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2019年10月29日 (火)

泉谷しげる×仲井戸麗市「Feel The Fire in NAGOYA」名古屋 CLUB QUATTRO

今日は名古屋 CLUB QUATTROへ、泉谷しげる×仲井戸麗市「Feel The Fire in NAGOYA」を観に行く。
昨年7月に行われたCHABOと泉谷のジョイント・ライブ、名古屋 CLUB QUATTROの30周年を記念して、
今回は大阪・名古屋で二夜連続の開催。二人の顔合わせは、なかなか無いだけに楽しみ。
というわけで仕事を14時に切り上げて、14時50分東京駅発の新幹線に乗り込む。
16時半に名古屋駅に到着して、今夜泊まる「ミユキステーションホテル」へチェックイン。
ココはこのあいだ泊まったばかりのホテル、ちょっとしたデジャヴのような感覚。
しばらくホテルで休憩したあと、地下鉄桜通線~名城線を乗り継いで矢場町駅へ。
会場がある名古屋PARCOは駅からすぐの場所。しばらくあたりを散策して時間調整。
開場時間の18時30分にあわせて8階の会場へ。階段に並んで開場を待つ。
予定通り開場して、整理番号91番で入場。今夜は意外なことに椅子席。ステージ下手の四列目に座る。
ギッシリと椅子で埋め尽くされたフロア、開演時間までにはお客さんでビッシリと埋まる。

開演予定時間の19時30分を少し過ぎたころ開演。
SE「夏の日の恋」が流れる中、ステージ上手に泉谷、下手にCHABOがスタンバイ。
CHABOは白地に黒い水玉が入ったシャツを著ている。水玉の大きさがいつもより小さい。
ひとしきりCHABOがギターをつま弾き、「1/2ブルース」から二人の演奏が始まる。
「里帰り」に続いて、泉谷が当時から大好きだったという“古井戸”のナンバー「落葉の上を」。
CHABOのヤイリのギターには、2フレットにカポタスト。マチャミさんのサポートで手際よく持ち替える。
泉谷は「何で俺ばかり唄わせるんだ?」と言うと、CHABOは「泉谷にギターを弾かせないように」と返す。
CHABOは「俺はワールド・ミュージックで育ったから」と言い、「キューバの唄」が始まる。
泉谷のドラム・ギターに合わせて、唄い出しのところではCHABOと泉谷が掛け合いでヴォーカル。
手を下から上へ振り上げ、お客さんを煽るCHABO。泉谷がそれを真似するけれど、どうにもサマにならない。
続いて「どうしても聴きたい」というCHABOのリクエストで、加藤和彦と作ったという「今を生きる」。
ギターを置いて唄う泉谷に、CHABOがコーラスをかぶせる。この二人にしか出来ないアンサンブル。
「いつもはライブ後にサイン会をやるんだけど、そのぶん曲をたくさん演りたい」と泉谷は言い、
「春のからっ風」から「行きずりのブルース」を唄う。泉谷の唄がグッと胸に染みる。

ここで二人の演奏はひとまず終わり、ソロ・コーナーの演奏順をジャンケンで決めることに。
「三回勝ったほうが先に演奏する」ということで、まずはCHABOが二連勝。
このままCHABOの圧勝かと思いきや、泉谷が三連勝して先に演奏することになった。
ギターをひたすらかき鳴らして「紅の翼」を唄い、「白雪姫の毒リンゴ」を朗々と唄いあげる。
続いて「黒いカバン」。手拍子をするお客さんに、「俺のリズムについてこられるハズは無い。
この曲は傍観しろ」と言う泉谷。いつもよりちょっと短いような気がしたのは気のせいかな?
続く「スキル」は、5月に発売されたニューアルバムのタイトルチューン。初めて聴いたけどカッコいい。
そして「夕暮れの街」「明日も今日の夢のつづきを」を演奏して、泉谷のパートは終了。

泉谷と入れ替わる形でCHABOがステージに。演奏は「BLUES IS ALRIGHT」でスタート。
CHABOは「青い森」で泉谷と初めて出会った頃の事を話し、「なんかチャーミングだった」とポツリ。
そのころRCが演っていた「お墓」を唄ってから、Funkyなナンバー「ヒッピー・ヒッピー・シェイク」。
低音を中心に組み立てられたリフ、CHABOにしては珍しくBOSSのオクタ-バーがかけられている。
CHABOは「札幌で加奈崎さんと“古井戸”をやってきた」と言い、「そのあとに泉谷と演るとは」と。
「ブルース~ハウ・ハウ」「やせっぽちのブルース」を演奏した後、CHABOパートの最後は「ガルシアの風」。
今夜はポエトリー・リーディング・バージョン。盟友・片山広明に呼びかけるようにリーディングするCHABO。

CHABOが泉谷をステージに呼び込み、再び二人での演奏が始まる。
泉谷が「座ってばかりいないで前へ来い!」と言うので、私もステージ下手の二列目にかぶりつく。
「アイ・アイ・アイ」から始まって、「打破」「ま、いずれにせよ」とCHABOヴォーカルの曲が続く。
そして泉谷がヴォーカルをとり、「眠れない夜」「火の鳥」「国旗はためく下に」とゴキゲンなナンバーが続く。
歪ませたアコースティック・ギターでギンギンにソロを弾きまくるCHABO。こんな演奏を聴くのは初めて。
泉谷はドラム・ギターでリズムを刻みながら吠える。これはどこからどう見ても“LOSER”でしかない。
今夜のCHABOはヤイリとチェットアトキンスを使っていたけど、ここでオモチャのエレキギターを取り出す。
始まったのはもちろん「雨あがりの夜空に」。泉谷とCHABOとで、交互にヴォーカルをまわす。
本編最後は「春夏秋冬」。「自分だけの今日に向かってそっと唄え」という泉谷の言葉にグッときた。

アンコール、「CHABOは着替えに時間がかかるから」と言いながら、まずは泉谷がステージに。
そして黒地に白い水玉の入ったシャツに着替えたCHABOが登場。メガネははずしている。
「いい事ばかりはありゃしない」をBluesyにセッションしたあと、泉谷のキラーチューン「野性のバラッド」。
「お前らにアンコールの恐ろしさを見せてやる」と言って、ジャンプからの連続ジャンプでお客さんを煽る。
そして「スマホを片手にジャンプしろ!」という泉谷の指令で、この時だけ写真撮影がOKとなる。
最後にCHABOが大好きでリクエストしたという「陽が沈むころに」を泉谷がしんみりと唄う。
SE「エデンの東」が流れ、ステージ前に出てきてお客さんとハイタッチをするCHABOと泉谷。
二人のとっても素敵な笑顔が印象的だった。こうして演奏は22時45分ごろ終了。

終演後、地下鉄名城線~東山線を乗り継いで名駅へと戻る。
そして「やぶ屋」という店で、ちょっとだけ打ち上げ。
とんちゃん焼を七輪で焼ながら、ビールと黒ホッピーを呑む。
シメは台湾まぜきしめん。すっかり満足して、2時ごろホテルに戻る。

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