仲井戸麗市「SOLO ACTION 今日の心のカタチ in やまなみ工房」滋賀 やまなみ工房ライブハウスBanBooBon
今日は滋賀 やまなみ工房ライブハウスBanBooBonへ、仲井戸"CHABO"麗市のライブを観に行く。
2019年ツアー「CHABO Route69 ⇒ SOLO ACTION」が佳境に入ってきたCHABOではあるけれど、
今日は特別編ともいえる「SOLO ACTION 今日の心のカタチ in やまなみ工房」と題されたライブ。
セットリストは違うのか? 会場の雰囲気はどうなのか? とても気になりチケットをゲットした。
会場がある甲南駅はかなり遠くて、電車を何回も乗り継いで行く必要がある。
まずは11時東京駅発の新幹線のぞみに乗り込み、名古屋駅でこだまに乗り換え米原駅へ。
そこから琵琶湖線で草津駅を経由して、草津線でようやく甲南駅に到着。所要時間3時間25分の旅。
初めて降りる駅ばかりで乗り換えがうまくいくのか心配だったけど、無事に到着出来たのでなにより。
会場へはシャトルバスが出るらしいけど、時間はたっぷりあるのでブラブラと散策することにした。
綺麗な紅葉を眺めながら、通りすがりの浄福寺へ立ち寄る。境内から見る街の景色が素敵。
それから15分ほど歩いて会場へ。思っていた以上に立派な建物に驚く。
スタッフさんの明るい笑顔に迎えられて受付を済ませる。整理番号は5番、メチャメチャ気分が上がる。
予定通り16時に開場。フロアには150の椅子が並べられ、その間を縫うようにして最前列に座る。
やや下手寄りだけどステージ真正面。ステージがかなり高いので、下から見上げるようなスタイル。
開演予定時間の17時をちょっと過ぎたころ開演。
Nina Simoneの唄声が流れる中、白地に黒い水玉模様のシャツを着たCHABOがフロア後方から登場。
Yairiのアコースティック・ギターをしばらくつま弾いたあと、「Final Curve」から演奏はスタート。
そのまま「Blues Is Alright」と続き、お客さんとコール&レスポンス。後から声が押し寄せてくるような感じ。
手拍子もちょっと走り気味ぐらいの勢いで、最初から異常な盛りあがりを見せるお客さん。
続く「オーイっ!」では「ご一緒に~」というCHABOの言葉に呼応して、お客さん全員で大盛りあがりの大合唱。
いつもRockin'なフレーズが挿入されるのだけど、今日は「Satisfaction」や「Sunshine Of Your Love」が飛び出す。
「今日は気が向いたらカバーも演ってやる。もっと気が向いたら手品もやってやる!」とCHABOは挨拶。
“麗蘭”のナンバーから「I'm a BAND MAN」を唄ったあと「ヒッピー・ヒッピー・シェイク」。
ギターのストロークがこれまでとちょっと変わっていたので、最初は何の曲が始まったのかわからなかった。
ギターソロにオクタ-バーを効かせるところは変わらないけど、フレーズがより多彩になっているような気がする。
「ココはリクオが紹介してくれました。パンフレットや映像を見て、この場所のことを知りました」とCHABOは言い、
Patti Pageのカバーで「Tennessee Waltz」。エンディングで本人の唄が流れてくる演出。
実家の印刷屋の職人さんからこの曲を初めて聴かせてもらったという話から、「Diana」をワンコーラス披露。
「相当機嫌がいいので、日本のカバーをやっちゃおう。AKBの・・・知ってるフリしたいんだ」と笑いを誘うCHABO。
「ここ数年、俺たちの敬愛する人が旅立っている」とCHABOは言い、ショーケンに捧げる「エメラルドの伝説」。
そして再びお客さんと一緒に「ティーンエイジャー」。エンディングではギターのフレーズに合わせてハミング。
続いて「じゃあRCやろうかな」とCHABOは言い、RCの中でもマニアックなナンバーだという「お墓」。
「青い森」で清志郎と出会った頃の話をしていると、蝉の声がフェードインしてくる。
スタンダードナンバーの「Summertime」を少しだけつま弾いたあと、RCのナンバーから「忙しすぎたから」。
そして清志郎との最後の共作「毎日がブランニューデイ」。曲が完成した時の事を嬉しそうに話すCHABO。
続いてTom Waitsのカバーで「Ol '55」。こちらもエンディングで本人の演奏に切り替わる演出。
CHABOはギターをかき鳴らしつつ「やせっぽちのブルース」を唄い、そのまま「打破」へとなだれ込む。
それからリズムボックスをバックに、Bruce Springsteenの「Hungry Heart」をカバー。
「土曜日の夜、いろんなところから来てくれていると思うけど、久しぶりに来られて良かったぜ」とCHABOは言い、
CHABOが新婚時代に暮らしていた家のリビングルームで出来たという「いつか笑える日」で本編は終了。
アンコール、白いツアーTシャツに黒い水玉のシャツを羽織ったCHABOが再びステージに登場。
「バンドではダサくて出来なかったから」ということで宣伝コーナー。ニューアルバム「Dessin 2019」の紹介。
CHABOは「Gatemouth Brownがやっていたけど、俺にはとても出来ないと思っていた」と言いながら、
「公平が先にやっていたこともあり、今回は終演後にサイン会をやる!」と力強く宣言。
CHABOはお客さんとして観に来ていた“誰がカバやねんロックンロールショー”のBass:メグさんを紹介。
そしてお客さんと一緒に「You Gotta Move」を唄う。スローテンポで始まり、途中からテンポアップするのがイイ。
続いて「いい事ばかりはありゃしない」。間奏で片山さんのテナーサックスを口真似するCHABO。
CHABOはオモチャのエレキギターを手に取り、お客さんの「OKチャボ!」の声と共に「雨あがりの夜空に」。
三番ではマチャミさんがマイクを横取りして唄い、CHABOは「俺がうたうんじゃないの?」とジェスチャー。
やまなみ工房のスタッフを紹介しているうちにいろいろな想いが溢れてきたのだろうか?
CHABOは自分の母親のエピソードを交えながら、言葉を選びつつ想いを伝える。
最後は「ガルシアの風」。ギターはほとんど弾かずに歌詞をリーディング。今夜は一段と沁みる。
エンディングSE「What A Wonderful World」が流れて、お客さんはスタンディング・オベーション。
CHABOが両手の拳を突き出してきたので、ガッチリとグータッチ。とっても嬉しい瞬間。
セットリストはツアーと同じだったけど、特別なシチュエーションでのライブは全く違う感触。
座っていた位置もあるのだろうが、CHABOの感情がダイレクトに伝わってきて心が大きく揺さぶられた。
今夜のCHABOは全編メガネをかけていなかった。本編は単にメガネを忘れたみたいだけれど、
アンコールはメガネを一度かけてからはずしていた。何か特別な意味があったのかな?と思う。
こうして19時49分、演奏はすべて終了。
Facebookでは19時終演予定、そうは言っても若干伸びて19時半・・・と思っていたのに、
ふと時計を見るとシャトルバスの発車予定時刻19時45分も過ぎていたのにはビックリ。
大急ぎでシャトルバスに乗り込む。窓に今夜のライブのフライヤーが貼られていてるバス。
なんとか無事に20時11分発の電車に乗り込む。1時間足らずのローカル線の旅。
乗り換えもスムーズにいって京都駅に到着。食料を買おうと思ったけど、大行列のため断念。
そして21時18分発の新幹線に乗車。車内販売で弁当とビールを買って、のんびりと東京へ戻る。
家に着いたのは24時20分過ぎ。往復9時間弱の大冒険の幕は閉じた。
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