JOY-POPS「LIVE 2020 NEXT DOOR」LINE CUBE SHIBUYA
今日はLINE CUBE SHIBUYAへ、JOY-POPS「LIVE 2020 NEXT DOOR」を観に行く。
“JOY-POPS”のライブは、もともと「TOUR 2020 NEXT DOOR」として3月~5月に行われる予定であった。
ところがコロナ禍によって2020年11月~2021年1月に延期となった挙句、全公演中止となってしまった。
しかしLINE CUBE SHIBUYAのみ、有観客と生配信とを合わせた形で開催されることになった。
当然ながら新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドラインに基づいた運営であり、
客席内はソーシャルディスタンスを保つため1席ずつ空けた座席で行われる。
有観客チケットはLINE CUBE SHIBUYA公演のチケットを購入していた人を優先に抽選販売され、
いろいろな思いを抱きながらも、そのプラチナチケットを手に入れることが出来た。
個人的には二度目のLINE CUBE SHIBUYA、16時半ごろ会場入り。
グッズ購入は長蛇の列だけど入場列はそれほどでも無く、検温と消毒を済ませて入場。
今日の席は1階27列44番。1階フロアのほぼ最後列、ステージ上手の一番端っこ。
だけどフロアの段差がかなりあり、一席飛ばしという配席もあってとても観やすい。
予定より遅れて、17時05分ごろ開演。
ステージ下手から二人が登場。上手にサイケなジャケットのHARRY、下手にナポレオン・ジャケットの公平。
オープニングはスライダーズのアルバム「NASTY CHILDREN」から「THE LONGEST NIGHT」。
アコースティック・ギターをかき鳴らしながらHARRYが唄い、シブい音でES-295を公平が弾きまくる。
これこそまさに“JOY-POPS”、ずっと待ち焦がれていた二人のたまらないサウンド。
「こんばんわぁ~JOY-POPSです」とHARRYが一言挨拶したあと、「安物ワイン」「GET OUT OF MY MIND」。
続いて公平がアコースティック・ギターに持ち替え、アコギ二本で「Time Is Everything To Me」を演奏。
「新型コロナの影響でツアーが延期になったけど、こんな時にしかやれないレコーディングが出来ました」と
HARRYが言うと、アルバム「INNER SESSIONS」から「曇った空に光放ち」「デルタのスー」「新しい風」を披露。
HARRYはテレキャスターカスタム、ファイヤーバード、レスポールJr.、公平はSG、ES-295、SG Jr.、
二人とも次々とギターを持ち替え、アンサンブルが次から次へと変化していく。
ここで公平がMC。「リハが仕上がったのがずっと前で、やっと今日演れます」
「ここはLINE CUBE SHIBUYAですけど、僕らにとっては渋谷公会堂なんだよ」等々・・・。
いろいろと言いつつも、今夜演奏出来る喜びに溢れていて、HARRYも公平も嬉しそう。
そして二人で共作したという「おれの悪魔」「陽炎の道」。HARRYの唄声がホールに響き渡る。
ココはまだ新しいホールではあるけれど、思っていた以上にイイ音で鳴っていると思った。
このあたりはアコギ二本での演奏。続く「手ブラで来いよ」は、どこかノスタルジックなカントリーみたい。
続いて「この曲は公平がリフを持ってきて、それを元に作り上げた」というHARRYの紹介で「カメレオン」。
公平のSGが刻むリフにHARRYのテレキャスターカスタムが粘っこく絡みつく・・・たまらないナンバー。
次に公平がゴキゲンなBoogieを弾き出し、始まったのは「サテン・ドール」。まさかこの曲を聴けるとは!
「俺たちは日本語でオリジナルを演る事に拘ってやってきた。その中で一番最初に出来たBlues」と
HARRYは言って「すれちがい」を演奏。HARRYのヴォーカルとワウを効かせた公平のSGが泣かせる。
続いて「PANORAMA」。HARRYの唄声が胸に沁みる・・・アルバム「NASTY CHILDREN」のナンバー。
「かえりみちのBlue」は公平がかき鳴らすアコースティック・ギターに、HARRYのテレキャスターカスタムが
アクセントをつけ、ヴォーカルは二人一緒にとるというスタイル。二人の唄声が美しく重なり合う。
ここで「前回のツアーでやって思ったより好評だった」ということでメンバー紹介。
「名前を呼びたくなるだろうけど、声を出してはいけないので拍手をお願いします」と公平。
そして始まったのは「Special Women」。座ったまま声も出せないけど、大いに盛り上がる客席。
公平がヴォーカルをとり「ROCKN'ROLL SISTER」を唄い出したところで、音が出なくなるアクシデント。
だけどそんな事ぐらいで二人のRockが止まるわけはなく、ゴキゲンな演奏を聴かせてくれた。
「いいことないかな」を演奏したあと、「声を出してはいけないけど、立ってもいいんんじゃない?」と公平。
その一言で一気にオールスタンディングとなり、「Boys Jump The Midnight」で本編はフィナーレ。
アンコール、二人はツアーTシャツに着替えて登場。公平に誘導され、HARRYもグッズを紹介。
ここで公平は「今回のライブがCDとBlu-rayで発売される」と発表。発売は来年との事・・・楽しみだ。
そして公平ヴォーカルで「天国列車」。HARRYと公平が向かい合ってエレキギターを弾く姿が最高。
続く「No More Trouble」では、二人がステージ前方に出てきてギターソロを弾きまくる。
公平がSGでリフを刻むと「Back To Back」が始まり、「風の街に生まれ」で19時30分ごろ演奏は終了。
エンディングSEが流れ終わるまで、二人が去ったステージを照らし続けるライト。
その光景を見つめながら、今夜こうして二人のライブを観られた事に感謝するのであった。
ライブの後はもちろん打ち上げ!といきたいところだけど、今日のところは自粛。
みんなに会うと行きたくなっちゃうので、規制退場の流れに乗ってそのまま歩いて帰る。
だけどお腹が空いたので、代々木八幡「天下一」でちょっとだけ寄り道。
いい夜、いいライブだった。・・・余韻を噛みしめつつ呑む。
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