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2021年7月10日 (土)

甲斐バンド「KAI BAND 45th+1 ANNIVERSARY FINAL 100万$ナイト in 横浜赤レンガ倉庫」横浜赤レンガ倉庫

15時過ぎに芝居が終了してすぐに電車に飛び乗り、副都心線~東横線で横浜方面に向かう。
お目当ては「KAI BAND 45th+1 ANNIVERSARY FINAL 100万$ナイト in 横浜赤レンガ倉庫」。
本当なら昨年の今ごろに行われるはずだったライブ。実に一年越しの開催。
16時過ぎには日本大通り駅に到着し、ブラブラ歩いて赤レンガ倉庫へと向かう。
1号館と2号館の間に特設のライブスペース。しっかりと仕切られていて、中の様子はわからない。
会場前で友達と合流。こうして会うのは久しぶり。海を眺めながら、しばらく話をする。
17時ごろ入場、席は22列66番。ステージ上手側、やや後方だけど、ステージはよく見える。
フロアには44列×80席ほどの椅子が並べられている。キャパは3500人ぐらいというところか。
前方ブロックはギッシリと埋まっているけど、後方ブロックはやや空席が目立つ。

開演予定17時30分のところ、かなり遅れて17時55分ごろ開演。
まだ明るいステージに、Drums:上原ユカリ、Percussion:Mac清水、
Bass:岡沢 茂、Keyboards:前野知常、Guitar:稲葉政裕のサポートメンバーと、
Drums&Guitar:松藤英男、Guitar:田中一郎、Vocal&Guitar:甲斐よしひろが登場。
沸き起こる大きな拍手。歓声はあげられないけれど、お客さんは総立ちになってメンバーを迎える。
演奏は「冷血(コールド・ブラッド)」から始まり、「三つ数えろ」「ダイナマイトが150屯」「フェアリー(完全犯罪)」と続く。
甲斐はとても機嫌が良さそうな感じで、「一年待った甲斐があったね。ありがとう、最高だよ」と話す。
それから「非情のライセンス」「ナイト・ウェイブ」「シーズン」「BLUE LETTER」と、懐かしめの曲を交えつつ黄金の選曲。
天気予報は雨だったのが嘘のように晴れ渡った空を見て、「国内の野外は連戦連勝になります」と甲斐。
絶対に雨になると思ってレインコートを用意してきたけれど、それも取り越し苦労になりそうだ。
「裏切りの街角」を演奏したあと、松藤のヴォーカルで「ビューティフル・エネルギー」。今日は松藤が最後まで唄い切る。

ここで甲斐・松藤・一郎の三人がステージ中央の椅子に腰掛け、お客さんを座らせてから「安奈」を演奏。
太陽が沈み始め、うっすらと暗くなり出した会場に響く甲斐の唄声。一郎が弾くギターの音色も泣かせる。
“D.W.ニコルズ”の鈴木健太がバンジョーで加わり、アコースティック・アレンジで「バス通り」。
続いて、鈴木がバンジョーをリゾネーターギターに持ち替えて「かりそめのスウィング」。
イントロのバイオリンのフレーズを、ボトルネックバーで巧みに表現する鈴木。この人やっぱりスゴイ。
鈴木はここで退場し、再びエレクトリック・セットに戻って「地下鉄のメロディー」「きんぽうげ」。
この頃になるとあたりはすっかり暗くなり、まばゆいばかりの照明が華やかにステージを照らす。
ステージ下手横の上空には、なにやら怪しい黒い雲。そのうち稲妻がピカピカと光り出す。大自然の演出。
「氷のくちびる」が始まると、ライブもそろそろ佳境。甲斐と一郎がツインギターで、ユニゾンのソロを聴かせる。
「ポップコーンをほおばって」「翼あるもの」を演奏し、最後に「HERO(ヒーローになる時、それは今)で本編は終了。

アンコール、ステージ中央に三本のマイクが並べられ、甲斐・松藤・一郎の三人が「破れたハートを売り物に」を唄う。
アフリカンなビートをバックに、一郎のギターソロが炸裂する。実に“甲斐バンド”らしい曲だと思う。
続いてステージ上手に四人の女性コーラスがスタンバイして、「嵐の季節」が始まる。
このところのライブでは欠かせない曲。大声で唄うのは禁止なのに、客席に向かってマイクを向ける甲斐。
唄ってはいけない。でも唄わずにはいられない・・・マスクの中で静かに唄う。いつの間にか大きな唄声に変わる。
メンバー紹介をはさんで「漂白者(アウトロー)」を演奏し、ステージは再び暗転。
二回目のアンコール、暗転したままのステージに「100万$ナイト」のイントロが流れる。
ステージ中央に浮かび上がる甲斐、静かに唄い出し、そして次第にドラマティックに唄いあげていく。
曲が佳境に差し掛かったところで、ステージ後方に巨大なミラーボールが出現。
横浜の空をキラキラと照らし出すいくつもの光。いつまでもこの輝きが終わらないよう心に祈る。
いつものように「アヴェマリア」が流れ出し、ライブは終わりを告げる。メンバーの満足そうな笑顔が印象的。
20時ちょうどに終了。あいかわらず稲妻が光っているけど、まるで結界があるかのように雨は一滴も降らず。
みんなの思いが天に届いたのかもしれない。いい夜だった。。。

ライブ終わりは打ち上げに行きたいところだけど、このご時世なのでガマン。
友達と一緒に日本大通り駅からみなとみらい線に乗り込み、そのまま東横線~副都心線で帰る。
代々木公園駅を下りたら雨が降っていた。ライブ中に降らないで本当に良かった。

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