗市] from 「Present#55」「PRESENT ALL」
⇒職権乱用で自身のアルバムから。自分が写っているジャケットはイヤだけど、愛猫キーちゃんのはよく飾っている。
「Present#55」と「PRESENT ALL」のジャケットが交互に映し出される。ここでもスタッフさん大活躍。
M11. Canzonetta [Andres Segovia] from 「Chaconne」
⇒CHABOが中学生のころ、友達のかっちゃんと通っていた“グリンカ・マンドリン・クラブ”。
「グリンカ」という喫茶店をネットで検索して見つけたという記事を読みあげてからプレイ。
M12. Tell Me [The Rolling Stones] from 「The Rolling Stones」
⇒「断然ブライアン・ジョーンズだった」という言葉が印象的な「ストーン」を朗読してからプレイ。
CHABOは「Tell Me」のシングルを、ラジオの公録でクイズに当たって前田武彦からもらったとのこと。
M13. Big Bad Bill Is Sweet William Now [Ry Cooder] from 「Jazz」
⇒CHABOが「いいデザインだなぁ~」と思ったお気に入りのジャケット。
M14. Looking For A Friend [David Blue] from 「Stories」
⇒絵で好きになったジャケットということで、「ちょっとマニアックだけど」と言いながら紹介。
ここでCHABOが好きなジャケットをスクリーンに映し出しながら次々と紹介。
⇒「aja」 Steely Dan、「Manhattan Nocturne」 Peter Gallway、「A Good Woman」 Barbara Lynn、「The Last Record Album」 Little Feat、「Tar Beach」 John Sebastian、「Plastic Ono Band」 John Lennon、「Strange Days」 The Doors、「The Heart Of Saturday Night」 Tom Waits、「Moondog Matinee」 The Band、「West Side Soul」 Magic Sam、「The Otis Redding Dictionary Of Soul」 Otis Redding、「Pottery Pie」 Geoff Muldaur & Maria Muldaur、「T-Bone Walker」 T-Bone Walker
M15. Stop That Train [Bob Marley And The Wailers]
⇒「その顔にとても意思を感じる」と言いながら、歌詞カードをリーディングしてからプレイ。
M16. I Must Be In A Good Place Now [仲井戸麗市]
⇒「先月は忘れてしまったけど、今月は忘れなかった」とCHABO。先ほどかけたBobby Charlesのカバー。
ESE. No Reply [The Beatles] from 「Beatles For Sale」
⇒知人から「CHABOさんは音楽を通じて人生を語っている」と言われたというCHABO。
まさにその通りだと思う。だから私は「King Biscuit Time」が大好き。
「ビートルズが大人になったと感じた」というこのアルバムの曲を聴きながら、21時45分過ぎに終了。
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