甲斐バンド「Billboard Live 2021 EastもWestも」六本木 Billboard LIVE TOKYO
今日は六本木 Billboard LIVE TOKYOへ、甲斐バンド「Billboard Live 2021 EastもWestも」を観に行く。
緊急事態宣言が延長になり、コンサートやライブは延期になったり中止になったりしている。
“甲斐バンド”のツアーも紆余曲折あり、今週末の東京公演は開演時間を前倒しして開催されることになった。
というわけで、私が予約した1stステージは開場15:30/開演16:30のところ、開場14:00/開演15:00に変更。
夕方というより、まだ昼下がりという時間帯。千代田線の乃木坂駅まで行ってブラブラと歩く。
人通りはそれなり。ライブ帰りにいつも寄るラーメン屋「まる彦」が無くなっていてショック。
14時半ごろ会場入り。スタッフによる座席案内は無し。座席表を受け取って自分で席に着く。
今日の席はサービスエリア3階22b。ステージほぼ正面、前から二番目のテーブル。
四人掛けテーブルはパーティションで一人づつ区切られ、ドリンクはノンアルコールのみ。
仕方が無い事ではあるけれど、楽しさが半減している感じは否めない。
予定より遅れて、15時10分ごろスタート。
まずはGuitar:田中一郎、Guitar:松藤秀男、Vocal:甲斐よしひろの三人がステージに登場。
オープニングは“ブレッド&バター”の「野生の馬」、続いてアルバム「ガラスの動物園」から「あの日からの便り」。
三人のコーラスが心地良く響く。初期の“甲斐バンド”を思わせるようなアコースティック・サウンド。
「とにかく安心して・・・安村じゃないけど、和気あいあいとやるしかないからね」と甲斐。
ここでGuitar:鈴木健太、Acoustic Bass:木村将之が加わって「射程距離」「落下する月」。
どうにも聴き慣れない曲だと思ったら、「落下する月」は“KAI FIVE”のレパートリーなんだな。
サポートメンバー“D.W.ニコルズ”の鈴木健太が奏でるスチールギターの音色が気持ちいい。
「今は禁酒法時代になっているので、蕎麦屋へ行く気がしない。蕎麦屋へ行ったら呑みたい。
お酒がスケープゴートになっているけど、呑み方が問題なわけで」と甲斐は現在の状況を斬る。
松藤のアコースティック・ギターから始まったのは「ナイト・ウェイブ」。とても素敵なアコースティック・アレンジ。
穏やかに流れていくサウンドの中で、一郎のストラトが激しく切り裂くようなソロを奏でる。
Billboardツアーではお馴染みとなった「眩暈のSummer Breeze」に続いて「メモリー・グラス」。
この曲では鈴木健太はバンジョーをプレイ。スライドギター、スチールギター、Dobro、マルチに弾きこなす。
そして演奏は「ダイヤル4を廻せ」から「All Down the Line~25時の追跡」へ続いていく。
エレキサウンドのイメージが強い曲なので、アコースティック・アレンジは斬新でカッコいい。
メンバー紹介をはさんで、話し出す甲斐。勝手がわからずいまひとつリアクションが薄いお客さんに、
「打っても響かない客だな! 従業員から洗脳された? 楽しまなきゃダメじゃん」とピシャリ。
そしてライブは早くも最後の曲となり、甲斐のソロ曲「光あるうちに行け」で本編は終了。
アンコール、甲斐は「なんかイイ感じになってきたね。文句言う前にやれよ!」とポツリ。
そして松藤がキーボードを弾きながら「レイニー・ドライブ」を唄い出す。松藤のヴォーカルもイイ。
鈴木健太はウクレレをプレイ。5人のメンバーで演奏しているのに、そのサウンドバリエーションは豊富。
「こういう年齢だから自分の目の前に目標があった方がいいじゃん。今日は来てくれて本当に嬉しいです。
7月10日、赤レンガで待ってます」と甲斐は言い、最後の曲は「嵐の季節」。
「そうさコートの襟を立て、じっと風をやり過ごせ。みんな拳を握りしめ、じっと雨をやり過ごせ」という歌詞が、
現在の状況に妙にマッチして心に沁みる。いつの間にかみんなスタンディングになり拳を突き上げている。
やっぱりライブはいい・・・ 「アヴェ・マリア」が流れる中、16時20分過ぎにライブは終了。
まだ時間は早かったけど、六本木の街をうろつく気にはならず。
かと言って歩いて帰る気力もなく、乃木坂駅から千代田線の乗って帰宅。
17時ごろ家に帰って、18時から「さまぁ~ず東京」の配信を観る。
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