仲井戸麗市「CHABOのKing Biscuit Time #17」南青山 MANDALA
今日は南青山 MANDALAへ、仲井戸麗市「CHABOのKing Biscuit Time #17」を観に行く。
毎月開催中のCHABOのDJナイト、去年の5月から始まって今夜はその第17弾。
19時15分ごろ会場入り。座席番号は9番、ステージ上手のテーブルの最後列。
ほどよい距離感でステージが見られて、スピーカーの位置もいいゴキゲンな席。
いつものようにステージ中央には、CDラジカセが置かれたテーブル。
そしてステージ下手のスクリーンに、プレイ中のアルバムのジャケットが投影される。
予定より遅れて、19時35分ごろ開演。
柄物のシャツを重ね着して、黒縁のメガネをかけたCHABOがステージに登場。
CHABOはステージ中央の椅子に腰かけ、椅子の上に積まれたCDを手に取りながらかけていく。
というわけで、以下はDJナイト恒例のメモをたよりに書き起こし。
OpeningSE. Hey Mr. DJ [Van Morrison]
⇒オープニングはもちろんこの曲から。「何はともあれ、台風どうでしたか?
MANDALAの看板が吹っ飛んだので、誰か修理出来るヤツがいたら頼むね」とCHABO。
M01. Prologue [John McLaughlin]
⇒最近、ディナータイムやランチタイムによくかけるという曲。いわばCHABO家のパワープレイ。
M02. Magical Mystery Tour [The Beatles]
⇒今夜は「ツアー」を切り口にして曲をかけていくとCHABO。プレイしたあと、歌詞カードをリーディング。
CHABOは高校時代のバンド“フェニックス”でこの曲をコピーして、ヴォーカルをとっていたのだそうだ。
M03. Homeward Bound [Simon & Garfunkel]
⇒「早く家へ帰りたい」とは、どこかで聞いたようなタイトルだなとCHABO。
歌詞カードをリーディングして、「メチャクチャ共感するなぁ~」と言ってからプレイ。
M04. Tonight I'll Be Staying Here with You [Bob Dylan]
⇒ツアーの事を唄った曲ではないけれど、Bob Dylanのツアーのイメージとして持ってきた。
⇒CHABOは現在行っているツアー「CHABO Route69」にまつわる話をいくつか。
羽田空港へ向かう時、タクシーの運転手が“萩原健一”さんだったというエピソードにはびっくり。
M05. Revellion [Tony Joe White]
⇒ツアーの事を直接唄っているわけではないけど、ツアーのイメージを感じる曲。歌詞カードを朗読してからプレイ。
⇒俺は「ツアーをやらせろ」と言っているのに、行くと「帰りたい」と文句を言う(笑)。
古井戸時代のツアーでは、みんなで麻雀をやるのがイヤで一人だけ車で帰っていたとか、
RC時代はホテルの部屋に集まってその日の音源を聴いていたとか、ツアーにまつわるエピソードの数々。
M06. Save My Love [Bruce Springsteen]
⇒Bruce Springsteenが書いたツアーソング。歌詞カードをリーディングしてからプレイ。
M07. Rock And Roll Records [J.J. Cale]
⇒CHABOが一番好きだというアルバム「Okie」より、歌詞カードをリーディングしてからプレイ。
⇒CHABOは著ているシャツでCDをゴシゴシ磨く。今夜はいつもに増して念入りに磨いていた。
M08. SONG for J. J. Cale [麗蘭]
⇒J.J. Caleつながりで、ツアーからちょっとハズれるけど・・・という注釈付きでプレイ。
⇒ここで開始から1時間が経過。店長からクッキーと紅茶が差し入れられる。
M09. Suzanne [Nina Simone]
⇒「今回のツアーは車で廻っている。夜中にコンビニへ寄って、この間はおでん食べたぞ」とCHABO。
ステージへ上がるときのSEは、Nina Simoneの曲を使っているのだそうだ。
M10. Summer Tour [RCサクセション]
⇒「ツアーといえばこんな曲もあったなぁ~」と言いながらプレイ。この曲は“The Who”のイメージで書いたとのこと。
春日博文や清志郎が好きでよく聴いていたけど、俺はそれほど好きでは無かったと本音を漏らす。
それにしてもCHABOを目の前にしてこの曲を大音量で聴くのは、なんとも不思議な気持ちがした。
M11. Hold On, I'm Comin' [Sam & Dave]
⇒「THE STAX/VOLT REVUE」のライブ盤から。曲が終わったあと、丁寧に解説を読みあげるCHABO。
M12. Call It Stormy Monday [T-Bone Walker]
⇒「AMERICAN FOLK BLUES FESTIVAL」というブルースマンが大勢収録されているDVDを観て欲しいと力説。
俺のツアーは基本的に同じ曲と構成でやっているけど、ツアーを通じて育っていくのが楽しいとCHABO。
M13. Desperados Waiting For A Train [Guy Clarke]
⇒日本語の歌詞カードが無いからいろいろと想像して・・・と、歌詞の日本語訳を朗読してからプレイ。
M14. The Load-Out/Stay [Jackson Browne]
⇒今回のテーマに一番ふさわしい曲。曲をかけながら歌詞を読みあげるCHABO。
ライブが終わって片付けをする人達を唄った歌詞が胸に沁みる。
⇒ここでCHABOは、ようやくアコースティックギターを手に取ってチューニングを始める。
M15. ジェット機ビジネス
⇒「仲井戸麗市 全詞集」を探したら見つけた。“古井戸”時代のナンバー、あまり演奏したことが無い曲。
CHABOはそう言っていたけど、ラスト・アルバムの「LAST STAGE」にちょっとだけ収録されている。
スライドギターをガシガシと弾きながら唄う様子は、とってもカッコ良くて感激。
M16. Crackin' Up [The Rolling Stones]
⇒時間が無くなってしまったので、曲をかけながら今後の予定をインフォメーション。
「今回のツアーで初めて、ライブ終了後にサイン会をやってみた。サングラスをかけてフードをかぶって・・・。
おおくぼさんは褒めてくれたけど、社長からは「無理しなくていいよ」と言われた。
だけど今後もやるぜ! マイ・ビジネス!!」と力強く宣言するCHABO。
EndingSE. CHABO BANDのテーマ [CHABO BAND]
⇒そんな話から最後にかかったのはこの曲。CHABOの明確な意思が感じられて良かった。
こうして今夜のDJナイトは、21時55分ごろ終了。
MANDALAへの行き帰り、このところ表参道駅を利用している。
なんとなくキラキラした雰囲気の青山通りをブラブラ歩くのが楽しいから。
だけど今日は台風で倒れた街路樹を目にして、ちょっと悲しい気分になった。
表参道駅から代々木公園駅まで戻って、「天下一」でささやかな打ち上げ。
ピータンと餃子を食べながら、ビールと酎ハイで喉を潤す。
シメは天下一ラーメン。冷房がガンガンに効いているので普通に食べられて良かった。
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