VA「なにわブルースフェスティバル2019」なんばHatch<Day-2>
7時半に起きるも、さすがに眠くてベッドでしばらくウトウト。
何をするでもなく、ひたすら時間を過ごすこの時間も旅の醍醐味。
11時ごろホテルを出て、昼ごはんを食べるために「ぼてじゅう本店」へ。
今日は何故だか二階席に通され、もろきゅうをつまみながらビールを呑む。
ちょっと待たされたけど、ミックスモダンはやっぱり美味しい。
12時半に店を出て、この後どうしようかとしばらく思案。どこかへ行くのもこの暑さでは・・・。
そう思いつつもせっかくなので、ブラブラと歩いて難波八阪神社へ。
巨大な獅子殿が印象的だけど、言ってしまえばそれだけかな?
とても暑くてクラクラするので、13時半過ぎにひとまずホテルへ避難。
16時ごろ再び出かける。
今夜は昨日に引き続き、なんばHatchへ「なにわブルースフェスティバル2019」を観に行く。
二日目の今夜は、「続 少しだけ石田長生展 & 道頓堀でブルース&ソウルナイト」と題されたライブ。
いったいどんな内容になるのか? 期待に胸を膨らませながら道頓堀川に沿って会場へと向かう。
16時10分ごろ到着して友達と落ち合い、ロビー演奏の始まりとともに会場入り。
ロビーに設けられた特設ステージには有山じゅんじと清水 興、
そしてポスターのモデルになっている前・浪速区長とデザイナーさん。
昨日に比べてまだお客さんは少なく、ステージ真正面の位置から楽しむことが出来た。
「You Gotta Move」に続いて「梅田から難波まで」。今夜も楽しい夜になりそうだ。
3階のロビーから5階のフロアへ移動して自分の席へ。今日の席は1階C列12番、ステージ下手の三列目。
ドラム2セット、キーボード2台は昨日と変わらないけど、ベースアンプとギターアンプは若干多いような気がする。
予定より遅れて、17時05分ごろ開演。トップバッターは“三宅伸治 & The Spoonful”。
Drums:茜、Bass:高橋"Jr."知治、Harp:KOTEZ、そしてVocal&Guitar:三宅伸治というメンツ。
伸ちゃんが開口一番「Mr.Osyokuと発表していました。シークレットゲスト、実はこの人!」と呼び込むと、
軽やかな足取りで甲本ヒロトが登場。大きなどよめきとともに、フロアのテンションはいきなり頂点に達する。
石やんのナンバーから「汚職」を唄うと、嵐のようにヒロトはステージから去っていった。
続いて中村耕一が加わって「最後の本音」。これまたいきなりのキラーチューンで気分はアゲアゲ。
次の「ベートーベンをぶっ飛ばせ」で伸ちゃんがフロアに降りて練り歩くと、お客さんはスタンディングで応える。
“The Spoonful”は初めて観るけど、高橋"Jr."のベースがゴリゴリと硬く太く響いて気持ちいい。
最後に「Jump」を演奏して“The Spoonful”は終了。初っ端から大盛り上がりで楽しめた。
続いて“OSAKA ROOTS”がステージに登場。ドラム、ベース、キーボード、ギター、サックスという
メンバーに加えて、スーツでビシッと身を固めた中村耕一がヴォーカルで参加。
インストナンバーを一曲演奏したあと「A Change Is Gonna Come」。中村さん、あいかわらず唄が上手い。
「話をしている時間は無いのですけど、最初の方に出る人はやったもん勝ち」と中村さんは言い、
しばらくトークを繰り広げたあと「Forever Young」。大好きなこの曲、中村さんヴァージョンを聴くのは初めて。
最後に「Sweet Home Chicago」を演奏して、“中村耕一 with OSAKA ROOTS”のパートは終了。
ナオユキによる「酔いどれ漫談」をはさんで、“ザ・たこさん”のステージが始まる。
「なにわブルースフェスティバル」ではすっかりお馴染みとなったパフォーマンス、
今夜もバリバリの演奏と“悲しき怪人”安藤の熱唱でグイグイとお客さんを引き込んでいく。
通常のライブをギュッと凝縮したようなセットリスト。「ザ・たこさんのテーマ」「お豆ポンポンポン」ときて、
「突撃!となりの女風呂」とキラーチューンが繰り広げられたけど、いつもよりちょっとあっさりとした印象。
続いてichiro+原田喧太。ロジャー高橋と清水 興のリズム隊をバックに、住友俊洋のスライドギターが加わる。
まずはichiroがオリジナルの「Tenderness」をじっくりと唄いあげ、泣きまくりのギターソロを披露する。
それから原田喧太がヴォーカルをとって「スウィート・ホーム大阪」。とっても煌びやかで華のある演奏。
最後にメンバー全員でヴォーカルをまわして「The Weight」。正直言ってあまり期待はしていなかったけれど、
とってもBluesフィーリング溢れる演奏で、ichiroと原田喧太ふたりともすごく良かった。
次は永井ホトケ隆。Drums:松本照夫、Bass:清水 興、Guitar:山岸潤史という超強力なメンツ。
「なにわブルース」を体現するような顔ぶれが揃い、そのサウンドはもちろんうねるようなブルース。
山岸のテレキャスは今日もバッキバキ。ホトケは唄もイイけど、ギターも何気にすごくイイ。
興さんのベースは安定感たっぷりで、松本さんのドラムはとにかくド迫力で最高!
この二日間の「なにわブルースフェスティバル」の中で、一番は?と訊かれたらこのセッションだろうな。
ここで桜川春子がアコースティック・ギターを抱えて、ステージ下手のマイク前にスタンバイ。
マリリン・モンロー風の衣装に身を包んで、セクシーな唄声を披露する。
アンニュイというのか、コケティッシュというのか、キャット・ヴォイスというのか・・・
はっきり言ってこういうヴォーカル、大好きなのです。もっとじっくりと観てみたいと思った。
続いて近藤房之助トリオ。メンバーはDrums:宮川 剛、Bass:柳原 旭、Vocal&Guitar:近藤房之助。
それにHarpが加わっての演奏。どっぷりと重たい感じのブルースを次々にプレイしていく。
アップライトベースを擁したアコースティックなサウンド。ちょっとばかり気持ちよく・・・してしまった。
ドラムの宮川 剛は“ラフィータフィー”に居た人。久しぶりにプレイを見られて嬉しかった。
次は木村充揮+有山じゅんじ+金子マリ、名付けて“木村くんと有山くんとマリちゃん”。
ぶらりとステージに登場した木村さんと有山さん、木村さんのお酒を見て「俺にもちょうだい」と有山さん。
本当にユル~イ感じで「あなたも私もブルースが好き」を唄ったあと、マリちゃんをステージに呼び込む。
有山さんのナンバーから「陽よ昇れ」、いつ聴いても心がウキウキする素敵な曲。
木村さんと有山さんは椅子に腰かけ、マリちゃんはスタンドマイクというスタイル。
MCでは勝手に喋りまくる二人にはさまれ、困っているような牛耳っているようなマリちゃんが可笑しい。
それでも「ラリル」を唄った途端、フロアの空気が一変するのだからマリちゃんの唄はやはりスゴイ。
「出稼ぎブルース」をお客さんと一緒に唄ったあと、「星に願いを」をしっとりと唄いあげて終了。
ここで再びナオユキによる「酔いどれ漫談」をはさんで、大黒摩季のステージが始まる。
「なにわブルースフェスティバル」に大黒摩季とは、あまりにも意表を突く展開。
大黒摩季ファンと思われる皆さんは、ペンライト片手にスタンディングで盛り上がる。
Drums:ロジャー高橋、Bass:清水 興、Keyboards:フラッシュ金子、Keyboards:堀田幸祐、
Guitar:山岸潤史、Guitar:原田喧太というバンドを従えて「Jumpin' Jack Flash」を唄う。
Funkyな「親心ブルース」に続いて、ねちっこい感じのブルース「Give Me One Reason」。
なかなかBluesフィーリング溢れる唄。思っていたほど違和感は無いかもしれない。
それでも最後は大ヒットナンバーの「ら・ら・ら」。何だかんだ言っても、ナマで聴けるのは嬉しいかも。
レコーディングに永井ホトケ隆と近藤房之助が参加していたそうで、二人もコーラスに加わる。
最後は全然ブルースではなくなってしまったけど、パフォーマンスとしては充分に楽しめた。
二日間の大トリを務めるのは上田正樹。まずはピアノとギターだけをバックに「悲しい色やね」を唄う。
Drums:ロジャー高橋、Bass:清水 興、Chorus:Yoshie.Nが加わって「Brothers & Sisters」を演奏したあと、
Yoshie.Nがフィーチャーされる形で、“Creedence Clearwater Revival”の「Proud Mary」をカバー。
レゲエのナンバーを披露したあと、ドラムにKenny Mosleyを加えて始まったのは「We Are The World」。
決して嫌いでは無いけれど、「ブルースフェスティバル」にこの選曲は・・・とモヤモヤしたまま終了。
アンコールに突入して、まずは上田正樹と有山じゅんじで「あこがれの北新地」。
そして最後はこれしかない「梅田から難波まで」。ステージには出演者全員が登場。
二日間に渡って繰り広げられた「なにわブルースフェスティバル」もこれでおしまい。まさに大団円という感じ。
最後にみんなで記念写真を撮って、22時35分過ぎに全て終了。
終演後は打ち上げ。と言いつつ遅くなってしまったので、湊町リバープレイスの「CAFE SPAT'S」でさっくりと。
23時半に閉店のためおひらきにして、大阪組は終電で帰る・・・はずだったのに結局みんなで二次会へ。
千日前の「えびす屋」で、大阪の旨いものを食べながらビールと酎ハイを呑む。
連日の長時間ライブと打ち上げで疲れていたこともあり、2時にはおひらきにしてホテルへ戻る。
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