アリス「ALICE AGAIN 2019-2020 限りなき挑戦-OPEN GATE-」日本武道館
今日は日本武道館へ、「ALICE AGAIN 2019-2020 限りなき挑戦-OPEN GATE-」を観に行く。
70歳を迎えた三人の“アリス”、6年ぶりの再始動ということで、どんなライブになるのか楽しみ。
というわけで16時半ごろ仕事を切り上げて、地下鉄を乗り継いで九段下へと向かう。
開演まではけっこう時間があるので、北の丸公園をブラブラと散策。
イイ感じの池があるのを発見。そのほとりに座っていると、まるで時間が止まっているみたい。
だけど武道館周辺はあちこちで工事が行われていて、イヤでも時代の移り変わりを感じる。
18時40分ごろ会場入り。今日の席は、南西スタンド1階F列24番。
ステージやや下手だけど、ゴキゲンなポジション。武道館はアリーナより1階スタンドのほうがイイ。
予定通り、19時ちょうどに開演。
「エデンの東」が流れる中、ベース、ギター、ピアノ、キーボードのサポートメンバー、
そしてキンちゃん、チンペイ、ベーヤンの三人がステージに登場。
演奏は「LIBRA」「BURAI」から始まり、チンペイが「理屈抜きに一気に盛りあがって行きたい!」と宣言。
その言葉通り、「今はもうだれも」「冬の稲妻」「ジョニーの子守唄」「君のひとみは10000ボルト」「涙の誓い」
「夢去りし街角」と、懐かしくも輝かしいヒット曲が立て続けに演奏される。どの曲も全て唄うことが出来る自分。
日本武道館にまつわる思い出を三人で話したあと、キンちゃん企画の「オシャレな曲特集」のコーナー。
「12゚ 30'」「センチメンタル・ブルース」の二曲を、アルバムとはちょっと違ったアレンジで披露。
ここでサポートメンバーは退場し、三人だけのオリジナル・ポジションでの演奏が始まる。
キンちゃんのコンガをバックに、チンペイとベーヤンがアコースティックギターをかき鳴らして唄う。
「愛の光」「知らない街で」「走っておいで恋人よ」「あなたのために」、三人だけの演奏なのにとてもGroovy。
こういう演奏を聴くにつけ、“アリス”は単なるフォークじゃないと確信。本当にカッコいいサウンド。
ここからはソロのコーナー、まずはベーヤンから。軽快なトークを繰り広げたあと、しっとりと「帰り道」を唄う。
この曲の歌詞はチンペイが書いたらしいけど、ベーヤンのこういう叙情的な唄はやっぱり心に染みる。
続いてキンちゃん。小咄のように綿密に練られたMC、本日のテーマは「素人残念大会」。
「唄が下手なのに長い」と自分の事を揶揄してオチをつけたあと、ピアノを弾きながら「風に星に君に」。
トチってやり直す場面もあったけど、そんなところも含めてキンちゃんワールド全開で好きだな。
チンペイのソロはさすがの安定感。MCで大いに笑わせたあと、ピアノをバックに「それぞれの秋」。
「みなさんの友達の事を思い浮かべながら聴いてください」なんて言われると、思わずグッときてしまった。
「今夜のステージは夏の時代から始まり、三人だけの春の時代を経て、これは秋の時代の曲です」という
紹介のあと、始まったのは「秋止符」。タイトルに“秋”が入った唄が続き、なんとも言えない気分になる。
そんな気分を吹き飛ばすかのように、今回のために書き下ろした新曲「限りなき挑戦 -OPEN GATE-」を披露。
ツアーグッズの赤いペンライトがフロアを埋め尽くし、今風のコブシを振り上げるようなメロディーが冴える。
メンバー紹介をはさんで、いよいよラストスパート。「エスピオナージ」「狂った果実」「帰らざる日々」と続く。
「一曲一曲、いろんな思いが浮かんできます。それはきっと、みんなも同じかな?」とチンペイ。
まさにそうだ。“アリス”は多感な中学生の頃に聴いていた。いろいろな思い出が、それぞれの曲にある。
本編最後は「遠くで汽笛を聞きながら」。これこそ思い出多きナンバー。胸がイッパイになって涙が出た。
アンコール、キンちゃんがバスドラを連打すると「チャンピオン」が始まる。
やっぱり盛りあがりという意味では、この曲が最高。会場全体が手拍子で埋め尽くされる。
それにしても、キンちゃんのドラムがスゴい。ズドンと重たいバスドラのキック、
ボコボコと唸りまくるフィルとエンディングの激しい連打・・・今回改めてその凄まじさを感じた。
そしてチンペイとベーヤンはギターを置き、ハンドマイクで「さらば青春の時」を唄う。
この曲もたまらないヤツ。静かな唄い出しから、徐々に盛りあがって感動のエンディング。
キンちゃんが派手なドラムでシメて、BGMが流れる中を三人で手を取りながら大団円。
と思いきや、暗転したステージにセットされる白いコンガ・・・これは、もしや?
帰りを急ぐお客さんが早々に席を立つ中、三人が再びステージに登場。
三人はオリジナル・ポジションにスタンバイ。「もういっちょ行こうか!」とチンペイ。
そして「みなさんがずっと好きでいてくれた、我々にとって大切な一曲」という紹介で「明日への讃歌」。
うーん、シビれる・・・。この三人での演奏は、やはり“アリス”ならではのモノだと再認識。
再び「エデンの東」が流れる中、21時30分ごろコンサートは終了。
終演後、初台まで戻って「鳥八」で打ち上げ。
入店したのが遅かったので、一時間ほどの短い打ち上げ。
それでもいつも通りに楽しんで、23時ごろおひらきにして帰宅。
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