金子マリ「金子マリ presents 5th element will」下北沢 440(four forty)
今日は下北沢 440(four forty)へ、「金子マリ presents 5th element will」を観に行く。
毎月行われているマリちゃんのライブ、観たいと思いつつなかなかタイミングが合わず二年ぶりの参加。
開場時間の18時30分に合わせて店へ行くと、お客さんはあまり居ない。予定より少し遅れて開場。
店頭販売とイープラスとの並列入場で、整理番号4番で入場。ステージ真正面の最前列に座る。
開演時間が近づくに連れて、フロアはほどよい感じで埋まってきた。とってもイイ雰囲気。
大人ぁ~♪のライブという感じ。だけどむしろコレが本来の姿なのかもしれない。
2ドリンク制で美味しいお酒を味わいながら、じっくりと音楽を楽しむというスタイル。
予定より遅れて、19時40分ごろ開演。まずは“gnkosaiBAND”のステージ。
ドラム、シンセベース、キーボード、ギターという変則的な編成のバンド。
フワフワと広がるSPACYなサウンドに乗せて、ドラムがポエトリーリーディングするスタイル。
そのレパートリーは、レゲエ、ラテン、ブルース、サイケなど、幅広いジャンルに及ぶ。
だけどなんとなくつかみどころが無いまま、終わってしまったという感じ。
60分ほどの演奏でインターバルに入る。
そして20時55分ごろから、“5th element will”の演奏が始まる。
まずはDrums:松本照夫、Bass:大西 真、Keyboards:石井為人、Guitar:窪田晴男、Guitar:森園勝敏
がステージに登場して、Bluesナンバーをセッションしたあと「Green Onion」を演奏。
松本さんのタイトなドラムに合わせて、窪田さんと森園さんのギターがバトルを繰り広げる。
そして「Compared To What」のイントロとともに、Vocal:北 京一、Vocal:金子マリが加わる。
マリちゃんはライトブルーの涼しげなワンピース、その唄声は今夜も絶好調という感じだ。
以前より全体的に音が大きいような気がするけど、バンドの音に全く埋もれないところはさすがだ。
選曲は「Hi Hi Hi」「風は吹かない」といったお馴染みの曲に加えて、今回初めて聴く曲も多い。
なんでもニューアルバムを作る予定との事。どの曲もゴキゲンなので今から楽しみだ。
北さんは脱色した長髪をなびかせて、まるで内田裕也みたい・・・マリちゃんにもさんざんいじられる。
だけど全身からにじみ出るオーラは、さすが百戦錬磨の強者ヴォーカリストという感じ。
森園さんはアームを多用したプレイ。キーボードの陰に隠れて、ちょっと見にくかったのが残念。
窪田さんのギターはパワフルでエネルギッシュ。シャリシャリとしたシャープなサウンドが最高。
松本さんと大西さんが刻むビートがバンドの屋台骨を支える。そのビートがズンズンと身体に響く。
石井さんのキーボードはあいかわらず強力。その指遣いを見ているだけで興奮する。
「忘れ物音頭」で盛りあがったあと、「A Change Is Gonna Come」をじっくりと唄いあげるマリちゃん。
曲のブレイクのところで、マリちゃんと北さんの掛け合い漫才のようなトークが繰り広げられる。
『ドラゴンの男』の事にも触れたけど、サッパリと割り切っているような口調が印象的であった。
演奏が再び始まり、マリちゃんがメンバー紹介したところで本編は終了。
アンコールに突入して、マリちゃんと北さんのトークが再び始まる。
北さんのボケに対してマリちゃんがツッコミを入れる感じ。とっても息が合っている。
そしてそれを遮るように森園さんがギターを弾き出して演奏になだれ込む。
タイトルはわからないけどBluesのカバー。ものすごくカッコいいサウンド。
このところ思っていた『東京のブルース』は、このバンドにあるのではないかと思った。
ラストは「彼女の笑顔」。この曲を選んでくれるところに、マリちゃんの意思を感じた。
22時20分過ぎに演奏は終了。マリちゃん、素敵なライブをありがとう。
終演後は久しぶりに「紅とん」で呑む。
22時45分で食事はラストオーダーと言われたけど、なんとかなるだろうと呑み始める。
ひと通り食べたいものはオーダー出来たし、黒ホッピーは満喫出来たしで大満足。
そろそろ閉店だと言うので、23時40分ごろおひらきにして帰宅。
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