松田聖子「40th Anniversary「Seiko Matsuda 2020」Pre Count Down Concert!! ~今年中に会いたかったよ!! (*´▽`*)~」日本武道館
今日は大晦日。2020年の終わり。
朝からとてもイイ天気。「なんだかなぁ~」の一年も帳消しになりそうなぐらい。
気分はすっかり年末モードで、コタツでテレビを観ながらのんびりと過ごす。
午後になって出かける。
今日は日本武道館へ、「40th Anniversary「Seiko Matsuda 2020」Pre Count Down Concert!!
~今年中に会いたかったよ!! (*´▽`*)~」を観に行く。
聖子ちゃんは今年でデビュー40周年だけど、コロナ禍によって夏のコンサートツアーは中止。
かなり寂しい40周年となってしまったところ、大晦日のコンサート開催はとっても嬉しいニュース。
けれども大晦日の終夜運転中止を受けて、カウントダウンコンサートは中止になってしまった。
そんな中、昼間のプレカウントダウンコンサートは無事に行われることになってひと安心。
いつも以上に期待に胸を膨らませながら、会場の日本武道館へと向かう。
開場時間の14時過ぎに会場へ到着。けれどもまだ入場は始まっていない模様。
とりあえずグッズ売り場へ。いつものテントではなく、会場隣の建物に並ぶ。
それほど混んでいなかったのでほどなく順番が来たけど、特に買いたい物がなくスルー。
しばらく時間調整して15時ごろ会場入り。今日の席は、1階スタンド西D列8番。
夏コンとは異なり、アリーナ中央までステージが設けられていて、それを真横から見下ろす感じ。
ステージ後の南スタンドまでお客さん。座るのは一席おきだけど、それなりに入っているのかな。
開演予定時間をかなり過ぎて、15時45分ごろ開演アナウンスが流れる。
声を出すことが出来ないので、無言のまま「・・・チャチャチャ」の手拍子。なんだかグッとくる。
オープニングSEが流れる中、上空にあった円筒形のスクリーンがステージに下りてきて、
その上に立つような形で、淡いブルーの衣装を着た聖子ちゃんが現れる。
1階スタンドから観ると、ちょうど目の前の位置。武道館はやはり1階スタンドが最高。
「星空のドライブ」「マンハッタンでブレックファスト」「雨のコニー・アイランド」「流星ナイト」
「いちご畑でつかまえて」と、初期のアルバムからキラーチューンが続けて唄われる。
聖子ちゃんはダンサーと共に唄い踊ると、ステージ中央の奈落へフレームアウト。
聖子ちゃんがバックステップした際、意図せずに奈落へ落ちたように見えたのは気のせい?
奈落の縁につかまって倒れることはなかったけど、ちょっとばかりヒヤッとした。
ブリッジをはさんで、白いロングドレスに着替えて聖子ちゃんが再びステージに登場。
「瑠璃色の地球 2020」をしっとりと唄いあげる。現在の状況を思うと、その歌詞が心に沁みる。
鳴りやまない拍手・・・「みなさんこんにちはわぁ~」と聖子ちゃんが話し始める。
と思いきや、感極まって涙ぐむ聖子ちゃん。その気持ちは痛いぐらいにわかる・・・泣けてくる。
「コンサートでみなさんと会話するのを楽しみにしているのですが、今日は拍手しかして頂けません。
だけど拍手だけでもみなさんと心がつながっている感じがします」と聖子ちゃん。それに応える大きな拍手。
そして早くもアコースティック・コーナーに突入。今回はシンプルなステージセットなので、
バンドはもともとステージ後方のオープンスペースで演奏しており、グッと前に出てくる形に。
まずは今年発売されたアルバム「SEIKO MATSUDA 2020」の中からということで「セイシェルの夕陽」。
聖子ちゃんは「大晦日だから、『アコースティックならコレ!』という曲を唄わせて頂きます」と言い、
「小麦色のマーメイド」「瞳はダイアモンド」「SWEET MEMORIES」を三曲続けて唄う。
「SWEET MEMORIES」は今回新録された日本語歌詞バージョン。例によって二番からスタート。
次の「野ばらのエチュード」ではバンドメンバー紹介。ギターの一人が新メンバーに代わっている。
以上でアコースティック・コーナーは終了かと思いきや、いつも以上に熱いアンコールの拍手。
「『○○を唄って~!』というリクエストは出来ないと思いますが、みなさんの気持ちはだいたいわかります」
と聖子ちゃんは言い、「マイクを向けますので心の中で唄ってくださいね」と「秘密の花園」。
もちろんこれで終わるわけがなく二回目のアンコール。もはや第九と化しているという「モッキンバード」。
一緒に唄うことは出来ないけれど、大きな手拍子を贈るお客さん。そして三回目のアンコールへ。
さすがにこれは想定外だったということで、聖子ちゃんとバンドの皆さんとでしばらくミーティング。
そして演奏されたのは「天国のキッス」。ちょっとトチりながらも、即興で演奏してしまうところはサスガ。
アコースティック・コーナーはこれで終了し、ステージ中央には聖子ちゃんひとり。
今年は40周年ということで、みなさんへの感謝の気持ちをお手紙に書くような気持ちで歌詞を書いた」と
聖子ちゃんは言い、松田聖子作詞・財津和夫作曲の新曲「風に向かう一輪の花」を披露。
「昨日はレコード大賞に出演させて頂き、今日はこのあと紅白に出演させて頂きます。
その後のカウントダウンは中止になってしまいましたが、今日はみなさんに会えて本当に嬉しかったです。
これで終わりのようなご挨拶になってしまいました。もう一曲、ご準備の方をお願いします」と聖子ちゃん。
ご準備といえば「赤いスイートピー」。いつもの合唱はないけど、みんなで赤スイをふりふり。
聖子ちゃんは奈落へ消えて、ダンサー紹介。そして「青い珊瑚礁」のイントロと共に聖子ちゃんが再びステージに。
ハートがあしらわれた白いワンピース。デビュー当時の聖子ちゃんを思わせるような可愛らしさ。
そしてここからは「80年代メドレー」。「裸足の季節」から始まって「マイアミ午前6時」「未来の花嫁」
「Rock'n Rouge」と続く。いつものキラキラ光るイルミネーションは無いし、ステージを走り回る演出も無し。
そのうえ椅子に座ったままだけど、そのぶん聖子ちゃんの唄声をじっくりと堪能することが出来た。
ラストはいつも通り「チェリーブラッサム」からの「夏の扉」。「聖子ォー!」のかけ声はもちろん出せないけど、
みんな心の中で「フレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!と大合唱してフィナーレ。
アンコールは「天使のウィンク」。ステージ中央の奈落から飛び出す聖子ちゃん。
ステージ前には火柱があがる。ピンクのTシャツに白いスコートをはいた聖子ちゃんが可愛い。
最後はやっぱり「20th Party」。40周年だけどぉ~「20th Party」♪ それでイイ。
「聖子ォー!」の合いの手は入れられないけど、リボンキャノンが発射され、華やかなステージ。
いつもよりあっさりしたエンディング。「みなさん元気でね~!」と言い残し、聖子ちゃんは去って行った。
終演時間は17時50分過ぎ。ステージを下りるバンドメンバーに、大きな拍手が沸き起こる。
いろいろな制約があったけど、温かくてとっても印象に残るコンサートであった。
終演後はソッコーで都営新宿線に乗り込み、駅前で年越し蕎麦を買って帰宅。
すっかり恒例になっているルーチン。こうして2020年は更けていく。
本日の東京の新規感染者数は1337人。過去最多、ついに4桁に突入。
遅れていたカウントを年末になって追い込んだ感はあるけど、それにしても多い。
これが2020年という現実なのだ。それだけは覚えておかなければならない。
来年はいい年になるとイイな。。。
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