リクオ「『グラデーション・ワールド』発売記念スペシャル・ライブ」Zher the ZOO YOYOGI
今日はZher the ZOO YOYOGIへ、「リクオ『グラデーション・ワールド』発売記念スペシャル・ライブ」を観に行く。
“ROLLIN' PIANOMAN”リクオのライブは何度も観ているけれど、ワンマン・ライブを観に行くのは初めて。
ニューアルバム「グラデーション・ワールド」は最高だし、5月の「HOBO CONNECTION」はゴキゲンだったし、
ここらでどうしても“リクオwith HOBO HOUSE BAND”を観ておきたくなったのだ。
チケットは当日受取にしていたので、16時40分過ぎにひとまず会場へ行きチケットを購入。
それからしばらく代々木の街を散策。「傷だらけの天使」のロケ地である通称「傷天ビル」を見たりして過ごす。
17時30分に開場して、整理番号31番で入場。まさかのスタンディング。ステージ真正面の二列目に陣取る。
この会場は久しぶりに来たけど、ステージに向かって横に広いフロアで、なかなか見やすくてイイ。
ほどよい感じでフロアが埋まり、開演前からなんだかとってもイイ雰囲気。
予定より遅れて、18時10分ごろ開演。
SE「マンダム~男の世界」が流れる中、Drums:小宮山純平、Bass:寺岡信芳、Guitar:高木 克、
PedalSteel:宮下広輔、Chorus:真城めぐみ、そしてVocal&Keyboards:リクオがステージに登場。
演奏は「千の夢」から始まり、「この年になってつくづく思うのは音楽を好きで良かった!」と言いながら
「永遠のダウンタウンボーイ」。アルバム発売記念ライブではあるけれど、新旧とりまぜての選曲。
お馴染みのナンバーばかりではなく、新曲もどんどん披露していくという大盤振る舞い。
どの曲を聴いても共通しているのは、リクオがとっても楽しそうに唄っているということ。
音楽を好きで好きでたまらない、そして好きな音楽をやり続けてきて良かったという想い。
それがダイレクトに伝わってきて、観ているこちらも嬉しくなってきてしまう。
そんなリクオを支えるバンド、純平と寺さんの強力なリズム隊、高木さんの泣けるスライドギター、
そして何といっても広輔のペダル・スティール。このサウンドは“HOBO HOUSE BAND”ならでは。
途中から「グラデーション・ワールド」のプロデューサー:森 俊之がキーボードで加わる。
アルバムから「海さくら」「だんだんよくなる」「希望のテンダネス」「グラデーション・ワールド」を演奏。
めちゃめちゃポップだけれど、胸にグリッと何かを刻み込んでくる・・・そんなイメージの曲たち。
そのサウンドに身をまかせて、ゆらゆらと身体を動かす。とっても気持ち良くてゴキゲンだ。
バンドメンバーがひとまず退場して、リクオの弾き語りで「黄昏と夜明け」。これがまた良かった。
リクオは「大学の同級生が就職してボーナスの金額を聞いて唖然とした。だけどみんな転職したりしている。
僕は安定しない道を選んだと思ったけど、ずっと音楽をやり続けてる。ある意味、安定しているのかな」と言い、
ニューアルバムの中から「満員電車」を唄う。その歌詞がグッと身に染みる・・・たまらないなぁ~。
そして「オマージュ - ブルーハーツが聴こえる」。とにかくこの曲がバンドで聴きたかった。
いろいろな想いがあふれ出し、思わず涙が溢れそうになる。でも、楽しくてたまらない。
「みんなに会えて良かった。音楽が好きで良かった。やり続けて良かった」というリクオの言葉にうなづく。
「恋の行方」で広輔と真城さんが華麗なステップを見せつけたあと、「アイノウタ」で本編は終了。
異様な盛りあがりのアンコールに応えて、メンバーが再びステージに登場。
演奏は「僕らのパレード」から始まり、初公開の新曲「酔いどれ賛歌」へと続く。
これがモロに“ソウル・フラワー・ユニオン”という感じで、もぅ~最高ったらありゃしない。
「お酒が違法になったらどうする?」というリクオの問いかけに、チグハグなメンバーの答えが可笑しい。
そしてRockin'なナンバー「ミラクルマン」から、最後は「永遠のロックンロール」。
ステージのバンドの演奏に乗せて、フロアのお客さんが声を合わせて唄う。
なんとも言えない多幸感。本当に音楽が好きで良かったと思う瞬間・・・最高だ!
ライブを観に来ていたうじきつよしが乱入。ギターを弾かずに、ただただ楽しそうに踊っている。
演奏が終わってメンバーがステージを去った後、「永遠のロックンロール」が流れる。
それに合わせて手拍子をして合唱するお客さん。誰ひとり帰ろうとする人はいない。
すると再びメンバーがステージに現われてサビから演奏を始める。これは初めての経験。
なんかもぅ~本当にイイものを見せてもらった。リクオに感謝だ。音楽を好きで良かった。
そんなゴキゲンなライブは、20時20分過ぎに終了。
日曜日だけどまだ時間も早いので、代々木で呑んでいくことにする。
いまいち適当な店が見つからず、けっきょく「一軒め酒場」へ。
値段が安くて、それなりに美味しいのでイイのだけど、この店は何故かお客さんのガラが悪い。
今日もひどく酔っ払ったヤツらが居て、雰囲気はあまり良くなかったな。
それでもそれなりに満喫して、21時半過ぎに店を出る。
ちょうど斜め前にある「曽さんの店」で餃子と台湾ラーメンを食べてシメ。
腹ごなしのため、そのまま歩いて帰宅。
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