CARMEN MAKI & OZ「カルメン・マキ&OZ 2020「閉ざされた町」~コロナの時代を超えて再び~」川崎 CLUB CITTA'<Day-2>
今日は川崎 CLUB CITTA'へ、「カルメン・マキ&OZ 2020「閉ざされた町」~コロナの時代を超えて再び~」を観に行く。
昨日に続いてのマキOZ川崎2days、今回は選曲も演奏も素晴らしいだけに期待感が膨らむ。
全体的に昨日より1時間前倒しのスケジュール、小田急線と南武線を乗り継いで川崎駅へ到着。
15時30分ごろ会場入り。検温して消毒して、電子チケットで入場してドリンク代を支払う。
今日の席は1階R列28番、ステージ上手のかなり後方。それでも一席飛ばしなので観やすい。
ステージには黒い緞帳が下がり、サウンドチェックの音が聴こえてくる。既に爆音である。
予定通り16時ちょうどに開演。
ステージを覆っていた緞帳が上がると、ステージ下手にGuitar:春日博文、Drums:武田“チャッピー”治、
上手にKeyboards:厚見玲衣、Bass:川上シゲ、そして中央にVocal:カルメン・マキがスタンバイ。
荘厳なオルガンと共に「火の鳥」から演奏が始まる。ライブタイトル通り、アルバム「閉ざされた町」の曲。
シゲは白のプレシジョンベース、ハチはオレンジっぽい赤のSG。相変わらずもの凄い音圧だ。
マキさんは黒いジャケットの下にドット柄の白いシャツ。黒づくめの昨日とはちょっと違った感じ。
続いてファーストアルバムから「六月の詩」。重厚感たっぷりの重たいリズムがたまらなくカッコいい。
「一緒に唄う事は出来ないので心の中で唄って、私たちの音楽に浸ってください」とマキさんがMC。
「午前1時のスケッチ」でハチがワウを効かせてギターを弾きまくったあと、軽快なテンポのインストから
シゲが歪みまくった音でベースソロ。そしてそのまま「崩壊の前日」へとなだれ込む。
マキさんは「次は初めて演る曲です」と言い、なんと“NOIZ”のナンバーから「EVEの夜」。
元基先生の唄声がどうしても耳に浮かんで来てしまうけど、マキさんのヴォーカルも素敵。
インスト・ナンバーの「タンジェ・ブルー」をはさんで、第1部最後の曲は「閉ざされた町」。
ステージバックに映し出される高層ビル(?)が、次々と朽ち果てては再生されていく。
まさに「閉ざされた町」という雰囲気の鬼気迫る演奏。第1部は1時間ちょうどで終了。
25分間の休憩をはさんで第2部が始まる。
ステージ中央にメンバーが並んで座り、アコースティックセットで「南海航路」。
これまでの重厚なステージから一転して、なんとも心安らぐ雰囲気の演奏。
マキさんが「今回は私のKEYが変わったからギターが大変なんですよ」と言うと、
ハチは「川上さんが大変なんです。移調が出来ないから」と返す。そんな風には見えないけど。
そしてハチがウクレレを手に取り、お客さんの手拍子と共に「きのう酒場で見た女」。
続いて「ライブではあまり演ったことがない」という紹介で「振り子のない時計」を演奏。
アコースティックセットはこれで終わりとなり、再び轟音を響かせながら「Lost Love」。
そして「Image song」。荘厳なサウンドに乗せて、マキさんが唄いシャウトする。
ものすごい迫力の演奏に、拍手がしばらく鳴りやまない・・・本当に凄まじい演奏。
インストナンバーの「タンジェリン」をはさんで、「これがまた難関」とマキさんが言う「26の時」。
「タイトルが決まる前は『スチャラカチャン』と言っていた」とマキさんが話している最中に演奏がスタート。
その言葉通りシャウトあり語りありで、目まぐるしく展開していく。ハチと厚見さんのコーラスもいい。
エレクトリックセットではずっとSGを弾いていたハチが、この曲だけストラトキャスターをプレイ。
「コロナにもめげず足を運んでくださって本当にありがとう。無理してやった甲斐があった」とマキさん。
マキさんの本当に嬉しい気持ちが伝わって来て、なんとも言えない気分になった。
そして最後は「私は風」。マキOZと言えば、やっぱりこの曲。本当にカッコいい。
プログレッシブな展開、アグレッシブなサウンド・・・こんな曲はどこを探しても他には無い。
後半はひとりひとりメンバー紹介をしながら、それぞれがソロを決めていく。
マキさんは「時には母のない子のように」を唄い、「アイ・アム カルメン・マキ!」と自己紹介。
巨大な塊となって迫りくるOZのサウンド、じっくりと堪能することが出来た。
アンコール、メンバーが再びステージに登場。
そして静かに「昔」が始まり、次第に激しく厳かに演奏が繰り広げられていく。
OZのサウンドは唯一無二。他とはまったく違うような印象。こうして聴くことが出来るだけで幸せ。
最後に恒例となっている記念撮影をして、19時ごろライブは終了。
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