甲斐バンド「Billboard Live 2020 EastへWestへ」六本木 Billboard LIVE TOKYO
今日から本格的に夏休みに突入。
昼間はライブレポを書いたり、「内村さまぁ~ず」のDVDを観たりして過ごす。
そんなことをしているうちに、あっという間に日が暮れる。
休みの日の時間というのは、本当に短く感じるものだな。
夕方になって出かける。
今日は六本木 Billboard LIVE TOKYOへ、甲斐バンド「Billboard Live 2020 EastへWestへ」を観に行く。
もともと4月~5月に予定されていたこのツアー、イベント自粛指示を受けて延期となっていたもの。
その振替公演が10月の大阪から始まり、11月3日からは東京、その三日目に参加することにした。
Billboard LIVEへ行くのは1月以来。好きな会場だけに、これだけ間が空いてしまうのは珍しい。
というわけで、いつもよりドキドキしながら18時ごろ会場へ。ゴージャスな雰囲気に気分が上がる。
受付でチェックインするのは普段通りだけど、スタッフによる案内は無く、ひとりでフロアへ下りる。
今日の席は、サービスエリア3F 12 b番。なんとステージほぼ正面の最前列。
チケット発売から一週間ぐらい経ってから買ったので、良席は諦めていたのに最前列とは驚き。
フロアにはテーブルが教室形式に並べられており、いつもとは違った雰囲気。
ステージサイドのソファー席もテーブル席に代わっていて、通常の半分のキャパシティにしている模様。
テーブルには消毒液が置かれ、最前列のお客さんにはフェイスシールドが用意されている。
なんだか物々しい雰囲気だけど、そこまでして頂ければ安心してライブを観ることが出来る。
いろいろな思いを抱きつつ、バーボンのロックを呑みながらオードブルをつまんで開演を待つ。
予定より遅れて、18時35分過ぎ開演。
ステージ上手にサポートメンバーが二人(ウッドベース、アコースティックギター)、
中央に甲斐よしひろ、ステージ下手に松藤英男がスタンバイ。
甲斐は一言「サンキュー」と言ったあと、「不思議な日」「バランタインの日々」を演奏。
アコースティックなサウンドに乗せて、絞り上げるように唄う甲斐。この声、やはりたまらない。
「連日ライブが出来る喜び、根源的に唄える喜びを噛みしめています」と甲斐は嬉しそうに話す。
ここで田中一郎が加わり、「花・太陽・雨」「千鳥橋渋滞」を続けてプレイ。
私の席は正面に松藤、右に甲斐、左に一郎というスペシャルなポジション。
嬉しいというよりも緊張する・・・でもこれ以上無い最高のひとときを満喫しなくては。
甲斐は「三つ(密)数えろ」と唄っていたり、花園ラグビー場で「2メートル下がれ!」と言ったり、
現在を予見したような事を言っていたと話す。極めつけはかぐや姫の「いもうと(リモート)よ~♪」。
今回はなかなかレアな選曲だけれど、ここでお馴染みの「陽の訪れのように」が飛び出す。
アコースティックなアレンジ。スチールギター・Dobro・バンジョー等で曲を彩るサポートメンバー。
そこに一郎のストラトがグイグイと切り込んでいく様子がたまらなくカッコいい。
私の席からは甲斐の表情はもちろん、アコースティックギターを弾く様子までバッチリ見える。
ノーマル仕様のギターをサウスポーで弾く甲斐。コードの押さえ方に思わず見とれてしまった。
松藤がキーボードを弾きながら「グルーピー」を唄い、演奏は「地下室のメロディー」へと続く。
原曲からかなりアレンジされていて違和感があったけど、これはこれで好きかも。
「目眩のSummer Breeze」「ひかりのまち」でお客さんは待ちかねたようにスタンディング。
本編最後は「嵐の季節」。甲斐の唄声にあわせてコブシを突き上げる。
「そうさコートの襟を立て、じっと風をやり過ごせ。みんな拳を握りしめ、じっと雨をやり過ごせ」
という歌詞が現在の状況に当てはまるような気がして、グッとこみあげてくるものを感じた。
アンコールは「かりそめのスウィング」からスタート。お客さんはスタンディングで応える。
甲斐は「11月17日の公演は生配信されます。多少のつまづきはあっても誠意で乗り切る」と強調。
そして松藤が弾くウクレレから「昨日のように」が始まる。どこか突き抜けたように爽快なアレンジ。
アコースティックの演奏だと、松藤やサポートメンバーのコーラスがより効果的に聴こえてくる。
楽しい時間はあっという間。いつも通り「Ave Maria」が流れる中、20時40分ごろライブは終了。
まだ時間も早いので、お馴染みの「まる彦」で打ち上げ。
ビルボードで呑み喰いしたので軽くと思っていたけど、それなりにガッツリと・・・。
カウンターは一席飛ばしのうえアクリル板で仕切られていて、安心して呑み喰いする事が出来た。
いつものように乃木坂駅から千代田線に乗って帰宅。
| 固定リンク
« リクオ with HOBO HOUSE BAND「~Rock'n Roll Goes On!vol.6~」Zher the ZOO YOYOGI | トップページ | 未唯mie「Safe Distance Communication」目黒 BLUES ALLEY JAPAN »
コメント