土曜日、せっかくの休みだというのに9時からマンションの理事会。
それでもオンライン開催のため、余計な気を遣わなくて済むので助かる。
今日はそれほど時間はかからず、1時間ほどで終了。
夕方になって出かける。
今日は新宿PIT INNへ、「梅津和時 プチ大仕事 2021」を観に行く。
毎年行われている梅津さんの「プチ大仕事」、今年は3月3日から五日間の開催。
思えば昨年は「プチ大仕事」を観たあと緊急事態宣言となり、ライブへ行けない日々が始まったのだ。
あれから一年・・・こうしてまた「プチ大仕事」を観られる幸せ。環境は大きく変わってしまったけれども。
そんな思いを抱きつつ、17時ごろ新宿へ。暮れなずむ街、たくさんの人が歩いている。
今回はチケットの発券が無く、開場時間にひとりひとり名前を呼び出されるシステム。
予定通り17時30分に開場して、10番目ぐらいに入場。ステージ下手二列目に座る事が出来た。
客席は50席限定。ほどよい感じでお互いの距離が保てて、何の不安も無い快適な空間。
開演予定時間の18時よりちょっと早めに開演。
本日は「D.U.B. -1+1」ということで、Drums:菊池 隆、Bass:早川岳晴、Sax:梅津和時、
そしてゲストメンバーのGuitar:加藤一平が、ステージ下手の楽屋からステージに登場。
片山広明がいなくなり、加藤一平が加わった「D.U.B. -1+1」。「平均年齢がかなり下がった」と梅津さん。
オープニングは静かなインプロビゼーションから「TANG TANGO」。早川さんのベースソロが早くも炸裂。
「時間が無いから喋りは少なく」ということで、「1970」「TOURIST FROM JAPAN」と演奏は続く。
梅津さんはアルトサックス、テナーサックス、クラリネット、バスクラリネット、フルートを使い分ける。
やはり梅津さんのプレイは格別。ひとつひとつの音が、スゥ~ッと胸に沁み込んでくる。
続いて「DOWN DOWN」「PRETTY KRANKE」と演奏して、50分ほどで1st Stageは終了。
インターバルをはさんで、19時05分ごろ2nd Stageがスタート。
ここから配信が始まるという事もあり、再びメンバー紹介してから「デコボコ山」。
今夜の早川さんはメインのMC-924を使用。ベースアンプではなく、お店のスピーカーにアンプヘッドを直結。
それがまたものすごくイイ音で痺れる。以前「絶対にやらない」と言っていたスラップまで飛び出す。
菊池さんはレギュラーグリップでドカドカとドラムを叩きまくる。根っからのJAZZという感じのプレイ。
鉄壁のリズム隊をバックに、加藤さんのギターが演奏をかき回す。いい意味で演奏をぶち壊している。
幻想的なムードのナンバー「CANAL」を演奏したあと、隠れた名曲とも言える「哀愁の藤本町」。
曲の途中で梅津さんが突如唄い出し、メンバー全員でコーラスをかぶせる様子が最高。
本編最後は「POP UP」。梅津さんと片山さん、二本のサックスが絡み合うところが醍醐味の曲。
サックスは一本になってしまったけれど、加藤さんのギターがうまいことカバーしてくれていた。
「時間が無いのでそのまま・・・」と梅津さんが言い、そのままの状態でアンコールに突入。
ちょっとばかり南国のトロピカルな味わいの「JAYN」を演奏して、19時50分過ぎに終了。
梅津さんが焼いてくれたというCDRは売り切れてしまったけど、早川さんと少し話をして会場をあとにした。
20時前にライブが終わり、呑むのは無理でも食事ぐらい・・・と思って新宿三丁目の街を歩く。
しかしどの店も見事なまでに閉まっている。テレビでは「この店はまだやってますねぇ~」というけど、
どうやら情報がデフォルメされているみたい。自分の目の前にあるものが真実なのだ。
というわけでテイクアウト。「パンチョ」でナポリタン400グラムを購入して帰宅。
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