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2019年12月29日 (日)

麗蘭「TAKUTAKU Vol.27 Everything Gonna Be Alright」京都 磔磔<Day-1>

今夜は磔磔へ、麗蘭「TAKUTAKU Vol.27 Everything Gonna Be Alright」を観に行く。
年末恒例となっている“麗蘭”の磔磔、今年もまたこの瞬間がやって来た。
ぎゅうぎゅう詰めのオールスタンディングは厳しいけれど、これを観ないとやはり一年が終わらない。
16時15分に開場し、整理番号21番で入場。CHABO前の最前列をキープすることが出来た。
最前列なんて何年ぶりだろう? この幸運を導いてくれたいろいろな人に感謝する。

予定通り17時ちょうどに開演。
SE「波路はるかに」が流れる中、二階の楽屋からメンバーがステージに登場。
先頭を歩く早川さん、右膝蓋骨を骨折したばかりで松葉杖が痛々しい。
オープニングは、ライブタイトルにちなんだ新曲「Everything Gonna Be Alright」。
「大掃除しろ~お前ら!」とCHABOは言い、演奏は「マニフェスト」「Walk On」と続いていく。
「『Walk On』というタイトルなのに早川が・・・」と、取り急ぎ早川さんの病状説明。
右膝蓋骨骨折の手術から三週間、退院から一週間という説明に改めて驚く。
続いてストーンズのカバー「Fortune Teller」。CHABOは中学生のころ難しくて出来なかったらしい。
CHABOはリング柄のシャツに黒いスウェットといういつものスタイルでメガネを着用。
基本的にテレキャスのみで演奏。次々にギターを持ち替える公平と対照的でおもしろい。

公平はブルーのラメのジャケット。ソロツアーのレパートリー「Jiving Honey Bee」を披露。
トリオでプレイされていた曲を“麗蘭”の四人で演奏。聴き慣れないせいか、若干バタバタした印象。
「新曲をたくさん用意してきたぞ」とCHABOは言い、ここから立て続けに書き下ろしの新曲を演奏。
「Oh 労働」はゴスペルを意識して「労働」と「Load」が掛けられた歌詞。CHABOのスライドが炸裂。
続いてSlim Harpoに影響を受けたという「心に雨」。ミディアムテンポのソウル・ナンバー。
それからCHABOと公平の共作「誇りと喜び」。モータウンに強い影響を受けたというナンバー。
新曲はどれもイイ感じで、“麗蘭”に対するCHABOの思いが垣間見られるような気がする。
そして次の「安らぎCafe」でちょっとひと息つくような流れが、“麗蘭”らしくて良いと思った。
早川さんは基本的にレギュラーのMC-924を使っていたけど、中盤はずっとFenderのプレシジョンベース。
でも曲によってパッシブは若干埋もれてしまう感じがした。座って弾いていた影響があるかもしれない。

どっぷりと重たい「ブルース~ハウ・ハウ」に続いて、2019年版の「Yes We Can」。
曲順を間違えて紹介してしまったCHABO、「公平のリアクションを試した」と苦しい言い訳(笑)。
「Yes We Can」はいつもながらにソウルフルでファンキーなサウンド。歌詞は今年の世相を斬る内容。
私の立ち位置のせいもあるけど、早川さんのMC-924がいまいち響いてこなかったのが残念。
単に楽器やアンプの鳴りだけでなく、身体や骨の響きがサウンドに影響するのかな?と思った。
ここで公平がヴォーカルをとって「ロックとロール」。ストーンズ張りのサウンドがカッコいい。
続いて「紅 く・れ・な・い」。紅に染まったステージで、肩を並べてギターを弾くCHABOと公平。
ツイン・ギターの醍醐味を、まざまざと見せてくれたような気がするパフォーマンス。
亥年の終わりを記念して「イノシシお疲れさん~!」という意味を込めて「イノシシ」を演奏したあと、
年末年始にちなんだナンバー「ゆく歳 くる歳」。この曲もいつの間にか定番曲になったな。
そして本編最後は「Get Back」。この曲を聴くとやはり独特な感情がわき上がってくる。
CHABOはマイクをわしづかみにして、ステージ前の机にのぼってお客さんを煽る。
最高に熱くてイカした演奏。大興奮の中、メンバーはひとまずステージをあとにする。

アンコール、ツアーTシャツに着替えてメンバーが再びステージに登場。
公平は「今年はさりげないロゴで、遠くからでは“麗蘭”Tシャツとわからない」と紹介。
そして公平ヴォーカルで「Blues イン 回転木馬」。ここで重たいBluesを演奏するところがサスガ。
続いて「IKO IKO」。“麗蘭”にしては珍しいカバーだけど、今年亡くなったDr.Johnに捧げる選曲。
早川さんのベースソロがたっぷりとフィーチャーされて、聴きごたえバッチリの演奏だった。
「ミュージック」はやはり“麗蘭”のキラーチューン。この曲ばかりは思わず大きく反応してしまう。
「もうちょっと演る?今夜は今夜しか無い!」とCHABOは言い、ここでまたもや新曲「レクイエム 2019」。
レゲエ調のサウンドに乗せて、今年旅立ったミュージシャンやバンドマンへ向けた思いを唄う。
次も新曲の「R&R Hymn」。ストーンズ風味を効かせたミディアムテンポのロックンロール。
公平が12弦のストラトキャスターを手に取り、「Hello Good-Bye」のイントロを奏でると気分は完全に年末。
この一年のあれこれを浄化してくれるような気がして、年末には欠かせない瞬間。
ステージを下りようとするCHABOの耳元で、「まだ帰りの車が来ていない」と声をかける公平。
「ミステリー」でひとりひとりメンバー紹介をして、ライブはフィナーレを迎える。
SE「What A Wonderful World」が流れる中、ライブは19時35分ごろ終了。

ライブ終了後、いつものように「あんじ」で打ち上げ。
ずいぶん早く終わったので店の前で少し待って、20時20分ごろ呑み始める。
京都らしい料理とお酒を楽しみながら、今夜のライブの話や音楽の話などで盛りあがる。
いつもならエンドレスで呑み続けるところだけど、何故か今夜は23時で追い出されてしまった。
電車で帰る人もいるので、そのままおひらきにしてホテルへ戻る。

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