加奈崎芳太郎「50周年記念コンサート」共済ホール
今週末は札幌へ。
9時過ぎには家を出て、品川駅から京急に乗り換えて羽田空港に到着。
飛行機は11時出発の予定だったけど、先発の飛行機がバードアタックを受けたため25分の遅れ。
座ったまま待機というのはキツかった・・・それでもなんとか13時前には新千歳空港に到着。
そのまま快速エアポートに乗って札幌駅へ。お腹が空いたので、駅ビルの「くるくる寿司」へ。
ココは以前にも来たことがある店。安いけれど、さすがにネタが新鮮で美味しい。
調子に乗って食べ過ぎたので、腹ごなしを兼ねて札幌の街を散策。
街はすっかり晩秋の装い・・・北海道庁旧本庁舎の紅葉がとても綺麗だった。
雨が降り始めてしまったので、今夜泊まる「R&Bホテル」へ16時前にチェックイン。
入口がちょっと怪しい雰囲気だけど、室内は至って普通、スタンダードなホテル。
16時半ごろ再び出かける。
今夜は共済ホールへ、加奈崎芳太郎「50周年記念コンサート」を観に行く。
カナヤンの歴史を振り返るようなコンサートだけど、お目当てはもちろん“古井戸”。
2015年の奇蹟の再会から4年・・・どのような「再」再会になるのか本当に楽しみ。
会場の共済ホールはホテルから歩いて5分の距離。札幌駅からも近くて立地条件は満点。
ビルの6階。ちょっと古い感じの建物だけど、雰囲気はとってもイイ感じ。好きなタイプの会場。
今日の席は、え列26番。ステージ上手の四列目。客席の傾斜はあまりないけど、意外と観やすい。
予定通り17時ちょうどに開演。
“The Band”の「I Shall Be Released」が流れる中、カナヤンがステージに登場。
まずはギター弾き語りで二曲を披露したあと、“今池アクシデンツ”のメンバーをステージに呼び込む。
ドラム、ベース、ギター、ペダルスチールギター、ヴォーカル&ギターという編成のバンド。
フレットレス・ベースとペダルスチールギターが織り成す独特のサウンドが心地良い。
自ら「バンドが好き」と言うだけあって、カナヤンの唄はバンドの音にピッタリとマッチしている。
だけどバンドの音に決して埋もれる事はなく、圧倒的な存在感を見せるヴォーカルはさすがだ。
1時間弱の演奏が終わって緞帳が下がり、15分間のインターバルに入る。
そして18時15分過ぎ、緞帳が上がると同時に“古井戸”の「750円のブルース」が始まる。
ステージ上手にカナヤン、下手にCHABO。二人ともスタンディングで、ギターをガシガシかき鳴らしている。
「静と動」というイメージだった“古井戸”だけど、2019年型の“古井戸”は「動と動」という感じ。
続く「ひなまつり」も圧倒的な迫力。カナヤンのストロークに、CHABOが様々なフレーズを織り込んでいく。
CHABOは白地に黒い水玉のシャツにメガネ、カナヤンは黒いレザージャケットというコントラストもバッチリ。
BluesyなフレーズをCHABOがひとしきり弾いたあと、Bluesナンバーの「セントルイス ブルース」。
ステージ後方の壁に夜景が映し出されるという、ホール・コンサートならではの演出。
MCは主にカナヤン。「札幌でライブをやったとき、飛行機が飛ばずにCHABOが出演出来なかった」という話など。
ここでCHABOは赤いマンドリンを手に取って「ちどり足」。これぞ“古井戸”という感じで涙がにじむ。
今夜のCHABOはこの曲でマンドリンを弾いた以外、すべてヤイリのアコースティック・ギターでプレイ。
そして「70歳と69歳のジジイが新曲を演るのもイイじゃないか」ということで、新曲の「遠いシャララ」。
この曲はCHABOのソロで披露されたことがあるナンバー。今回、“古井戸”用にリアレンジしたという感じ。
CHABOは「想い出に生きたい」と言って、客席からリクエストのあった「インスタント・ラーメン」を口ずさむ。
続いて“古井戸”がテレビ・ドラマに出演したときの話から、そのテーマ曲だったという「四季の詩」を唄う。
カナヤンとCHABOとで交互に唄うところ、「物思いにふけってしまった」とCHABOが飛ばしてしまってやり直し。
サビの「ひと春ごとに~♪」というコーラス、CHABOがかなり高い音を出していることに改めてビックリ。
解散アルバムに新曲として入れたという「いつか笑える日」を最後に演奏して、“古井戸”のパートは終了。
続いて、カナヤンとピアノ:豊口 健とのデュオ。
ジャズピアニストなのに“古井戸”のカバーを演っていたという豊口さん。“古井戸”にとても詳しくて、
カナヤンが「歌詞カードが無いと唄えない」と言うと、その場で歌詞を書き出してくれたらしい。
豊口さんが弾くグランドピアノの優しい音色に合わせて、穏やかに唄うカナヤン。
ギターを置いて唄に集中するカナヤン、やっぱりカナヤンの唄声は胸に染みる。
カナヤンはデビューしてからの音楽人生を振り返りながら、「さらば東京」を唄って本編は終了。
アンコール、ひとりステージに登場したカナヤンがCHABOを呼び込む。
CHABOは黒地に白い水玉のシャツ、メガネをはずした素顔で登場。
「むかし来たとき加奈崎さんの実家に呼んでもらい、とても良くしてもらった」とCHABO。
カナヤンは自慢気に「CHABOが作ってくれた曲を演っちゃうよ~」と言って「ポスターカラー」。
そして「何とかなれ」を演奏して、“古井戸”の演奏は終了。CHABOはステージをあとにする。
カナヤンはひとしきり感謝の言葉を述べたあと「さよなら」を弾き語り、19時35分ごろ全て終了。
終演後、友達と一緒に打ち上げ。
ステーキ屋「BEGGAR'S HARLEM」で、鹿肉のタタキとスペアリブを食べる。
22時半ごろおひらきにしてすすきのまでブラブラと歩き、「みよしの」で餃子とカレーライスを食べてシメ。
すっかりお腹イッパイになって、0時過ぎにホテルに戻る。
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