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2020年9月 5日 (土)

SHEENA & THE ROKKETS「鮎川誠バースディライブ ROCK IS ALRIGHT」下北沢 GARDEN

今日は下北沢GARDENへ、「鮎川誠バースディライブ ROCK IS ALRIGHT」を観に行く。
鮎川さんの72歳の誕生日は5月2日、コロナ禍で延期となって本日の開催となったのだ。
個人的には実に半年ぶりの生ライブ参加。毎週のようにライブへ行っていた自分からすると異常事態。
コロナ禍が収束したわけでは決して無いから、ちょっとばかりためらう気持ちがありながらも、
決して大袈裟ではなく「このまま人生が終わってしまうのでは?」という焦りもあって悶々とする日々。
実際にライブはまだまだ延期や中止が多く、かと言ってライブであればなんでも良いというわけはなく、
そんな中で本日の“SHEENA & THE ROKKETS”のライブを知り、意を決して参加することにしたのだ。
荷物をコンパクトにまとめたり、消毒用アルコールをポケットに忍ばせたり、ウイルス対策はもちろん万全に。

17時半ごろ家を出て、18時前には下北沢へ到着。
ライブへ出かけるという事は、開場前にレコード屋で発掘作業をするという事。
これまた半年ぶりぐらいに「disc union」へ行く。既にもう40年以上続けているルーチン。
収穫は特になかったけれど、こうしてCDやレコードを眺めているのは至福のひととき。

開場時間が近づいてきたので会場へ。入場者限定ということもあり、1階の通路に並ぶスタイル。
予定通り19時に開場して、整理番号X5-0017で入場。
「アルコール消毒→受付で氏名/連絡先を告げる→ドリンク代をトレイに置く→
ドリンクバッジをトレイで受け取る」という段取り。フライヤーの配布は一切無し。
物販は行われているけど、飛沫感染防止のビニールが張られている。
久しぶりのフロアに入ると、イスは横9席×6列+後方サイドに数席というレイアウト。
隣の席・斜め前の席とは1メートル間隔だけど、真ん前の席とは2メートル以上ある。
前から三列目のド真ん中に着席。なかなかのベストポジションでラッキー。
みんな座っておとなしく開演を待っている。ノンストレスの空間でありがたい。
BGMはいつも通りにシナロケ。大音量でシーナの声を聴いているだけで、涙が溢れて来そう。

20時ジャストに開演。黒いワークシャツに身を包んだVocal&Guitar:鮎川誠、Bass:奈良敏博、
Drums:川嶋一秀がステージに登場。マーシャルのアンプにブラック・ビューティをつなぐ鮎川さん。
そしておもむろに「ジャーン!」とかき鳴らした瞬間、身体全体に衝撃が走って「やはりコレだ!」と実感。
オープニングはいつものように「Batman's Theme」、そして「Oh no! I'm flash」「Virus Capsule」と続く。
川嶋さんの重たくタイトなリズムに、奈良さんのしなやかなベースがからみつく。
ロケット・ベースがブリブリと鳴り響く。そして鮎川さんの爆音ギターとねっとりとしたヴォーカル。
バンドの音のシャワーを久しぶりに浴びて、こんな素敵な体験は他には無いよなぁ~としみじみ思う。
僕の居場所はやはりココしかない。嬉し涙がたくさん溢れて来る。変なところでマスクが役に立つ。

「みんな窮屈な思いをさせているけど、普通に喋るぐらいの声なら問題ないから楽しんでくれ」と鮎川さん。
いろいろと気を遣うことが多くて大変だろうに、お客さんへ更に気を遣ってくれるのが嬉しい。
三人で「Rock Is Alright」をぶっ飛ばした後、メンバー紹介をしながら「Sweet Inspiration」へと続く。
ステージにLUCY MIRRORが飛び出してくる。黒いライダースの下、コウモリ柄の赤いワンピースがキュート。
先日の配信を観た時も思ったけど、お母さんのシーナに本当にそっくり。ロックンロールの素敵なDNA。
鮎川が「Happy Birthday」のメロディーをつま弾くと、LUCYは「パパ~ハッピーバースデイ!」と叫ぶ。
そして始まった「Happy House」。鮎川さんの誕生日、久しぶりのライブ、すべてがHappyなこの空間この瞬間。
無邪気にピョンピョンと跳ね回るLUCYを観て、音楽って本当に楽しい、ライブって本当に楽しいと思った。

アルバム「Happy House」からもう一曲ということで「Rough Neck Blues」。鮎川さんがスライドギターを決めまくる。
ずいぶんと珍しい曲を演るんだなぁ~と思ったら、SNSでのリクエストに応えて急遽演奏したとのこと。
「古い曲だけど・・・古い曲ばかりだけど、新しい。タイムレス!」と言う鮎川さんに思わず納得。
ここで最新アルバム「LIVE FOR TODAY」から、「今日を生きよう」「雨」を続けて披露。
ステージ後方から照らされるライトに、LUCYと鮎川さんのシルエットが浮かび上がって幻想的な雰囲気。
続いて「Street Singer」。ジャングルビートに身を任せて、赤い照明の中を踊るLUCYがイイ感じ。
LUCYのヴォーカルはまだまだ不安定なところがあるけど、この唄はLUCYに合っているような気がする。
「空気の入れ替えのため、今日は2ステージにしました」という鮎川さん。全然オッケー!大歓迎ですよ。
1stステージの最後は「Captain Guitar and Baby Rock」。骨太のROCKという感じでカッコいい。
「ドアを開けて空気を入れ替えよう! ROCKはずっとここにありますから安心して」と鮎川さん。
こうして20時55分、1stステージは終了して15分間のインターバルに入る。

21時15分ごろ、2ndステージが始まる。
再びトリオでの演奏。鮎川さんは白いSGを手に取り「Peter Gunn」をプレイ。
鮎川さんはブラック・ビューティを「もう51歳になりました」と紹介して「Dead Guitar」「Black Snake」。
そして再びLUCYが加わって「Howling Wolf」。この時代の曲はLUCYに似合っていると思う。
LUCYは黒いTシャツに黒いミニスカート、黒のニーハイにガーターベルトがとてもSEXY。
「Rokket Ride」ではフロント三人が揃ってヴォーカルをとる。直情的なサウンドが心を揺さぶる。
続いて「PinUP Baby Blues」。「夏の終わりの曲を・・・」と鮎川さん。なるほど、今の季節にピッタリ。

ここからはライブ終盤の盛りあがりタイム。「Cry Cry Cry」から「Lazy Crazy Blues」へと続く。
何もかも忘れて立ち上がって踊り出したい衝動に駆られる。だけどそればかりはガマンするしかない。
曲のつなぎが強引なところがまたROCKっぽくてイイなぁ~。変なところに感心。
コール&レスポンスのイントロから「Lemon Tea」。たとえ大声は出せなくても盛りあがれる。
鮎川さんも「ROCKは心の中ではじけるもの。ツバ飛ばさんでも出来ます!」と力強く宣言。
そして「シーナはいつも一緒に居る。いつも一緒に唄っている」と鮎川さんの言葉から「You May Dream」。
「あなたの夢は?」というシーナの声が聞こえてくる。今夜ばかりはみんなの夢は一緒かもしれない。
「ビッシリと埋まったフロアの中で、汗にまみれながらゴキゲンなライブを体験したい」・・・それしか無いでしょ。
ラストは「小さい声でもいいから」というオーダーで、「I love you!!」と皆で叫んでからの「I love you」でフィナーレ。

アンコール、川嶋さん、鮎川さん、LUCYのみがステージに登場。
奈良さんはどうしたのかな?と思っていると、「楽屋に遊びに来てくれました」という紹介で浅田孟が登場。
久しぶりに見る浅田さん、帽子をかぶってイメージがちょっと違うけど、元気そうでなにより。
自分がシナロケを好きになった時のベースは浅田さん・・・鮎川さん・渡辺さんと揃っての演奏は感慨深い。
演奏されたのは「Baby Maybe」。浅田さんのベースといえばこの曲。懐かしいけど、まさにタイムレス。
鮎川さんの「もう一曲」というリクエストに応えて、浅田さんベースでもう一曲「Kiss-Me-Quick」。
浅田さんは5弦ベースを使用。鮎川さんと向かい合って弾く姿、LUCYを優しく見守る表情が印象的。
ここで浅田さんは退場して、ベースは奈良さんとチェンジ。最後の曲は「涙のハイウェイ」。
この曲だけ奈良さんはプレシジョン・ベース。ダウンピッキングを貫き通すところがイカしている。
1978年のデビュー曲を変わらぬテンション、むしろそれ以上のテンションで演奏するのだからスゴイ。
「綺麗なROCKの空気の中で、ROCK殺菌が出来た」と鮎川さんの言葉に、心から賛同したい。
22時30分終演。休憩を挟んでの二時間半、音楽の神様がくれたかけがえのないひとときであった。

ライブ終了後はいつものように打ち上げ・・・といきたかったけど、今回ばかりは自粛。
東京23区は時短営業中だから、呑み喰い出来る店がそもそもやっていないわけだが。
というわけでおとなしく電車に乗って代々木八幡駅まで戻る。
駅前の「天下一」が23時ラストオーダーというのでギリギリ滑り込む。
あまりゆっくりは出来なかったけど、餃子と天下一ラーメンを楽しむ。
これまた久しぶり。美味しくいただきました。

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