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2019年3月21日 (木)

村越弘明「TOUR 2019 "Awesome!"」Shibuya WWW X

今日はShibuya WWW Xへ、村越弘明「TOUR 2019 "Awesome!"」を観に行く。
昨年は“JOY-POPS”のツアーだったので、HARRYのライブを観るのは約1年半ぶりぐらいになる。
1月の還暦ライブは行けなかったし、HARRYがどんな演奏を見せてくれるのか楽しみに会場へと向かう。
開場時間16時の20分ほど前に会場へ着くと、既に整理番号の呼び出しが始まっていて焦る。
だけど階段をあがってロビーまで行ったところでいったん待機となり、開場は予定通りの16時。
本日の整理番号はA135番。ステージ正面の六列目を確保する。なかなかの好ポジション。

予定時間の17時をちょっと過ぎたころ開演。
Drums:鈴木将雄、Bass:市川洋二、Guitar:五十嵐正彦、Vocal&Guitar:村越弘明がステージに登場。
HARRYは“Joy-Pops”のBillboardライブで来ていた光沢の入ったスーツを著ている。
ZUZUとJAMESをバックに迎えたHARRY、やっぱりこの光景がしっくりとくる。
演奏は「三白眼の油売り」から始まって「Still Crazy」と、ちょっとヘヴィーな曲が続く。
ZUZUの重たいドラムにJAMESの効果的なフィルが決まり、さすが貫禄のリズム隊。
それから「狼煙」「Make Up Your Mind」へと、アッパーチューンが続いていく。
HARRYは「ファイヤーバードだぜ。懐かしいだろ」と言って、「King Bee Buggin'」のリズムを刻む。
この日のHARRYはそれ以外に、テレキャス、テレキャスターカスタム、レスポールJr.などを使用。
そして足元のエフェクターを自分で操作。どうやら3月の還暦ライブから自分でやるようになったらしい。
ここで「One Day」「Pace Maker」と、スライダーズのアルバム「JAG OUT」から二曲続けて演奏。
ソロのナンバーもスライダーズのナンバーも、現在のHARRYにとっては並列の位置にあるのがわかる。
そしてちょっとポップな「China Doll」から、「雨ざらし」「鬼魣に天狗風」とヘヴィーなナンバーへと展開していく。

HARRYはフロアからかかる声援に照れながらも、機嫌良さそうに笑って応える。
「無題」ではHARRYのカッティングに合わせて、JIMMYがねちっこいスライド・ギターを聴かせる。
ついついJAMESやZUZUの動きに気が行ってしまうけれど、このバンドでJIMMYの存在はとてつもなく大きい。
ツインギター・バンドの醍醐味を余すところなく表現しているのは、他でもないJIMMYだと言える。
ここから「パラダイス」「Angel Duster」「風が強い日」「ありったけのコイン」と、スライダーズ・ナンバーが続く。
スライダーズ・ナンバーではあるけれど、スライダーズではない。それは「Angel Duster」で誰もコーラスを入れず、
これまでのライブと同じようにお客さんが一斉に声をあげて唄うところへ如実に表われている。
だけど今はそれで良いのだと思う。スライダーズではない、あくまでもHARRYのソロ・バンドということで。
ミディアムテンポの「Run Silent, Run Deep」から、アッパーチューンの「Respectable Performer」
「無頼白痴」へと続き、最後は「On The Road Again」で静かに熱く盛りあがって本編は終了。

アンコール、クリスタル・ボディーのテレキャスを抱えるHARRYに、「ギター格好いい!」と声がかかる。
そしてZUZUの重たいビートに合わせて、「Toa・Lit-Tone(踊ろよベイビー)」が始まる。
3月の還暦ライブで演奏したと知り、観に行けなかった私は悔しい思いをしたけど、ようやく聴くことが出来る。
「踊ろーよベイビー♪」と唄うHARRYを後を追って、お客さんも「踊ろーよベイビー♪」と唄う。
次もスライダーズのアルバム「がんじがらめ」から「So Heavy」。盛りあがりは最高潮。
もう一曲を期待する拍手は鳴り止まなかったけど、18時55分ごろ全て終了。

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