仲井戸麗市「仲井戸"CHABO"麗市 2019 TOUR CHABO Route69 ⇒ 仲井戸麗市×下地イサム」沖縄 桜坂劇場
17時半ごろ再び出かける。
今夜は桜坂劇場へ、「仲井戸"CHABO"麗市 2019 TOUR CHABO Route69」を観に行く。
今回のツアーもいよいよ終盤。今夜は下地イサムとのツーマンという特別編。
会場の桜坂劇場は映画館。書店や喫茶店が併設されて、とってもイイ雰囲気。
入場時のドリンクは、300円でソフトドリンク、+α円でアルコールというシステム。
せっかくなので泡盛のロックにしたら、コーラを入れる紙コップに氷を入れてなみなみと注いでくれた。
これでトータル400円とは驚き。スタッフさんに「東京はドリンク代一律600円」と言ったら驚いていた。
会場は映画館そのもの。スクリーンの前にステージがある。客席にほど良い傾斜があって見やすい。
今日の席は指定席E列7番。前から五列目、ややステージ上手寄り。言うことナシ。
予定通り18時ちょうどに開演。
ステージ下手後方のドアから通路を通って、下地イサムがステージに登場。
下地さんはジャニーズ系のアイドルのような、ちょっとバタ臭いRockerのような印象。
アコースティック・ギターをかき鳴らしながら、ミャークフツ(宮古口)の歌詞で唄い出す。
「今日は私にとって生涯忘れられない日」と言いながら、CHABOと共演する嬉しさが溢れている。
下地さんの唄はフランス語のシャンソンのように聴こえたり、ノリのいいRock'n'Rollのように聴こえたりする。
ライブ中盤でElvis Presleyの「Blue Suede Shoes」を唄ったときは、完全にPresleyが下りてきていた。
昨日CHABOを空港へ車で迎えに行き、「歴史的な車を下取りには絶対に出さない」と下地さん。
長身で荒々しくギターをかき鳴らす姿は、メチャメチャかっこ良かった。55分ほどで演奏は終了。
セットチェンジをはさんで19時になろうとする頃、ステージにCHABOが登場。
柄物のシャツを羽織り、アコースティック・ギターをつま弾く。今夜はメガネをかけていない。
一音一音確かめるようにギターを弾いたあと、「Final Curve」で演奏はスタート。
続いて「Blues Is Alright」。今夜の選曲はツアーのダイジェスト版といった感じ。
CHABOは5年ぶりの沖縄とのこと。下地さんと初めて出会った時の印象を話す。
クリスマスにちなんで即興で唄ったあと、マチャミさんが鳴らす鈴に乗せて「Merry X'mas Baby」。
この季節のライブでしか聴けないクリスマス・ナンバー、CHABOの唄声が切なくて素敵。
CHABOは今回のツアーを振り返り、旅立ってしまった敬愛するアーティストの事に触れる。
そしてショーケンのカバー「エメラルドの伝説」。乗ったタクシーの運転手の名前が萩原健一だったという話も。
12月だからということで、CHABOはJohn Lennonの「In My Life」「Girl」「Oh My Love」をギターでつま弾く。
青い森で唄っていた頃、清志郎と出会った頃の話をひとしきりしたあと、RCのナンバーから「お墓」。
そして清志郎との最後の共作「毎日がブランニューデイ」。フロアの空気が一気にあたたまる。
清志郎の「完全復活祭」のとき、ステージ上でアイコンタクトして気持ちを確かめ合った話にほっこり。
続いてTom Waitsのカバー「Ol '55」。その歌詞にいろいろなイメージが膨らむ。カバーの域を超えている。
CHABOは沖縄へ来るとき修学旅行の学生と一緒になったそうで、「飛行機でなんて生意気だよね」と。
「やせっぽちのブルース」から「いつか笑える日」を唄ったあと、本編最後は「ガルシアの風」をリーディング。
ひとつひとつの言葉を丁寧に紡いでいく感じ。CHABOの気持ちがひしひしと伝わってくる。
「下地イサムの叔父として、よろしくお願いします」と挨拶して、CHABOはステージをあとにする。
アンコール、CHABOはひとりステージに登場してまずは宣伝コーナー。
「せっかくだから一緒に演ろうかな~」とCHABOは言い、下地さんをステージに呼び込む。
「CHABO 69」Tシャツを着た下地さん、「あとでサインください」とお願いすると「根性と書いてやる」とCHABO。
MGズのようなイントロから「赤鼻のトナカイ」を演奏したあと、Bluesyなギターのからみを披露する。
下地さんが唄うときCHABOはギターに専念。黙々とギターを弾くCHABO、下地さんの唄声が気持ちイイ。
そして「いい事ばかりはありゃしない」。「最終電車で美栄橋に着いた♪」と唄うところはサスガ。
「ある方が是非やってくださいと言うので」とCHABOは言い、下地さんの「浜辺の老人」を演奏。
下地さんが唄う歌詞をCHABOが同時通訳で朗読するという試み。これがすごく良かった。
下地さんの唄をもう一曲はさみ、CHABOはおもちゃのエレキを手に取って「雨あがりの夜空に」。
CHABOと下地さんが交互にヴォーカルをとり、お客さんもスタンディングで盛りあがる。
最後は下地さんが「旅をする人」を唄い、その傍らでCHABOがスライドギターを合わせる。
「Happy Christmas」が流れる中、21時15分ごろライブはフィナーレを迎えた。
終演後はサイン会。沖縄へ初めて来た事と、これで全国制覇したことをCHABOに話す。
「へぇ~意外だね。お前なら10回ぐらい沖縄に来てるんじゃないかと思った。全国制覇おめでとう!」との
お言葉をいただく。自分の事ばかり言ってごめんなさい。だけどとっても嬉しかった。
それから友達と一緒に、夜の街に繰り出す。
ネオンサインが煌めくディープな雰囲気にたじろぎながらも、「南来実(なんくるみ)」という店を見つける。
海ぶどう、島らっきょ、ゴーヤチャンプルー、エバの唐揚げ、スクガラス豆腐、もずくの天ぷら、アグー餃子、
タコス春巻・・・沖縄らしい食べ物を、美味しいビールと焼酎を呑みながら楽しむ。
極めつけは「渡難(どなん)」というアルコール度数60度の泡盛。
友達には引かれ、店員さんには呆れられながらも、普通に美味しく飲み干す。本当に最高!
24時前には閉店のため店を出て、「なりよし」という店でシメのとんこつラーメン。
すっかり満足して、1時前にホテルへ戻る。
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