2月のおわり
今日は何も予定がない土曜日。
「外出は自粛を」なんて言われているので、のんびりと家で過ごす。
18時からはテレビで首相の記者会見。
何を今さらという事ばかりで、まったく実の無い時間だった。
こんなことで日本はどうなってしまうのだろうか?
今日は何も予定がない土曜日。
「外出は自粛を」なんて言われているので、のんびりと家で過ごす。
18時からはテレビで首相の記者会見。
何を今さらという事ばかりで、まったく実の無い時間だった。
こんなことで日本はどうなってしまうのだろうか?
今日は10時に出社して、21時過ぎまで仕事。
年度末ただでさえ忙しいのに、ウィルス対策でいろいろとバタバタ。
来週からは要員をふたつに分けて、フロアを8階と9階で分離するのだと。
在宅勤務とか思い切ったことが出来ないから、苦肉の策という感じ。
備蓄品からマスクを配賦すると言いながら、「重要な会議をするときに配れ」だと。
なんとも曖昧な基準。「用意はしてやったから、あとは現場で勝手にしなさい」ということか。
えっ? これってどこかで聞いたことがある。上の人間はけっきょく下に丸投げ。
すごくアタマにきたけど、これが日本なんだなと感じた。政府がどうこうなんて言えない。
自分の立場からすると更に下へ任せられるけど、さすがにそれはどうなの?と思って基準を捻り出す。
良いのか悪いのかは知らないけど、上司がOKを出してくれたからイイや。
ホントに今の日本って、自分の手を汚さないヤツらが大半なんだと感じた。勉強になった。
金曜日だからどこかへ寄ろうと思ったけど、行きつけの店は満席。
だから「日高屋」で一杯。この店はスペースに余裕があるから、なんとなく安心。
用心するには越した事ないけど、それだけじゃ息が詰まるからね。
ちょっとだけ息抜き出来た。
今日は10時出社にした。
もともと予定していたもの。電車は意外と混んでいてビックリ。
帰りは20時過ぎの電車に乗る。すごく混んでいた。これじゃあダメだな・・・。
とりあえず明日からは、10時出社~19時退社を目途にしようと思う。
一方で、ライブ・イベントの中止。
今週末の未唯mieが中止になった。14日の聖子ちゃんに続いての連絡。
充分な対策をして決行するのもあり、苦渋の決断で中止するのもあり。どちらも正しい判断だと思う。
だけどアーティスト側もオーディエンス側もスタッフ側も、みんな思うところはあるよ。
音楽を愛する人ならわかってる。。。
今日から時差出勤を開始。
政府が何もしてくれないのであれば、自分が出来ることを少しでもやらなくては。
とりあえず9時半出社にしてみたら、けっこう空いていた。世の中的にも時差出勤なのかな。
だけど問題は退勤時。19時退社にしたけど、電車はかなり混んでいた。
こればかりは仕方がない? もうちょっと工夫が必要。
外食は避けて・・・と言われるけど、現実的にはそうもいかず。
ただ、あまり混んでいない店、相席にならない店、ささっと食べて出てこられる店 を選んでる。
ネットでは、ライブやイベント中止の情報ばかり流れてくる。
音楽好きのフォロワーさん、音楽関係の方や事務所をフォローしている事もあり。
本当に9年前の3月のような閉塞感・・・あの時の気持ちが蘇る。
観たいものを観られない、やりたい事をやれないというのはツラい。
かと言って、「自粛はやめよう」なんて無責任な事は言えないし。
こんなにも閉塞感を感じるのは、逆に言うと普段けっこう自由に楽しく暮らしているという事かな。
いろいろと大変な事があって、窮屈だ不自由だと思って過ごしているけど。
なんでもないような事が幸せだったと思う~♪みたいな。
でも、ライブが中止になったからといって、音楽の無力さを感じる必要は無いと思う。
アーティストの方は、そんなに自分を責めないで。こんな時こそ、音楽に癒される。
今日は目黒 Blues Alley Japanへ、“Mari & Bux Bunny シーズン3”のライブを観に行く。
“Bux Bunny”はこのところ年に二回ライブを観る機会があるけど、今回は昨年11月以来のライブ。
シーズン3になってからは二回目になるのかな? バンドがどのように進化しているのか楽しみ。
15時半ごろ退社して、都営三田線で16時半には目黒駅へ到着。開演までにはまだまだ時間がある。
中目黒方面へブラブラと歩いて「waltz」へ立ち寄る。掘り出し物は無かったけど、やはりイイ雰囲気。
それからまたのんびりと散策しながら、本日の会場であるBlues Alley Japanへと向かう。
指定席なので17時30分開場のところ、18時30分に会場前でソウルシスターと待ち合わせ。
受付でチケットを受け取り、案内されたのはステージ下手の前から二つ目のテーブル。
ナルチョの真ん前というベスト・ポジション・・・こいつはなかなかラッキーだ。
フロアは8割ぐらいの入り。ひょっとしてウィルスの影響もあるのかな?と思った。
予定より遅れて、19時10分過ぎ開演。
Drums:古田たかし、Bass:鳴瀬喜博、Keyboards:難波弘之、Guitar:柳沢二三男、
Chorus:玲里、Chorus:開発千恵、Vocal:金子マリが、客席の間を通ってステージに登場。
まずは最新アルバムから「Tic Tac Toe」「Paint」。ナルチョはフレットレスのプレシジョンベースを使用。
ここでMCとなり、話題はやはりウィルスの事から。「コロちゃんと呼んで出て行ってもらおう」とは素敵な発想。
そしていきなりのメンバー紹介。ナルチョがあれこれ口をはさみながら、ひとりひとり丁寧に紹介していく。
金子マリをかね・こまり、柳沢二三男をフミオ・イグレシアス、難波さんを難波主任と呼ぶナルチョ。
それから再び最新アルバムから「Still Stands」「幸せの足音」。このあたりは最新型の“Bux Bunny”。
ナルチョは「第一部だけですからね、この喋りは」と言いながら、マリちゃんと爆裂トークを繰り広げる。
まるで夫婦漫才のようなナルチョとマリちゃんとのやり取り。もぅ~笑い過ぎてお腹が痛い。
そしてナルチョはベースをPhoenix/PHⅡ-4のナルチョモデル“MO”に持ち替え「Extraordinary」。
ナルチョのチョッパーに乗せて、柳沢二三男のテレキャスによるギターソロが火を噴く。
フレットレスベースの響きが心地良い「Die Zeit~時代」を演奏して、1st Stageは20時15分ごろ終了。
と思ったら、再びステージにあがるナルチョとマリちゃん。本日のカクテルのインフォメーション。
竹炭が入っているというカクテルと、上に乗ったフルーツがとても美味しかった。
インターバルをはさんで、20時40分ごろ2nd Stageがスタート。
まずはナルチョ、古田さん、難波さん、柳沢さんのみがステージにあがって「韋駄天BUNNY」。
ナルチョはフレットレスベースでソロをブリブリと弾きまくり、柳沢さんはテレキャスを激しくかき鳴らす。
そしてマリちゃん、玲里ちゃん、千恵さんが加わって「それはスポットライトではない」。
いつもながらマリちゃんの伸びやかな唄声が胸に沁みる。そこにメンバーのコーラスがそっとかぶさる。
ここで再びMC。マリちゃんの言うことがいちいち古くて、さすがのナルチョもついて行けない。
2nd Stageはこれ以降、MC無しの演奏オンリー。ナルチョいわく「怒涛の五曲」に突入していく。
ナルチョはベースをナルチョモデル“MO”に持ち替え、玲里ちゃん作詞作曲の「インスタント・パーティー」。
「KOKORO-CK」はかなり今風のナンバー。マリちゃんの唄声と玲里ちゃんのRAPが絡み合う。
続く「Forever Young」も強力なFunkチューン。曲のアタマではナルチョもヴォーカルをとっていた。
そしてお待ちかねの「Super-natural Man」。ナルチョのチョッパーがこれでもかというぐらいに炸裂。
難波さんもキーボードを弾きまくり。両手を叩きつけるようにして弾くプレイは、何度見ても興奮する。
続いて「最後の本音」。ナルチョのチョッパーがグイグイと演奏を引っ張っていく。
マリちゃんがメンバーひとりひとりを紹介しながら、それぞれのソロがたっぷりとフィーチャーされる。
しまいにナルチョは客席乱入。“Bux Bunny”のライブで客席乱入というのは珍しいかも。
目の前でチョッパーを弾きまくってくれる姿に感動しながら、大盛りあがりのうちに本編は終了。
アンコール、「懐かしい曲を二曲サービス」とナルチョ。
再びフレットレスベースを使って「夕焼けの詩」。難波さんのキーボードが加わり、幻想的な雰囲気。
そして最後の曲は「あるとき」。1コーラス目はうまく乗り切れなかったところがあったけど、
2コーラス目はかなり高いKEYのメロディーを完璧に唄い切るマリちゃん。今夜も神懸かっていた。
最後にメンバー全員がステージに並んで写真撮影タイム。こうしてライブは22時05分ごろ終了。
ナルチョが何故だか清志郎のように「イェーって言え~!」と連発していたのが印象的であった。
今夜は久しぶりにソウルシスターに会ったけど、ウィルスの事もあるので打ち上げは自粛。
「ひと段落したらみんなで会おうね」と約束して、山手線に乗って帰る。
なんとなく新宿から歩いて、「日高屋」でひとり打ち上げしてから帰宅。
今日は新宿ピカデリーへ、映画「グッドバイ 嘘から始まる人生喜劇」を観に行く。
昭和の文豪・太宰治の未完の遺作を、ケラリーノ・サンドロヴィッチが2015年に完成させて舞台化、
今年になって「KERA CROSS」として再演されたばかりの作品がこのタイミングで映画化された。
それだけで観たくなる・・・というわけで、ちょっと早い時間だけど8時45分の上映へ行くことにした。
今日は休みなのにいつもと同じ時間に起きて、いつもと同じ時間帯の電車に乗って新宿へ。
まだこの時間だと新宿の街も空いている。そんな中、新宿ピカデリーへ到着。
物語の舞台は、戦後の混乱から復興へ向かう昭和のニッポン。
闇稼業で稼いでいた文芸誌編集長の田島周二(大泉洋)は、優柔不断なくせに女にはめっぽうモテる。
気づけば何人もの愛人を抱え、ほとほと困っていた。愛する子供のためそろそろまっとうに生きようと、
愛人たちと別れる決心をしたものの、別れを切り出すのは至難の業。
田島は金にがめつく大食いの担ぎ屋・キヌ子(小池栄子)に「ニセの妻を演じてくれ」と頼み込む。
二人で愛人達(緒川たまき・橋本愛・水川あさみ)のところをめぐり、別れ話をしてまわる。
別れの場面で愛人の最後の言葉は決まって「グッドバイ」。しまいには田島も「グッドバイ」とつぶやく。
ところが田島は路上で追いはぎに襲われ、あっさりと命を落としてしまう・・・。
二年後、故人を忍んで集まった愛人たち。小説家の連行(松重豊)は田島の元妻と再婚している。
ここからは舞台版とは異なった展開。田島は襲われたショックで記憶喪失になって採石場で働く。
だけど記憶を取り戻し、最後にはキヌ子とめでたく結ばれる。(上映時間:106分)
舞台版はまさにケラさんの世界という感じだけど、映画版は大泉洋の色が濃いように感じた。
そのあたりはさすがとしか言いようがない。物語に新たな息吹を吹き込んでいるような感じ。
小池栄子も気が強いキヌ子をイメージ通りに演じていて、これはかなりハマり役。
松重さんの連行は舞台版とは違った雰囲気で、どちらかというとこっちのほうが連行っぽいかな。
緒川さんを始めとする愛人のキャラクターも、より映画っぽい感じがして良かった。
映画を観たあとは、「やんばる2」で沖縄料理をつまみながら呑む。
沖縄が恋しい気持ちがどうにも抑えきれなくて、開店時間の11時とともに入店。
海ぶどうとらふてぃを食べながら、オリオンビールにゴーヤハイ、そして泡盛・・・。
シメはやんばるそば。かなりお腹イッパイになってしまった。
12時過ぎにはおひらきにして、新宿中央公園をブラブラと散策してから帰宅。
今日はタワーレコード渋谷店へ、「PIED PIPER HOUSE presents 鮎川誠トークショー&サイン会」を観に行く。
シナロケのニューアルバム「LIVE FOR TODAY!」発売記念、こういうイベントはやはり気持ちがあがる。
イベント参加券の引き換えが14時30分、開場予定時刻が15時というので、14時40分ごろタワレコ5階の会場へ。
さっそく参加券を引き換えると、整理番号は95番。あいかわらずクジ運良くないな・・・。
開場時間は予定より遅れて、15時15分開場。イベントスペースに椅子が7席×7列並べられている。
整理番号はランダムに配番されているので、番号がかなり飛んでいてステージ下手6列目に座ることが出来た。
椅子席はあっという間に一杯になり、その後方に立見のお客さんがスタンバイするという構図。
ネットで生配信するということで、カメラがやたらと多いのが印象的。
開演予定時間の15時30分を少し過ぎたころ開演。
ステージ上手に鮎川さん、下手にPIED PIPER HOUSE:長門芳郎氏が着席。
黒いベレー帽をかぶって黒いライダースジャケットを着た鮎川さん、あいかわらずカッコいい。
トークは2月14日に発売されたアルバム「LIVE FOR TODAY!」の話から始まり、
シナロケのデビューライブとなったElvis Costello来日ツアーの話まで、たくさんのエピソードが語られる。
話のところどころに織り交ぜられる鮎川さんのRock知識に感動。細かいところをよく覚えているな。
本当にRockが好きで好きでたまらないという感じが窺えて、鮎川さんをますます好きになってしまった。
トークは30分ほどで終わって抽選会。サイン入りポスターやマグカップ、タオルが数名に当たる。
私は残念ながらかすりもせず・・・こればかりは運だから仕方がないと、自分で自分を慰める。
そしてそのままサイン会に突入。ウィルス対策のため、握手ナシというのは致し方なし。
それでもアルバムの裏ジャケットにサインを入れて頂き、最高の気分で会場をあとにする。
今日は友達と新宿で呑む。
ウィルスは用心するに越した事は無いけど、呑みに行けないのはやっぱり辛い。
というわけで、珍しくルミネのレストラン街へ。「寅福」という店を見つけて呑み始める。
カウンター席に通してもらえたのはラッキー。落ち着いて呑み喰いすることが出来た。
閉店時間のため22時過ぎにはおひらきにして、「果実園リーベル」で苺パフェを食べる。
そのままブラブラと歩いて帰宅。
今日は在宅勤務。
要領よくやりながら、いろいろと片付ける。
じっと家に居るとさすがに息が詰まるので、昼と夜は外へ出かける。
昼は「日乃屋」でカレー。「本日カレーがワンコイン」はイイけど、この店に来ると必ず何かが起こる。
今日は券売機にお金を入れた途端、ブザーが鳴って販売中止になった・・・。
夜は「こうだ」でチョイ呑みしながら、大好きなサバの塩焼き。
例のヤツの影響なのか、心なしか店が空いていたような気がする。
仕事帰りに御茶ノ水へ。
駅前の「disc union」で行われているシーナ&ロケッツのポップアップスペースを観に行く。
シーナのライダースジャケットやタンバリン、秘蔵写真のパネル展示、コラボグッズの限定販売など。
それほど大きなスペースではないけど、とっても素敵な空間・・・たまらない。
欲しいものだらけで迷ったけど、かなり買い込んでしまった。
久しぶりの御茶ノ水を楽しみつつ、神保町方面へと歩く。
そして「さぼうる2」で久々のナポリタン。あいかわらずの超大盛り。
これはパスタでなくスパゲティー。粉チーズをドカドカかけて、ビールを呑みながら食べる。
今日は休みをとった。
遠征などの予定が無いのに休みをとるのは珍しい。
どこかへ行こうかと思ったけど、なんとなく気分が乗らず午前中はウダウダ。
代々木八幡の「大野屋」へお昼ご飯を食べに行き、そのあとちょっとだけ散歩。
平日の昼間、こうしてぼんやりしていると、なんだか不思議な気分。
家に帰ってからは、ホームページ作成に精を出す。
しばらく更新が滞っていたけれど、なんとか辻褄を合わせることが出来た。
そんなぽっかりと空いた一日。。。
今日は渋谷 La.mamaへ、「有頂天 LA MAMA 2days 2020」を観に行く。
昨年から始まった「有頂天 LA MAMA 2days」、今年は1日に続いて本日が二日目。
18時の開場時間に合わせて会場へ。雨が降りそうだけど、ギリギリ持ってくれたので良かった。
予定通り開場して、整理番号A-076で入場。ステージ下手の三列目に滑り込む。
左側が花道なのでスペースに余裕があるし、エアコンが直撃するので涼しくてちょうど良い位置。
SOLDOUTでは無いらしいけど、フロアはビッシリと超満員。あまりの寿司詰め状態に驚く。
予定より遅れて、18時40分ごろ開演。
ステージ下手の花道・・・つまりは私のすぐ横を通って、メンバーがステージに登場。
黒と黄色を基調にした衣装。いかにも“有頂天”という感じのビジュアルがイカしている。
KERAさんのトロージャン・ヘアは、いつもに増して高くそびえ立っている。気合が入っている。
演奏は「TOKYO FUCK ELEPHANTS」からスタート。ピコピコと鳴るサウンドが心地良いテクノポップ。
続いて「WHY」「マリオネットタウンでそっくりショー」。個人的に一番大好きな時期のレパートリー。
「懐かしさの行方」を唄ったところでMC。「MCばかりをツイートする人が居るので気を付けないと」とチクリ。
新曲をはさんで「カイカイデー」。KERAさんのヴォーカルに、コウ、クボブリュ、ジンがコーラスをつける。
それぞれが違うフレーズを唄い、それが微妙に絡み合っていく様子は圧巻。“有頂天”は本当にプログレッシブ。
「嘘つきマーキュリー」に続いて「KARADA」。ジンのドラムがドカドカと鳴り響いて気持ちイイ。
KERAさんはひとまず退場し、コウさんがヴォーカルをとって「SHELL SHOCK」。ハードな縦ノリのナンバー。
ここでクボさんがおもむろに喋り出す。「今回のセトリに『MCクボ』と書いてあった」とボヤきつつ、
「自分がむかし担当していたバンドのライブを横浜で観て、MCを研究してきた」とも話す。
そしてメンバー紹介。いつから“有頂天”に参加しているかを、ひとりひとり解説しながら紹介。
「KERAさんが来ないからみんな呼ぼうか?」と言ったところで、「やめてやめて!」とKERAさん登場。
始まったのは「ミシシッピ」。この曲も大好きなナンバー。こういう歌詞を書けるのはKERAさんしか居ない。
後半はアルバム「カフカズ・ロック/ニーチェズ・ポップ」のナンバーが中心の選曲。
「100年」「ニーチェズ・ムーン」「コレカラノヒト」、現在の“有頂天”を感じさせる曲たち。
コウさんはお馴染みのPaul Reed Smithのギターを、曲によって6弦と12弦とを使い分けてプレイ。
クボさんは全編プレシジョンベースを使用。最近はジャズベースを使っていたので、これは珍しいかもしれない。
KERAさんは「今年はライブはあまり出来ないと思うので曲をたくさん作るよ。気長に待っていてください」と宣言。
「2090年のクーデターテープ」に続いて、「シュルシュルシュール」「HAPPY SLEEP」を演奏して本編は終了。
アンコール、KERAさんとシウさん以外はグッズのパーカーに着替えてステージに登場。
「今日初めて“有頂天”を観た人いる?」とKERAさんが訊くと、かろうじて一人が手を挙げる。
この人数だとコアなファンばかりなのかな? KERAさんは「こんど友達を連れてきてよ」と一言。
演奏は「大失敗’85」から。KERAさんが自らエフェクターを操り、声をさまざまに変化させる。
続けざまにアッパーチューンの「B.C.」を演奏して、大盛りあがりの中をひとまず終了。
二回目のアンコールに突入して「ニュース」。曲間のブレイクで「ノってるかい? ラママ~!」と叫ぶクボさん。
「ここはあまり喋るところじゃないね」と言いつつ、KERAさんは芝居や映画の話をしばし。
そして最後は「愛のまるやけ」。どこかさっぱりとした切なさを感じさせるナンバー。
「NWA世界ヘビー級王者テーマ曲:ギャラクシー・エクスプレス」が流れる中、20時40分ごろ終了。
終演後、「山家」へ呑みに行くと、なにやら店の中が騒がしい。
警官が何人か来ていて、ひとりのお客さんをなだめている。
事の成り行きはよくわからないけど、支払いのことで揉めている模様。
それでもカウンターに通してもらい、何事もなかったように呑み始める。
しばらくして無事解決したのか? そのお客さんは警官と共に店を出て行った。
何が何だかよくわからず、隣に座ったお兄さんとともに苦笑いしてしまった。
それからタワレコへ寄り、予約しておいたシナロケのニューアルバム「LIVE FOR TODAY!」を受け取る。
そして公園通りからバスに乗って帰宅。
今日は新宿文化センターへ、伊藤 蘭「コンサートツアー2020 My Bouquet & My Dear Candies!」を観に行く。
昨年6月にソロデビューしたランちゃん、大好評だったためアンコール・ツアーが開催されることになった。
東京~大阪~名古屋~広島~福岡~香川~札幌~仙台~東京と廻る全国ツアー、本日が初日。
チケットはSOLDOUTということで、期待感が高いことが窺える。もちろん私も朝からドキドキ。
会場の新宿文化センターは、新宿三丁目駅から歩いて10分ほど。古めかしい建物だけど雰囲気はイイ。
17時35分ごろ会場入り。まずはグッズ売り場に並んで、パンフレットとポストカードを購入。
今日の席は2階4列45番。2階席は残念だけど、ステージはそれほど遠くないので良かった。
ステージセットはソーホーの街並み。中央には四角形のステージが組まれ、後方には「Ran」の文字。
ほぼ予定通り、18時過ぎに開演。
ドラム、ベース、ギター、キーボード、サックス、女性コーラス×2のバンドが演奏を始める。
そしてピンクを基調にしたチェックの衣装を着たランちゃんがステージ後方から登場。
まずはアルバム「my bouquet」から「Wink Wink」「ああ私ったら!」を続けて披露。
ランちゃんは「口の中がカラカラです」と言って、お水を一口。ちょっと緊張しているのかな?
それでも唄は絶好調で、「ミモザのときめき」「恋とカフェインとスイーツと猫舌」「LALA TIME」
「Let's・微・smilin'」と、現在の等身大のランちゃんが描き出されていく。
バンドだけのインスト演奏をはさんで、純白のドレスに衣装チェンジしたランちゃんが再びステージに登場。
「walking in the cherry」に続いて、“キャンディーズ”時代のソロ曲「恋がひとつ」「アンティック・ドール」。
ランちゃん作詞の名曲の連続に客席はヒートアップ。そりゃあ懐かしくてたまらないわ。
続いて「マグノリアの白い花」を唄って、ランちゃんは再びバックステージへ。
バンドのインスト演奏が終わると、ステージ後方には「My Dear Candies!」のイルミネーションが掛かる。
演奏が「Super Candies」に変わり、白と黒のチェックのコートをまとったランちゃんが登場。
そして「危い土曜日」「その気にさせないで」「ハートのエースが出てこない」「哀愁のシンフォニー」と、
“キャンディーズ”ナンバーの連続。お客さんは座ったままだけど、ものすごく熱いコールで盛りあがる。
「懐かしい唄なんですけど、皆さんと一緒に唄っていると全然古い歌に聴こえません」とランちゃんは言い、
「親愛なるキャンディーズ・・・引き続きどんどん唄います」と力強く宣言。
そしてランちゃんがコートを脱ぎ去ると、グレーと黒のチェックのベストに黒いボトムの衣装が現れる。
「やさしい悪魔」「年下の男の子」「暑中お見舞い申し上げます」「春一番」・・・ホント、懐かしいだけじゃない。
確かにいろいろな想いが混みあがってくるけど、いま聴いてもカッコいい曲ばかりだ。
コーラスの二人もランちゃんと一緒の振り付け。だけど決して前に出てこないところに配慮が感じられる。
「当時は若さゆえの葛藤もありましたが、今は幸せな楽しい想い出しか残っていません。
たくさんの想い出にありがとうという気持ちです。スーさんとミキさんに心から感謝です」とランちゃん。
そして始まったのは「微笑がえし」。まさかこの曲を聴くことが出来るとは思わなかった。
手拍子をするのも忘れて、ひたすらステージを見つめてしまった。悲しくないのに涙があふれた。
アンコール、青いドレスに着替えたランちゃんがステージに登場。
アルバム「my bouquet」から「秘密」「女なら」を続けて唄う。これが現在のランちゃん。
「今日は本当にありがとうございました。私も本当に楽しかったです」とランちゃんは言い、
私も大好きな、もちろん皆さんも大好きな、スーちゃんが作った歌を唄います」と「Please Come Again」。
スーちゃんのイメージカラーの青いドレスを身にまとい、スーちゃんが作った歌を唄うランちゃん。
昨年6月はちょっと迷いが感じられたけど、今日のランちゃんはしっかりと“キャンディーズ”を背負っていた。
最後にひとりひとりバンドメンバーを紹介して、ランちゃんはステージ後方の花道を通って去って行った。
こうして素晴らしいライブは、19時55分に終了。
終演後は新宿三丁目あたりで呑むことにした。
「えん屋」は満席だったので、「蕎麦一」でしっぽりと呑み喰いする。
店の中のレイアウトが変わっていて、カウンター席が設けられていた。
ちょっと座りにくいかなぁ~?と思ったけど、意外と落ち着いて呑むことが出来た。
土曜日なので閉店時間が早いらしく、21時半にはおひらきにして帰宅。
今日は渋谷 duo MUSIC EXCHANGEへ、“BAY CITY ROLLERS STARRING LESLIE MCKEOWN”を観に行く。
ここのところ毎年この時期になると来日してくれるレスリー、個人的には2016年以来連続で観ている。
今回のツアーは福岡・大阪・名古屋・東京の4都市8公演。うち大阪・名古屋・東京は1日2回公演。
1stステージと2ndステージではそれぞれ違うセットリストというたいへん楽しみな構成。
ツアーは5日から始まっていたけれど、最終日東京の1stステージを観ることにした。
開場時間の15時30分に合わせて会場へ行くと、「開場時間が16時に変更となりました」との貼り紙。
ここまでハッキリと開場時間を遅らせるというのは珍しい。よっぽど押しているのだろうな。
というわけでしばらく時間調整したあと、16時ごろ無事に開場。
整理番号はB031。最前列センターのVIPシート(A~)に続いて、プレミアムシート(B~)の入場。
ステージ真正面の四列目、目の前がちょうど通路になっているゴキゲンな席をゲット。
チケットはSOLDOUTということもあり、スタンディングも含めてフロアはギッシリ超満員。
スタンディングのポジション取りがヒートアップして、開演前からただならぬ雰囲気。
予定より遅れて、16時40分ごろ開演。
バグパイプの音が鳴り響く中、ドラム、ベース、キーボード、ギターのバンド、そしてレスリーがステージに。
総立ちになって迎えるお客さん。オープニングは「Remember (Sha La La La)」。
続いて「I Only Want To Be With You」を唄ったところでMC。わかりやすいようにゆっくりと話すレスリー。
旅立ってしまったアランのことを話してから「Keep On Dancing」。軽くツイストするレスリーがカッコいい。
ここで早くもメンバー紹介。それぞれ得意なフレーズ、ベースは「地獄に道連れ」、ドラムは「ワイプアウト」、
キーボードは「ジャンプ」、ギターは「ジョニーBグッド」・・・レスリーはそれに合わせてちょっとだけ唄う。
ベースだけメンバーチェンジしたようで、バランス的には良くなったような気がする。
それからお馴染みの「Be My Baby~Give A Little Love」。最前列のお客さんを抱きしめながら唄うレスリー。
ここからは「Audience Choice」ということで、レスリーが候補曲を言ってお客さんの拍手で選曲を決める。
コアなファンが多いようで「Love Me Like I Love You」「You're A Woman」とマニアックな曲に票が集まるけど、
「You Made Me Believe In Magic」「Summer Love Sensation」といったスタンダードナンバーも人気。
それに対して「It's A Gameは何度も候補に挙がっていたのに演奏されなかったのは不憫だし、
大好きな「Don't Let The Music Die」もせっかくエントリーされたのに唄われなかったのは残念。
ファーストアルバムから「Please Stay」をチョイスしたあと、「Rock 'N' Roll Love Letter」「Dedication」。
こうして見るとなかなか美味しい選曲ではあるな・・・他の公演はどんな選曲だったのか興味深い。
レスリーはツアー疲れかちょっと声が枯れ気味だけど、パワフルで安定感があるヴォーカルを聴かせてくれる。
本編最後は「Saturday Night」。お客さんみんなで合唱して、大盛りあがりの中フィナーレ。
アンコール、「We Want Rollers!」の声に応えて再びメンバーがステージに登場。
キーボードの演奏をバックにレスリーが少し話したあと、最後はやっぱりこの曲「Bye Bye Baby」。
レスリーは最後にお客さんとたくさん握手をして、17時55分ごろ演奏は終了。
終演後は久しぶりの「多古菊」。混んでいたけど、カウンターにギリギリ滑り込む。
納豆・オクラ・卵・キムチが入ったネバネバキムチ、尾頭付きのアジフライ、熱々のおでん。
自分にしてはちょっと変わったチョイス。だけどどれもすごく美味しくて正解。
ビール、酎ハイ、日本酒の熱燗と呑み進めて、20時前にはおひらき。バスに乗って帰宅。
今日は渋谷 duo MUSIC EXCHANGEへ、「STIFF LITTLE FINGERS JAPAN TOUR 2020」を観に行く。
「INFLAMMABLE MATERIAL 40th Anniversary」と題された今回のツアー(とは言え本日東京2ステージのみ)、
40年も活動を続けているバンドに敬意を表して1stステージに参加することにした。
15時30分開場のところ、16時過ぎに会場入り。フロアはまだすいていたのでステージ上手二列目につける。
ひょっとして客入りは厳しいのかな~と思っていたら、開演時間が近づくにつれてフロアはビッシリ超満員。
ステージ後方には炎を型どったバックドロップ、アンプも同じく炎に包まれている。
予定より遅れて、16時35分ごろ開演。
SEが轟音で流れる中、Drums:Steve Grantley、Bass:Ali McMordie、Guitar:Ian McCallum、
Vocal&Guitar:Jake Burnsがステージに登場。2014年の来日時と同じメンバー。
ドラムとベースはカッコいいけど、ギターは普通のおじさん、ヴォーカルは前後にちょっと幅が広く・・・
なんて思っていたけど、演奏が始まってしまえば、みんなひたすらカッコ良くて悶絶。
「NOBODY'S HERO」「AT THE EDGE」と、アルバム「NOBODY'S HERO」のナンバーを演奏したあと、
「INFLAMMABLE MATERIAL 40th Anniversary」にふさわしく、ファーストアルバムの曲を次々に繰り出す。
いきなりの「SUSPECT DEVICE」。ステージ前のモッシュピットが異常な盛り上がりを見せる。
ドップリと巻き込まれるのはギリギリ回避して、ハードエッジな演奏を全身で受け止める。
やっぱりイイよなぁ~オリジナル・パンク。一番しっくりくるような気がするのだ。
ここからは「INFLAMMABLE MATERIAL」収録曲のオンパレード。
「STATE OF EMERGENCY」「WASTED LIFE」「BARBED WIRE LOVE」「BREAKOUT」
「LAW & ORDER」「ROUGH TRADE」・・・ハードでパンキッシュながらも、どこか懐かしい感じ。
ロックンロール? そんな要素が大きいのかもしれない。そしてそういうところが大好きなんだよな。
ツインギターではあるけれど、ギターソロを弾くのはもっぱらJake Burns。これがまたイイ感じ。
リズムをガッチリと刻むIan McCallumのギターとのコントラストも、バッチリと決まって文句ナシ。
そして始まったのは「JOHNNY WAS」。ドラムがズッシリと重いリズムを叩き出す。
ワンタムで高い位置にセットされたハイハット、セッティングを見るだけでカッコいいドラム。
Jake Burnsがギターをフィードバックさせて、この曲にストーリーを重ねていく。
本編最後は「ALTERNATIVE ULSTER」。楽しく暴れまくってフィナーレを迎える。
アンコールは「TIN SOLDIERS」から。ちょっと重い感じの演奏。
単に盛りあがっておしまい・・・といかないところが、パンクっぽいと思うのだ。
ラストは「GOTTA GETAWAY」。気がつけば、アンコールはセカンド・アルバム「NOBODY'S HEROES」の曲。
ファースト・アルバムも好きだけど、セカンド・アルバムのキャッチーな感じもまた好きだな。
17時45分、デビュー40周年を祝うライブはあっという間に終了。
ひとしきり呑んで時計を見ると17時過ぎ・・・今夜はZher the ZOO YOYOGIで、
リクオ with HOBO HOUSE BANDの「~Rock'n Roll Goes On! Tour 2020~」があるはず。
今から行けばギリギリ間に合うけど、どうしようかなぁ~?と迷った挙句、行く事を決意する。
というわけで、有楽町線と総武線を乗り継いで代々木駅に着いたのは18時ごろ。
5分ほどで会場のZher the ZOO YOYOGIに到着。演奏はまだ始まっていない。
フロアへ入るとステージ下手があいていたので、そこで観ることにする。
リクオを中心に各メンバーの動きが見渡せて、なかなかゴキゲンなポジション。
予定より遅れて、18時10分ごろスタート。
SE「マンダム~男の世界」が流れる中、Drums:小宮山純平、Bass:寺岡信芳、Guitar:高木 克、
PedalSteel:宮下広輔、Chorus:真城めぐみ、Keyboards:森 俊之がステージに登場。
そして克ちゃんがVocal&Keyboards:リクオをステージに呼び込み、まずはメンバー紹介。
演奏は「だんだんよくなる」から始まり、「永遠のダウンタウン・ボーイ」「海さくら」と続く。
軽快なタッチのポップなロックンロール。広輔のペダルスチールが心地良く響き渡る。
60歳を迎えた寺さん、首に巻いたスカーフは「誰が似合うか?」をみんなで議論した結果、
リクオが巻くとヨン様に見えるとの結論に達する。「そんな楽しい楽屋です」とリクオ。
選曲は「夜更けのミュージック」「希望のテンダネス」「グラデーション・ワールド」と、
アルバム「Gradation World」のナンバーが中心。他には「君と僕とセカイの闇」「YOU」「ソウル」など。
7月のライブではゲスト扱いだった森さんが、今回は最初からフルでキーボードを弾いている。
森さんのいかにもキーボードなフレーズと、リクオのピアノ的なフレーズがうまく噛み合ってゴキゲン。
ライブ中盤では広輔とリクオの二人で「黄昏と夜明け」、森さんとリクオの二人で「イマジン」を演奏。
リクオのソロも良いけど、デュオもイイなぁ~。特に「イマジン」は、清志郎の歌詞を独特な節まわしで。
再びバンド編成になって「満月の夕」。11月のライブでも演奏されたけど、リクオのバージョンも素敵。
「満員電車」で心を揺さぶられ、「オマージュ -ブルーハーツが聴こえる」で更に気持ちがスパーク。
涙があふれて止まらなかったのは、単に酔いが回っていたからじゃないと思う。音楽の力・・・。
広輔と真城さんの軽快なダンスに合わせてお客さんも一緒にダンシング、「恋の行方」が始まる。
続いて7月に初披露された新曲「酔いどれ賛歌」。みんなでシンガロングして、新しいリクオを感じさせる。
本編最後は「アイノウタ」。リクオのライブでいつも感じる多幸感、今夜もたっぷりと味わうことが出来た。
アンコール、「このメンバーでもっとライブをしたい」と語るリクオ・・・うん、このバンドをもっと観たい。
いつもステージに乱入してくるうじきつよし、今夜はフロア後方に。こんど二人でツアーをするんだったな。
演奏は「千の夢」から始まって「ミラクルマン」。ブレイクでぴょこんと飛び上がるリクオが大好き。
私の立ち位置からは、リクオの指使いがバッチリと見える。ものすごく素早い動きに思わず見とれる。
最後は「永遠のロックンロール」。この曲も沁みる・・・音楽って、なんてイイんだろう~って思う。
20時25分ごろ終了。すごく迷ったけど、今夜は観に来て本当によかったと思う。
今日はシアタークリエへ、「KERA CROSS 第二弾 グッドバイ」を観に行く。
ケラリーノ・サンドロヴィッチの戯曲を、才気溢れる演出家たちが新たに創り上げるシリーズ「KERA CROSS」。
今回は2015年にKERA・MAP作品として上演された恋愛狂騒劇を、生瀬勝久の演出で上演される。
定期券を使って通勤経路通りに有楽町駅へ出て、そこから歩いて会場のシアタークリエへ。
ここは何度か来たことがある劇場、大人っぽい雰囲気の造りで気分があがる。
今日の席は10列3番。ステージ下手の端だけど、ステージが近くて見やすい。
予定通り、12時30分開演。
闇商売で儲けて20人以上の愛人を抱える文芸誌「オベリスク」編集長・田島周二(藤木 直人)。
怪力で大喰いの闇市のかつぎ屋・永井キヌ子(ソニン)と結託して、愛人へ別れを告げてまわる。
別れの場面で愛人の最後の言葉は決まって「グッドバイ」。その台詞回しがどことなくポップ。
ところが田島は路上で追いはぎに襲われ、あっさりと命を落としてしまう・・・。
一年後、故人を忍んで集まった愛人たち。小説家の連行(生瀬勝久)は田島の元妻と再婚している。
そんなところに現れた記憶喪失の男・・・実は田島は生きていたのだ。
喧々諤々のやり取りのあと、みんなで唄い踊ってのハッピーエンドを迎える。
上演時間は、一幕:12時30分~14時10分、休憩:20分、二幕:14時30分~15時40分。
二階建てのステージセットがおもしろく、ステージバックのガラス越しの樹木が綺麗で幻想的。
生瀬さんはあいかわらずのド迫力で、アドリブをビシビシと決めまくっていた。
藤木くんはテレビではのほほんとしたイメージだけど、舞台ではビシッとキメてくれる。
そしてソニンちゃん。喜怒哀楽が激しい女性の役を、表情豊かに演じていたのが印象的。
転換の場面でバイオリンを弾きまくる杉田のぞみの演奏も良かったな。
好きな役者さんばかりが出ていて、それに負けないストーリー・・・とてもおもしろい芝居だった。
16時前に終わったので、有楽町電気ビルの地下へ行ってみる。
まだ外は明るいけれど、偶然見つけた立呑屋「きくのこ」で呑むことにする。
刺身3品盛と煮込み3品盛(牛すじ・牛モツ・豚モツ)が、思っていた以上に美味しい。
店員のお姉さんも熱心さがにじみ出ていて、これは通いたくなる店だなぁ~。
ようやく今週が終わる。今週も長かった。
というわけで幡ヶ谷へ呑みに行く。「みやび屋」に入れて良かった。
だけど金曜日だからとても混んでいて、焼きものがなかなか出てこない。
ビールと黒ホッピーを呑みながらのんびりと待つ。けっこう長いこと待たされた。
ようやく出てきたときの感動! そして一口食べたときの美味しさ!
あいかわらずの長っ尻で、22時過ぎにおひらき。
帰りに郵便局へ寄り、不在配達を受け取って帰る。
今日は南青山 MANDALAへ、仲井戸麗市「CHABOのKing Biscuit Time #22」を観に行く。
毎月開催中のCHABOのDJナイト、2018年の5月から始まって今夜はその第22弾。
19時15分ごろ会場入り。座席番号は15番。ステージ上手のテーブル席三列目。
いつもより若干スペースに余裕があり、実質的にはCHABOと真正面で向かい合う位置。
ステージ中央のテーブルにはCDラジカセ、テーブル横のピアノ椅子にはCDが積み上げられている。
予定より遅れて19時35分過ぎ開演。
CHABOは黒いロンTにグレーの柄シャツ、黒いカーディガンを重ね着。メガネをかけている。
ステージ中央の椅子に腰かけ、椅子の上に積まれたCDを手に取りながらかけていく。
そしてステージ下手のスクリーンには、プレイ中のアルバムのジャケットが投影される。
というわけで、以下はDJナイト恒例のメモをたよりに書き起こし。
OpeningSE. Hey Mr. DJ [Van Morrison]
⇒オープニングはもちろんこの曲。「久しぶり~ じゃない!」と一週間前に行った前回の内容を振り返る。
M01. Help [The Beatles]
⇒今回もテーマは特に設けず、CHABOがよく聴いている曲をランダムにかけていく感じ。
この曲のカバーはいろいろあるけど、やはりJohnの叫びにかなうものは無いとCHABO。
M02. Crazy Love [Jesse Ed Davis]
⇒これはファーストアルバムだけど、セカンドアルバムの「ULULU」もすごくいいアルバム。
むかし三宅伸治と“ウルル”というユニットをやっていた。三宅は珍しい海賊盤を聴かせてくれた。
どうやって手に入れたんだろう? 怪しいシンジケートを知っているんじゃないか?と訝るCHABO。
M03. Navy Blue [Diane Renay]
⇒1月30日に「橋本治を偲ぶ会」があった。そんなこともあって、橋本くんにちなんだ曲をいくつか。
橋本くんがCHABOの番組「ON THE ROCK」にゲスト出演したとき、好きだと話してくれた曲。
M04. とんがり帽子 [川田正子]
⇒橋本治が好きだったNHKのラジオドラマ「鐘の鳴る丘」のテーマソング。
CHABOが生まれた年に放送終了だからリアルタイムでは知らないけど、親がよく唄っていたな。
その歌詞にCHABOは思うところあったようで、歌詞を何度も何度も読み返す。
M05. The Three Bells [The Browns]
⇒「鐘つながり」ということでこの曲をチョイス。カントリーだと思っていたら、元々はEdith Piafが唄うシャンソン。
人生の始まりから終わりまでを唄った曲ということを今回初めて知った。歌詞カードをリーディングしてからプレイ。
M06. She's Not There [The Zombies]
⇒今日もエミ社長は欠席。「彼女はいない」ということでこの曲をプレイ。
M07. Hold On, I'm Comin' [Sam & Dave]
⇒本日のミニコーナーは「伊藤恵美」特集。福岡の山の中、六人姉妹の末っ子として生まれた・・・とまずは生い立ち。
M08. 夏の色調 [麗蘭]
⇒CHABOのマネージメントをやるようになったきっかけ。公平と一緒に“麗蘭”をやるようになったきっかけ。
そこにはエミ社長の音楽やアーティストへの思い、スタッフに対する優しさが垣間見られる。
⇒ここで開始からちょうど1時間が経過。店長からクッキーと紅茶が差し入れられる。
M09. 夜と朝のあいだに [ピーター]
⇒エミ社長はピーターの大ファンで、ファンクラブを作って福岡へ本人を呼んでしまったとのこと。
M10. Closing Time [Tom Waits]
⇒音楽業界のノウハウを習得するため、エミ社長は青森県弘前のライブハウス「萬燈籠」へ。
当時行きつけのRockハウスの閉店時間に、毎日かかっていたという曲。
M11. You Better Think Twice [Poco]
⇒エミちゃんが大好きなバンド。アメリカへ旅をしたときライブを観て、すごく良かったと言っていた。
⇒「CHABOさんは私とやるようになったら何をしたいですか?」とエミ社長に訊かれ、
CHABOは三つやりたいことを挙げたそうな。ひとつは「自分で歌を唄いたい」、もうひとつは「本を作りたい」。
「だんだんわかった」「一枚のレコードから」「ロックの感受性」と、CHABOの著作が次々に映し出される。
詩集「いつか笑える日」「全歌詞集 1971-2002」「全詞集 1971-2010」、そしてファンクラブ会報「仲井戸の友」。
エミ社長が実現させてくれた事を話すうちに、「別にエミちゃんを偲ぶ会じゃないからな!」と笑うCHABO。
M12. Penguin Cafe Single [Penguin Cafe Orchestra]
⇒エミちゃんは自分がイイと思ったらジャンルにこだわらず好きになる。俺も実は好きなんだよとCHABO。
M13. Vincent [Don McLean]
⇒エミちゃんにはいろいろなところに連れて行ってもらった。ゴッホを追いかけてフランスへも行った。
ゴッホを題材にしたこの曲。歌詞をリーディングしてからプレイ。
M14. オレンジ [玲葉奈]
⇒いろいろなアーティストに慕われるエミ社長。Leyonaのプロデュースも、エミ社長が橋渡し。
エミちゃんのすごいところは「ダメなときはダメ」とハッキリ言うところ。だからみんなに信頼されるんだ。
M15. Bear Cat [Rufus Thomas]
⇒エミ社長はネコ好き。ネコの曲はないかな?と探して思いついた曲。これにて「伊藤恵美」特集は終了。
M16. Smile [Jeffrey Lynne]
⇒曲をかけようとしたけどやむなくカット。悔しそうなCHABO。
M17. A Place In The Sun <LIVE> [仲井戸麗市]
⇒CHABOの生唄。ほんわかとした雰囲気が今夜のフィーリングにピッタリ。
アコースティックギターのネックには、「CHABO 69」のキーホルダー。
EndingSE. A Place In The Sun [Stevie Wonder]
⇒最後に本日発売のライブDVDや、3月末に行われる橋本治の写真展のインフォメーション。
こうして今夜のDJナイトは、22時ちょうどに終了。
今日は法事。
11時過ぎにお寺へ行って準備をして、12時から法要開始。
いろいろと思うところはあったけど、なんとか無事に終了。
それから笹塚へ移動して、「Trattoria Pizzeria LOGIC」というイタリアンで食事。
15時ごろおひらきにして帰宅。
今日は渋谷 La.mamaへ、「有頂天 LA MAMA 2days 2020」を観に行く。
昨年2月に突然行われた「有頂天 LA MAMA 2days」、嬉しいことに今年も開催される。
12月の「ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー」で先行発売されたチケットは
整理番号がランダム。クジ運があまりよくない私でも、なかなかの番号をゲットすることが出来た。
バスに乗って渋谷へ到着。予定通り18時に開場して、整理番号38番で入場。
何故かステージ真正面の二列目があいていたので、遠慮なくそこに陣取る。
フロアはあっという間にお客さんで一杯になったけど、圧迫感はそれほど感じられない。
予定より遅れて、18時35分ごろ開演。
ステージ下手のフロア後方から、お客さんの間を抜けてメンバーがステージに登場。
おそろいのイエロートーンの衣装、KERAさんの髪の毛の立ち方が尋常じゃない。
オープニングは「大失敗'85」からの「大失敗'91」。なかなかにマニアックな選曲。
「こんばんは!有頂天です」という挨拶のあと、「幽霊たち」に続いて新曲の「輪廻」。
KERAさんは「LA MAMAはイイね~近い。ほとんど俺の中に居るみたい」と上機嫌。
「もっとサティスファイド」「四つ足坂」に続いて「SUPER■■■■■■ROCK SHOW」。
これはかなりのレア曲。「なんか久しぶりに演ったね」とKERAさんも思わず漏らす。
「卒業」を唄ったところでKERAさんは一時退場して、コウさんが「Not Departure」を唄う。
コウさんはいつものようにPaul Reed Smithのギターだけど、今日は6弦のみをプレイ。
ここでドラムのジンがステージ中央へ。突然喋り出すものだからフロアは拍手大喝采。
あの頃には思いもつかなかった光景。そのままメンバー紹介も巧みにこなす。
「せーの!」でみんな声を合わせて「ケラ~!」と叫ぶと、KERAさんが再びステージへ。
「箱 (永劫回帰)」「城」とアルバム「カフカズ・ロック/ニーチェズ・ポップ」の曲を続けて演奏したあと、
またもや新曲の「令和元年」。ミディアムテンポのナンバーだけど、ジンさんのドラムがドカドカと炸裂。
ライブは佳境を迎え、「猫が歌う希望の歌」「べにくじら」「でっかち」とキラーチューンを立て続けに演奏し、
本編最後は「フューチュラ」。前半はじっくり聴かせる感じだったけど、後半は畳み掛ける感じでフィナーレ。
帰り際に客席へ向かって投げキッスするKERAさん・・・いつもはクールに立ち去るKERAさんにしては珍しい。
アンコール、本日発売されたグッズの有頂天パーカーを着てメンバーがステージに登場。
メンバーよりちょっと遅れて登場したKERAさんを迎えて、「心の旅」が始まる。
今日のクボさんは黒いジャズベースを弾いていたけど、間奏の変態的な指遣いがキツそうだった。
そのまま「千の病を持つ男」とハードなナンバーが続いて、演奏はひとまず終了。
二回目のアンコール、「アローン・アゲイン」から「また会いましょう!」とKERAさんが言って「ニワトリ」。
今日の選曲は初期のナンバーから再結成後のレパートリーまでバリエーション豊富だったけど、
この曲を最後に演ってくれたのはKERAさんの思いが窺えるようで嬉しかった。
20時15分終演。ちょっと短いステージだったけど、大満足のひとときであった。
終演後、コウさんのピックセットを購入するため列に並ぶ。
10セットの限定販売、クジを引いて当たった人だけが購入出来るのだ。
全部で37人が並んだうちの35番目。自分の番が回ってくる頃には売り切れか?と思っていたら、
なんと見事に当選! 1000円を支払ってめでたく購入。こいつはなかなかツイてるぞ。
最近のコメント