仲井戸麗市「Online Acoustic LIVE 2020 ソロアルバム1枚を全曲演るライブ Vol.2」南青山MANDALA
8月はより綿密な輪番を求められた結果、今日から四連休に。
かと言ってどこかへ行けるわけでもなくちょっと腐っていたけど、休めるのはやはり嬉しい!
というか、そう思わないとね・・・。何事も楽しまないと。
そんなわけで四連休初日。なのにいつもより早起き。
と言うより昨夜はいつの間にか寝落ちして4時ごろ目が覚め、そのまま眠れずに朝を迎える。
特に予定は無いけどそのまま起きて、エアコンを効かせた部屋の中でのんびりと過ごす。
「どんと20周年祭-2020 魂の誕生日-」の配信を観たり、STONESのビデオを観たり、
買ったまま読めずにいた萩原健一の本「ショーケン最終章」を読んだり。
なんだかんだでけっこう充実した一日。
夜は「仲井戸麗市 Online Acoustic LIVE 2020 ソロアルバム1枚を全曲演るライブ Vol.2」を配信で観る。
ソロアルバム1枚を全曲アコースティックで演奏するライブ、第二回の今夜はどのアルバムなのか?
あれこれと予想しながらサイトにログインして、パソコンの画面を見つめながら待機。
その画面のバックには、今日もまた波の音が穏やかに流れている。
予定通り20時ちょうどに開演。画面が南青山MANDALAのステージに切り替わる。
ステージ中央にペルシャ絨毯が敷かれている。なんだかとてもスペシャルな雰囲気。
ギターを持たずに登場したCHABO、「今回は二枚目のアルバム「絵」を全曲演ります」と話す。
「食事を食べながらディナーショーと思って観てください。そうは言っても俺のは重たい曲が多いから、
重たい気分になっちゃうんじゃないか?」と言いながら、まずはアルバムのライナーノーツを朗読。
そしてアコースティックギターを手に取り、アルバム一曲目の「ホームタウン」から演奏はスタート。
「二回目だからそうでもないと思っていたけど、二回目の方が緊張するね」とCHABOは言い「夜のピクニック」。
アルバム製作に関わったメンバーは、共同プロデュースが春日博文、リズム隊がリンコ・ワッショと新井田耕造。
この頃は絵をたくさん見ていて、自分では絵を描けないから音楽で表現してみたというのがコンセプト。
普段あまり演奏したことが無い曲も多いという話から「ジャングル」。確かに聴いた記憶が無いな。
ましてやアコースティックギター一本での弾き語り。ギターをかき鳴らしながら唄うCHABOがイイ。
続いて、RCの楽屋でよく聴いていたCurtis Mayfieldの影響を受けたという「ムード21」。
最近は「アメリカンフットボール」にその歌詞が取り込まれている曲。リズムボックスをバックに演奏。
1990年発売、30年前の作品。今となっては唄いにくい歌詞があると言いながら、今夜は当時の歌詞のまま。
聴く側としてはその時の気持ちに立ち戻れるので、歌詞はそのままのほうがありがたい。
そういう意味で最近は演奏していなかった「少女達へ」、演ってみたら意外にしっくり来たとCHABO。
「グロテスク」は当時ニュースを観ながら、事件の当事者も報道する側も観ている自分も変だと思って書いた曲。
CHABOはここで初めてギターをチェットSSTに持ち替えて、インストのナンバー「インターミッション」を演奏。
ここからアルバムでいうとB面。まずはJ.J.Caleに憧れて書いたという「慕情」。
イントロ・間奏・エンディングに、映画「慕情」のテーマ曲のフレーズが散りばめられる。
「Johnや清志郎や片山は現在の状況を知らずにいると思うと不思議な感じだよな」とCHABO。
そして「ねぇ HISAKO」「自由の風」を続けて演奏。CHABOの義理のお父さんが亡くなった時に書いた曲。
次に新宿への決別の思いを綴ったという「エピローグ」を、リズムボックスをバックに唄う。
リズムボックスのパターンがいつもに増して凝っている。これは誰が登録しているのかな?
続いて、「ホーボーへ早く行きたいねぇ」とCHABOは言いながら「ホーボーへ」を弾き語り。
「一枚目のアルバムは夏のイメージだったけど、このアルバムも夏のイメージだね」とCHABOは言い、
お父さんの俳句に歌詞を足したという「スケッチ '89夏」を唄う。どこからか蝉の声が聞こえてくる。
最後の曲は「潮騒」。打ち寄せる波、青い空に白い雲・・・夏の風景の映像と共に本編は終了。
休憩をはさんで「おまけ」のコーナーに突入・・・と思いきや、機材トラブルのため生配信はここで終了。
というわけで、ここからはアーカイブを観て記載。まずは“古井戸”時代のナンバー「Rhythmic Lullaby」。
次は「付録」ということで「DISTANCE」。この曲は前回初めて演奏された新曲。
「ステージで演ることによって曲は育っていく」という言葉通り、前回よりも胸に迫ってくる感じがした。
そして「ついで」と言いながら、“The Beach Boys”にインスパイアされたという新曲「Summer Vibration」。
明るくポップなタッチのナンバー、「試練の夏だけれど、今こそスマイルで乗り切ろう!」と前向きな歌詞。
続いて「あなたなら今どんな歌を唄うだろう?」とWoody Guthrieに問いかける新曲「ねぇ Woody」。
CHABOの思いがストレートに伝わってくる感じがして、思わず胸が熱くなる。
最後は「夏のてろ~んとした曲を演って終わるね」とCHABOは言いながら「カルピス」。
「おまけ」という領域を超えて、もはや二本立て映画のような感じ。今の状況に対するCHABOの意思。
「いい夏を・・・とは言いにくいけど、少しでもいい夏を見つけてくれぃ~」というCHABOの言葉にグッときた。
「9月の素描」が流れる中、トータル2時間15分にもおよぶ配信ライブは終了。
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