仲井戸麗市「仲井戸”CHABO"麗市 2019 TOUR CHABO Route69 ⇒ SOLO ACTION」奈良 ビバリーヒルズ
今夜はビバリーヒルズへ、「仲井戸"CHABO"麗市 2019 TOUR CHABO Route69 ⇒ SOLO ACTION」を観に行く。
今回のツアーもいよいよ終盤、今日から関西3days。だんだんと進化していく演奏、今夜も楽しみだ。
予定通り17時に開場して、入場整理番号A-44で入場。前から5列目中央の通路際を確保。
こじんまりとしたスペースに70ほどの椅子が並べられ、身動きもとれないほど濃密な空間。
トイレがステージ上手横にあり、その待ち行列から見る客席が演者の目線から見るようで感動的。
開演予定時間の18時ピッタリに開演。
Nina Simoneの唄声が流れる中、いつものように柄物のシャツを着こなしたCHABOがステージに登場。
アコースティック・ギター“K.Yairi YFA-120C Custom”をしばらくつま弾いたあと「Final Curve」で演奏スタート。
そのまま「Blues Is Alright」と続き、お客さんとコール&レスポンス。最初から大盛りあがりのお客さん。
続く「オーイっ!」では「どうぞご一緒に」というCHABOの言葉に反応して、お客さん全員で大合唱。
「奈良久しぶりだな!! 調べてもらったら9年ぶり。ビバリーヒルズでやるのは初めてだ」とCHABO。
このライブハウスは1980年から営業しているらしい。ステージバックに「Since 1980」の文字。
1980年といえば、私がRCを好きになった頃。1980の文字をバックに唄うCHABOは格別。
“麗蘭”のナンバー「I'm a BAND MAN」を演奏したあと「ヒッピー・ヒッピー・シェイク」。
泉谷とのライブで演奏されたときと同様、BOSSのオクタ-バーを効かせてのギターソロが入る。
しまいには「ベースギター KenKen!」と叫ぶCHABO。やっぱり気にしているのかな?
CHABOは「10月に69歳になりました」と言い、Patti Pageのカバーで「Tennessee Waltz」。
エンディングで本人の唄が流れるという演出。それに聴き入るCHABOがなんとも言えずイイ。
実家の印刷屋の職人さんからこの曲を初めて聴かせてもらったという話から、「Diana」をワンコーラス披露。
途中からお客さんも一緒になって大合唱。思いがけない盛りあがりに、CHABOは驚きながらも嬉しそう。
「ここ数年、俺たちの敬愛する人が旅立っている」とCHABOは言い、ショーケンに捧げる「エメラルドの伝説」。
そしてJohn Lennonの「Oh My Love」をギターでつま弾き、再びお客さんと一緒に「ティーンエイジャー」を唄う。
続いて「RCをやっちゃおうかな~」とCHABOは言い、RCの中でもマニアックだという「お墓」。
アルバム「OK」でのレゲエなアレンジではなく、初期のRCで演奏していた頃のアレンジ。
清志郎と過ごした夏の日の出来事を話していると、蝉の声がどこからか流れてきた。
スタンダードナンバーの「Summertime」を少しだけつま弾いたあと、RCのナンバーから「忙しすぎたから」。
そして清志郎との最後の共作「毎日がブランニューデイ」。曲が完成した時の事を嬉しそうに話すCHABO。
続いてTom Waitsのカバーで「Ol '55」。こちらもエンディングで本人の演奏に切り替わる演出。
CHABOはギターをかき鳴らしつつ「やせっぽちのブルース」を唄い、そのまま「打破」へとなだれ込む。
ステージが赤い照明で彩られ、「いい加減~打破!打破!打破!」と唄う姿にテンションがあがる。
それからリズムボックスをバックに、Bruce Springsteenの「Hungry Heart」を演奏。
当初は「なんでこの曲を?」と思っていたけど、その歌詞に込められた想いはオリジナルに匹敵する。
CHABOが先日の北海道で加奈崎さんと“古井戸”をやったという話をしていると、
お客さんから「『さなえちゃん』を演ってください」という神をも恐れぬリクエスト。
それに応えてマイナー調で「さなえちゃん」を披露するCHABO。時代は変わる。
CHABOは「すげぇ~な奈良。来て良かった!」と言い、「いつか笑える日」で本編は終了。
アンコール、白いツアーTシャツに黒い水玉のシャツを羽織ったCHABOが再びステージに登場。
「バンドでは出来なかったから」ということで宣伝コーナー。ニューアルバム「Dessin 2019」の紹介。
「これはファンクラブ用に作ったけど、一般庶民の方にも売ろうということになって」という説明が可笑しい。
CHABOは「ブルースをちょっと演ろうか」と言って「You Gotta Move」。お客さんも一緒になって唄う。
ここでCHABOにビバリーヒルズを紹介したというスティーヴ エトウがステージに登場。
「いい事ばかりはありゃしない」の途中から、フロアタムを素手で叩いてセッション。
そしてオモチャのエレキギターを手に取り、お客さんの「OKチャボ!」の声と共に「雨あがりの夜空に」。
グイグイと突っ込んでくるスティーヴのリズムに煽られ、ものすごくハイスピードな演奏。
スティーヴはここで退場し、アンコールの拍手が沸き起こるフロアに「大晦日みたいじゃないか!」とCHABO。
そしてスタッフをひとりひとり紹介したあと、最後の曲は「ガルシアの風」。
ギターはほとんど弾かずに歌詞をリーディング。ずっとメガネをかけていたCHABOが、この時だけ素顔になった。
最後にSE「What A Wonderful World」が流れて、お客さんはスタンディング・オベーション。
独特ながらもノリのいいお客さん。それに煽られて、「今夜はよく眠れそう」とCHABO。
こうして20時30分過ぎ、演奏はすべて終了。
終演後はサイン会。そのために再び「Dessin 2019」を購入。
CHABOは今回から、黒いフードの下に毛糸の帽子をかぶっている。
毎年の事だけど、CHABOの毛糸の帽子で冬の訪れを感じる。
「いつも来てくれて大丈夫なの?」と言うCHABOに、「このために仕事してますから」と私。
すると「それはどうなんだろう~?」とエミ社長に突っ込まれてしまった。
奈良はお店が早く閉まってしまうので、近鉄に乗って大阪へと移動。
今夜泊まるホテル「ル・ボテジュール ナンバ」へチェックインしてから、「えびす屋」で呑む。
土曜日だけど22時を過ぎると店はさすがに空いていて、カウンターに座ってじっくりと呑み喰い。
串カツとどて焼きをつまみに、ビール~酎ハイ~日本酒のフルコースを満喫。
シメはひなびたかすうどん屋と思ってたのに、いつの間にか閉店してしまったようで残念。
代わりに大阪ブラックを食べて、1時ごろホテルへ戻る。
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