甲斐バンド「KAI BAND TOUR 「CIRCUS & CIRCUS 2019」」Zepp DiverCity(TOKYO)
今日はZepp DiverCity(TOKYO)へ、「KAI BAND TOUR 「CIRCUS & CIRCUS 2019」」を観に行く。
45周年を迎える“甲斐バンド”、個人的には二年ぶりにライブを観ることになる。
今回は初のライブハウス・ツアー、45周年にふさわしいベストな選曲でとっても楽しみ。
Zepp DiverCityへ行くのは久しぶり、今回は東京テレポート駅からアプローチ。
開場時間の16時に会場へ着いたけど、入場整理番号はC-48番なので当分入場出来そうにない。
だからガンダムを見るというお決まりのコースで時間調整して、16時半ごろ会場入り。
既にフロアはたくさんの人で溢れていたけど、ステージサイドはけっこう空いていたので、
ステージ上手の四列目ぐらいにポジションニング。女子率が高いのか?ステージがよく見える。
こんなに近くで“甲斐バンド”が見られるなんて、なんだか夢のよう・・・ワクワクして開演を待つ。
予定よりかなり遅れて、17時15分ごろ開演。
“The Doors”の「Alabama Song」が流れる中、ベース、キーボードのサポートメンバーとともに、
Drums:松藤英男、Guitar:田中一郎、そしてVocal:甲斐よしひろがステージに登場。
後ろから押されるかな?と覚悟していたけど、みんな大人なのでそれぞれの位置で楽しむ。
一郎のギターが「きんぽうげ」のイントロを奏でると、いよいよライブがスタート。
いつものようにお客さんも大きな声で大合唱。この光景は“甲斐バンド”ならでは。
続いて「ジャンキーズ・ロックン・ロール」。甲斐が吹くブルースハープがイカした音を響かせる。
「初のライブツアー、最後までみんな楽しめるようにやるから」甲斐は言い、「吟遊詩人の唄」を唄い出す。
どこか牧歌的だけど、とても素敵なメロディー。演奏がブレイクして、お客さんと一緒に唄うところがたまらない。
それから「東京の一夜」「港からやってきた女」「裏切りの街角」「シネマ・クラブ」と、ミディアムテンポの曲が続く。
「普段のホール・ツアーとは打って変わったライブハウス・ツアー、闇営業も順調です」とジョークを飛ばす甲斐。
そしてアコースティックギターをかき鳴らしながら、「テレフォン・ノイローゼ」を弾き語り。
甲斐はサウスポーだけどノーマル仕様のギターを使っているので、コードの押さえ方が普通とは違う。
この至近距離からだとコードを押さえる様子がバッチリと見えて、その巧みな指遣いに感心することしきり。
続いて松藤がウクレレを弾きながら「ビューティフル・エネルギー」を唄う。なんだかふんわりとしたアレンジ。
ここからサポート・ドラムが加わり、ツイン・ドラム編成で「安奈」。暑いこの季節に聴くこの曲もまた格別。
そして「悪いうわさ」から「ダニーボーイに耳をふさいで」のメドレー。これが今回のライブのハイライト。
アルバム「サーカス&サーカス」で何度も繰り返し聴いていた流れ。こうしてナマで聴けるとは感激。
早くもライブは終盤に差し掛かり、「氷のくちびる」の重たく冷たいサウンドが炸裂する。
一郎はセミアコからテレキャスター・カスタムとギターを使い分けて来たけど、ここはやはりレスポールの出番。
左利きの甲斐が弾くテレキャスターのネックと、一郎が弾くレスポールのネックがシンメトリーになってカッコいい。
そのまま「ポップコーンをほおばって」から「翼あるもの」へとなだれ込み、最高の盛りあがりの中を本編は終了。
アンコール、メンバーが再びステージに登場して「HERO(ヒーローになる時、それは今)」。
ツイン・ドラムが「これでもか!」というぐらいの迫力でビートを刻む。これが現在の“甲斐バンド”のサウンド。
メンバー紹介をはさんで「漂泊者(アウトロー)」。激しく尖った演奏に、いまにも爆発しそうな気分になる。
そしてそのまま「最後の夜汽車」へ。前の曲とのあまりの温度差に驚きながらも、そのメロディーに酔いしれる。
「本当は一回引っ込んでダブルアンコールで演ろうと思ったけど、みんなを見ていて続けてやろうと思った」と甲斐。
あぁ~そういうことか・・・お心遣いをありがとう。さすが45周年に突入した“甲斐バンド”とそのファン達。
最後はアコースティック・セットで「バス通り」を演奏して、ほんわかムードの中を18時55分過ぎに終了。
帰りは東京テレポート駅から電車に乗り込み、りんかい線~埼京線直通で新宿駅へと戻る。
そして新宿京王モールの「すし三崎丸」で軽く打ち上げ。それでもそれなりに呑み喰い。
京王新線に乗って、21時前には帰宅。
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