George Clinton「LIVE」六本木 Billboard LIVE TOKYO
今日は六本木 Billboard LIVE TOKYOへ、George Clintonのライブを観に行く。
2019年をもってツアーからの引退を宣言している“P-FUNKの総帥”George Clinton。
かなり高額なチケット代でかなり迷ったけど、これが最後となれば行くしかないでしょう。
あいにくの小雨模様の中、いつものように千代田線の乃木坂駅から東京ミッドタウンへ。
こいのぼりがたくさんディスプレイされていたけど、雨が降る中ではちょっといまいち。
19時05分ごろ会場入り。今日の席は、メンバーズ・シート19A。ステージ下手、お気に入りの席。
フロアへ入ると既に演奏が始まっている。開演時間は19時30分のはずなのに・・・。
後でネットで調べたところ、オープニング・アクトの“MISS VELVET & THE BLUE WOLF”というバンド。
ちょっと今どきな感じがするFunkバンド。演奏をじっくり聴く間もなく、19時25分ごろ終了。
ヴォーカルの女性がとっても綺麗という印象が結果的に強く残った。
というわけで開演がかなり遅れるのではないかと思ったけど、19時35分過ぎにはスタート。
ドラム、ベース、キーボード、ギター×3、トランペット、サックスという編成のバンド。
それに加えてヴォーカルが10人ぐらい、入れ替わり立ち替わりステージにあがって唄う。
それぞれ個性的でパワフルでセクシーで、人間の根源的なものを感じさせる。まさにFunk!という感じ。
クリントン翁も椅子に腰掛けたりしながらも、エネルギッシュなパフォーマンスで唄声を聴かせてくれる。
セットリストは・・・正直なところよくわからない。最初から最後までノンストップで絶え間なく曲が続いていく。
「Get Off Your Ass And Jam」や「Give Up The Funk」はもちろんあったけど、とにかくFunkyで強力な曲ばかり。
カラフルなドレッドヘアやセクシーなボンデージスーツ、波打つマッチョな肉体に目を惹かれながらも、
バンドの演奏力にかなり惹き込まれた。まずはドラムとベース、ずっしりと重たく安定感のあるビート。
三人のギターはカッティングと速弾きのソロと、どちらも聴き応えがあって圧倒される。
そして何より凄かったのがサックス。ノンブレスで延々と吹きまくる様子は、ちょっと感動的でもあった。
そんなサウンドを目の前にしてしまったら、お客さんもたまらずに最初から最後まで総立ちで踊りまくる。
ステージ前はともかくカウンターやカジュアルシートまで、あそこまで盛りあがっているのは初めての体験。
ここはBillboard LIVE TOKYOではなく、どこかのクラブではないか?と思うほどの盛りあがり。
演奏の途中でヴォーカルがどんどん替わり、しまいには女性客をステージにあげたりするので、
いったい誰が演者で誰がお客さんなのかわからなくなってきた。だけどこの混沌とした感じがP-FUNK。
クリントン翁の満足そうな笑顔が、このステージのすべてを象徴していたような気がする。
すべてが終わったのは21時10分。なんと90分に及ぶステージ、大満足の一夜であった。
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