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2019年11月20日 (水)

仲井戸麗市「CHABOのKing Biscuit Time #19」南青山 MANDALA

今日は南青山 MANDALAへ、仲井戸麗市「CHABOのKing Biscuit Time #19」を観に行く。
毎月開催中のCHABOのDJナイト、去年の5月から始まって今夜はその第19弾。
19時15分ごろ会場入り。座席番号は18番。ステージ下手のテーブル席、前から三番目。
スタッフさんが映像を操作する席が近く、DJナイトではお気に入りの席。
いつものようにステージ中央には、CDラジカセが置かれたテーブル。
そしてステージ下手のスクリーンに、プレイ中のアルバムのジャケットが投影される。

開演予定時間の19時30分をちょっと過ぎたころ開演。
CHABOは黒とグレーの太いボーダーのカーディガン、その下に襟付きのベスト、黒のロンT。
ベストはなんとなく見覚えがある。昔のCHABOはベストを著ているイメージだったよな。
CHABOはステージ中央の椅子に腰かけ、椅子の上に積まれたCDを手に取りながらかけていく。

というわけで、以下はDJナイト恒例のメモをたよりに書き起こし。
OpeningSE. Hey Mr. DJ [Van Morrison]
 ⇒オープニングはもちろんこの曲。「早いもので19回目。それにしても寒いねぇ~」と挨拶。
  「とにかくカレーの旨そうな匂いがして・・・」と、やたらとカレーにこだわるCHABO。
  この一ヶ月にあった出来事や行ったライブをひとしきり振り返る。
M01. Happy Good Morning Blues [Bruce Cockburn]
 ⇒先月のテーマ「風が吹けば桶屋が儲かる」が大評判だったので、今月も引き継いでやってみる。
  略して「カゼオケ」。まずはこの季節によく聴くカナダ系のアーティストBruce Cockburn。
M02. San Francisco Bay Blues [The Brothers Four]
 ⇒カナダ系のアーティストに“Ian & Sylvia”というコンビがいて、「風は激しく」という曲を唄っていた。
  その曲を“The Brothers Four”がカバーしていたことにちなんでこの曲を。
 ⇒CHABOはスタッフさんが曲をかけると思い込み、手を上に挙げてしばらくポーズ。
  スタッフさんに向かって、「ここに来てかけてよ~。若いときから楽しちゃダメ」と八つ当たり。
M03. Dusty [Jake And The Rest Of The Jewels]
 ⇒フォークと言えば“PPM”が人気だったけれど、こちらはグリニッジ・ヴィレッジで活動していた人。
  天気がいい日によくかけている曲。雨の日や夜には絶対かけないとCHABO。
 ⇒CHABOのお兄さんは、CHABOへレコードを絶対に貸してくれないそうだ。
  だからお兄さんが居ないときにこっそり聴くのだけれど、汚してしまうので必ずバレてしまうらしい。
M04. Grow Old With Me [Ringo Starr]
 ⇒天気がいい日にかけたい曲と言えば、“The Lovin' Spoonful”を連想する。
  中心メンバーのZal Yanovskyは、鼻の感じがRingo Starrに似ていると有名だった。
  これはJohn Lennonが書いた曲。その関係性を思うと胸に染みた。歌詞をリーディングしてからプレイ。
M05. This Diamond Ring [Gary Lewis And The Playboys]
 ⇒Ringoと言えば指輪というのが定説。指輪つながりのこの曲、おおくぼさんが知っていたらしい。
M06. I'm a Fool [Dino, Desi & Billy]
 ⇒Gary Lewisのお父さんは俳優Jerry Lewis。同じく俳優のDean Martinの息子がいるバンド。
  CHABO曰く「僕は馬鹿」。最初のバンド“カーニバルズ”でコピーしたというだけあってカッコいい。
M07. スケッチN.Y.'98 [仲井戸麗市]
 ⇒バンドを始めたCHABOは、1965年頃から新宿をうろついていた。何故かニューヨークに似ていると思った。
  CHABOが1998年にニューヨークへ初めて行った、そのときの印象を書いた曲をプレイ。
  曲が終わったのにCDを止め忘れ、次の曲のカウントが始まり「カースケ、カウントしてんじゃない」とCHABO。
M08. My House [Lou Leed]
 ⇒ニューヨークのBOTTOM LINEでライブを観た。ニューヨークと言えばこの人。歌詞を朗読してからプレイ。
 ⇒ここで1時間10分が経過。いつもより遅いタイミングで、店長からクッキーと紅茶が差し入れられる。
M09. Summertime [Janis Joplin]
 ⇒テーマの「カゼオケ」から離れ、ミニ特集として最近あったエピソードから。
  札幌で加奈崎芳太郎とライブをやったとき、天井桟敷のスタッフだった人(通称チビ)と50年ぶりに再会。
  チビと過ごした日々を綴ったエッセイ「ララバイ・ア・コレクション(一枚のレコードから)」、
  チビがその後行ったサウジアラビアにインスパイアされた「そんなはずはない(だんだんわかった)」を朗読。
M10. The Kids Are Alright [The Who]
 ⇒14日の広島のライブに来ていた中学生、バンドではなくボクシングをやっていると聞いてビックリ。
  「そのコの心に何が引っかかったのだろう?」と気になったと話すCHABO。そのコに捧げる曲。
M11. Rock Me [Sister Rosetta Tharpe]
 ⇒再びテーマ「カゼオケ」に戻る。Lou Leedはゴスペルの影響がかなりあると思う。
  宗教的なゴスペルにはついて行けないけど、この人はブルースの匂いを感じるとCHABO。
M12. What'd I Say [Ray Charles]
 ⇒ゴスペルというとElvis Presleyを思い出す。初めて買った「Viva Las Vegas」のB面だった曲。
  Ray Charlesのオリジナル・バージョンを聴いたのは、友達の家でもあった新宿の喫茶店「コジマヤ」。
  そのときのエピソードを綴ったエッセイ「黒人音楽(だんだんわかった)」を朗読。
M13. Days Gone By [Van Morrison]
 ⇒新宿に「らんぶる」という喫茶店があり、蜷川幸雄や清水邦夫がよく通っていた。
  CHABOは清水邦夫が演出した芝居を観に行ったとき、「芝居に出てみないか?」と誘われたらしい。
  そのときは出来ないと断ったけれど、蜷川幸雄や清水邦夫は魅力的な大人として映っている。
  魅力的な大人と言えばVan Morrison。歌詞をリーディングしてからプレイ。
M14. SEASON [仲井戸麗市]
 ⇒いつのまにか黒いロンT一枚になっているCHABO。後半はずっとギターを手元に置いていた。
  新宿と言えば映画ということでこの曲を演奏。終盤のコーラスは、今日は時間が無いのでカット。
M15. Are You Alright? [Lucinda Williams]
 ⇒蜷川幸雄や清水邦夫から「大丈夫か?」と声をかけられているような気がするとCHABO。
  この曲をカバーするとき、CHABOはそんな想いを込めながら唄っているそうだ。
ESE. It's Alright [Curtis Mayfield]
 ⇒いつもは山積みにしたCDをかけ終わったら足元のハコに入れるのに、今夜は途中から逆流。
  元のCDの山へ戻すものだから、どれがどれだかわからずしっちゃかめっちゃかに。。。
  スタッフさんに片付けをお願いして、今夜のDJナイトは22時05分ごろ終了。

終演後は外苑前駅から代々木公園駅まで戻って、「天下一」でささやかな打ち上げ。
ピータンと餃子を食べながら、ビールと酎ハイ、そして紹興酒を堪能。
天下一ラーメンでシメてから、ブラブラと歩いて帰宅。

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