有頂天「コロナ禍の有頂天 PART2」新宿 LOFT
今日は新宿 LOFTへ、有頂天「コロナ禍の有頂天 PART2」を観に行く。
前回の“有頂天”ライブは3月21日、2回目の緊急事態宣言が解除された日。
それから3ヶ月が経った今日、3回目の緊急事態宣言が解除される日。
なんとも因縁めいた話だけど、そんな節目節目に行われる“有頂天”のライブ。
それはともかく、久しぶりの新宿LOFTに心が躍る。新宿LOFTは昨年の11月以来になる。
開場時間は16時30分。整理番号13番で入場して、ステージ上手の最前列ガードフェンスをゲット。
本日はオールスタンディング。市松模様のフロアがビニールテープで仕切られている。
キャパ550人のところ限定200人ということで、スペースには余裕があるけどイイ感じに埋まっている。
予定より少し遅れて、18時05分過ぎに開演。
ステージを覆っていた幕があがると、黒字に黄色いアクセントが入った衣装を来たメンバー。
KERAさんは若干痩せたのかな? ちょっと長くなった髪の毛が見事に逆立っている。
演奏は「フィニッシュ・ソング」から始まり、「墓石と黴菌」「でっかち」と続いていく。
「今日は緊急事態宣言最後の日です。有頂天は政府と繋がってますからね」とKERAさん。
そして「新曲が間に合った」ということで「イエローマン」。ストレートなタッチの曲だけど歌詞は意味深。
「カフカズ・ロック/ニーチェズ・ポップ」から「懐かしさの行方」を演奏したあと「令和元年」。
この曲はライブで披露された事はあるけど未発表曲。ちょっと巻上公一を思い出させるKERAさんの唄。
「今回のソロアルバムはどうしてカバーアルバムなのか?よく質問される」という話から
「私はカバーで世に出たんですよ」とKERAさんは言い、その記念すべきナンバー「心の旅」。
そして「Sの終わり」「2090年のクーデターテープ」を演奏して、第1部は「ルール」で18時ごろ終了。
ここで換気のための休憩が10分ほど入り、ソロアルバムのダイジェストPVが流れたあと第2部が始まる。
「EAST」からの「ロコモーション」、「みつけ鳥 ~グリム童話より~」からの「コレカラノヒト」。
今夜の選曲は、昔のナンバーとアルバム「カフカズ・ロック/ニーチェズ・ポップ」の曲が絶妙にミックスされている。
「昔からのファンのお母さんから最近知ったお子様まで、みなさんが楽しめるセットリストになっております」とKERAさん。
私の立っている位置はベースアンプの真ん前なので、ベースの音が大きくキーボードの音が小さめに聴こえる。
だから演奏がちょっと変に感じたりしたけど、あとで配信を観たらいつも通りだった。ライブのポジションって大切。
ジンさんのドラムはドカドカ鳴っているし、クボさんのJAZZベースはブンブン唸っているし、相変わらずスゴイ。
KERAさんのMCはやはりコロナ禍に関する話が多いけど、「ワクチンは目に打ちたいと思います」とか、
「ワクチンの副反応で身体にいろいろな物がくっつくようになった」とか、思わずクスリとしてしまう。
「東京麒麟駅」「大失敗'91」を聴かせたあと、「キーマニア」「シュルシュルシュール」とハードチューンが続く。
調子に乗ってピョンピョン飛び跳ねていたら、マスクをしていることもあって息切れ・・・うぅ~苦しい。
「SHOOT UP」を唄ったあと、「やってられないという気持ちを、間違えたところにぶつけないでね。
痛かったり、悲しかったりするから」とKERAさんはコメント。胸に沁みる言葉・・・なんだかウルっとくる。
でもすぐに「適当なところにぶつけてください。ウィラードのCDを聴いて踊ったり」とオチをつけるところがイイ。
そして最後に「HAPPY SLEEP」を演奏して本編は終了。
アンコール、KERAさん以外はKERAさんの似顔絵入りTシャツを着て登場。
「家族が着るよりはイイか。朝起きて、親が自分の似顔絵入りTシャツを着ていたら腹立つ」とKERAさん。
そして始まったのは新曲「コロナ禍の有頂天」。現在の状況を切り取った歌詞に引き込まれる。
続いて「マリオネットタウンでそっくりショー」。いつもよりややテンポが遅めの演奏。
二回目のアンコール、「俺たちの情報を探して、また逢いに来てください」とKERAさん。
そして最後は「愛のまるやけ」。満足感、虚無感、達成感、虚脱感・・・なんとも言えない気持ちにさせる曲。
今回のセットリストはPART1と一曲もかぶり無しという事だったけど、本当に大満足の選曲。
「ありがとう~!」とKERAさんは言い残して、本日のライブは19時30分過ぎに終了。
終演後、呑んでいきたいところだけど、緊急事態宣言は今日までなので断念。
歌舞伎町は営業している呑み屋もちらほら。だけどそこまでして呑む気にはならない。
裏通りは閑散としている。大好きな僕の隠れ家「夢やぐら」は、やはり閉店してしまったようだ。
新宿三丁目の隠れ家「かり屋」も閉店してしまったし、これから僕はどうすれば良いのだろう?
なんだか疲れてしまったので、電車に乗って帰宅。
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