仲井戸麗市「Online Acoustic LIVE 2021 ソロアルバム1枚を全曲演るライブ Vol.6」南青山 MANDALA
今日は18時から「仲井戸麗市 Online Acoustic LIVE 2021 ソロアルバム1枚を全曲演るライブ Vol.6」を配信で観る。
「ソロアルバム1枚を全曲演るライブ」も今回で6回目。「BOOK」から始まり「My R&R」までリリース順に来たので、
今回はやっぱりアレかな?と思いつつ、ひょっとしたらアレかもしれない!と予想するのがなかなかに楽しい。
18時をちょっと過ぎたころ、画面が南青山MANDALAの映像に切り替わって、CHABOがステージに登場。
CHABOは「今年初めての配信ライブをやらせてもらいます。ファンクラブの新年会は2月にやらせてもらったけど。
今夜は2002年にリリースしたアルバム『TIME』を演ります」と言って、アルバムの歌詞カードを手に取る。
いつもながらここでアルバムへの思いを書いたライナーノーツを読み上げるのだけれど、
このアルバムは一曲毎に解説が書かれているので割愛。僕もライナーノーツを読みながら観ることにする。
まずはインストナンバー「青空ラグ」から演奏はスタート。Yairiのギターは珍しくオープンチューニング。
「いろいろな活動形態を一枚に収めたのがこのアルバム。ここからは“麗蘭”のパートになります」と
CHABOは言い、リズムボックスをバックに「I Feel Beat」。ステージが真っ赤な光で埋め尽くされる。
ライナーノーツに書かれた曲の解説を読みながら、ライブを進行していくCHABO。
「昔の曲なのに歌詞が現在の状況にフィットしているような気がする」とCHABOは言って「たそがれSong」。
このアルバムが発売されたとき、CHABOは52歳・・・現在の自分の年齢ともシンクロしている。
CHABOはおおくぼさんに「落ち着いてやってよ」と言われ、胸に「落ち着いてる」という札を貼りたいと話す。
そしてラジオの音が流れてくる中、チェットアトキンスCEを弾きながら「夏に続く午後」を唄う。
時期的にはちょっと早い感じだけど、フィーリングとしては今の気分に合っている。
リズムボックスをバックに「悲しみをぶっとばせ!」を唄い切り、ひと息ついてタオルで汗を拭うCHABO。
と思いきや再びリズムが流れ、CHABOはもう一度唄い出す・・・それを何回かリピート。新しい芸風?(笑)
CHABOが新宿の歩行者天国で偶然見かけた路上演奏をヒントに書いたという「Song for Bobby」。
そのときCHABOが買ったCD、GERRY NELSONというシンガーの「STAND BY ME」というアルバム。
このエピソードが語られた事はあったけど、アーティスト名を具体的に聞いたのは初めてかも。
続いて「Feel Like Going Home」。カバー曲なので演奏して良いか確認したけど、大丈夫だったとのこと。
CHABO Jr.のギター伴奏に合わせて、スライドギターを聴かせる。好きだなぁ~このアレンジ。
「みんなゴハンは食べたのかな? 僕はこれが終わって、帰ってから食べるよ」とCHABOは言い、
「ドラマーは体力勝負だから出番前に食べるヤツが多いかなぁ~」と、ミュージシャンのゴハン事情を語る。
それからインストナンバーで「TIME-時の昼寝-」。マチャミさんはレインメーカーで曲に彩りを添える。
「コロナが収束したら、マチャミと二人で旅に出ます。その時マチャミは水芸をやると思います」とCHABO。
「アルバムはここでひとまず終わるけど、三曲ほどボーナストラックを入れておいた」とCHABOは言い、
Bob Dylanのカバーで「時代は変わる」。2001年当時の世情を唄った歌詞に、現在の状況が映し出される。
そして「大切な手紙」。「この国じゃ増え続ける自殺者の中で その数が一番多いのが俺達の世代だって事を」
という歌詞が身に沁みる。CHABOが言う「俺たちの世代」は、いつの間にか私たちの世代になっている。
アルバムには梅津さんやコーちゃんとパートチェンジした演奏を収録した「ハレルヨ」、今夜はギターで弾き語り。
エンディングでは次第にテンポダウンして、エフェクターをギンギンに効かせてギターのチューニングを緩める。
これにて本編は終了。アルバムの収録時間は1時間3分なのに、既に二時間が経過している。
5分ほどの休憩をはさんで、「おまけ」のコーナーが始まる。
まずは「兎にも角にも春だねぇ~。古井戸時代の春の唄であります」と言いながら「春たけなわ」。
歌詞の一部をちょっと変えての演奏。その変えられた数行の歌詞に込められた思いを感じる。
続いて「せっかくなので新しいの演っちゃおう」とCHABOは言い、新曲「CHABOのバイシクル・デイ」。
リズムボックスとマチャミさんのベルをバックに、軽快なリズムでCHABO自身の自転車の乗りっぷりを唄う。
「自転車は数回かっぱらわれたけど、すべて戻ってきたのは不思議だったなぁ~」とも。
次も新曲の「BELIEVE」。「なるべく簡単な唄にしようと思って作りました」と言うCHABO。
「信じるってことを信じたい」との語りを交えながら唄う。その歌詞がストレートに心に響いてくる。
「無観客配信ライブ、今年はしばらくこういうのが続くのかなぁ。次回は4月にアルバム『CHABO』を演ります」と
CHABOは言い、「素顔のアイツを感じる曲であります」という紹介で「夜の散歩をしないかね」。
ミラーボールが輝くフロアに、チェットアトキンスCEの優しい音色とCHABOの唄声だけが響く。
「元気でね。気をつけてね。明日はきっとハレルヨ」との言葉に、熱いものが思わずこみ上げる。
「9月の素描」が流れる中、本日の配信ライブは20時45分ごろ終了。
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