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2021年10月28日 (木)

伊藤 蘭「コンサート・ツアー2021 ~Beside you & fun fun ♡ Candies!~」中野サンプラザ<Day-1>

今日は中野サンプラザへ、「伊藤 蘭コンサート・ツアー2021 ~Beside you & fun fun ♡ Candies!~」を観に行く。
9月20日の大阪から始まったランちゃんのコンサート・ツアーも、いよいよ今日と明日の中野2daysでおしまい。
平日に二日連続でライブへ行くのは厳しいと思ったけど、今日は早帰り・明日は休みにしてどうにか行けそう。
というわけで16時に仕事を切り上げ、電車を乗り継いで17時過ぎに中野駅に到着。
会場前には既に開場待ちの列が出来ていたけれど、せっかくなので「disk union」へ立ち寄る。
そして開場時間17時30分のところ、18時10分ごろ会場入り。今日の席は1階15列4番。
ステージ下手15列目、ちょっと後方の位置。前の人の頭が少し邪魔だったりする。

予定より少し遅れて、18時35分ごろ開演。
ステージを覆っていた幕が上がると、Drums:そうる透、Bass:美久月千晴、Guitar:是永巧一、
Keyboards:佐藤 準、Sax:竹野昌邦、Chorus:渡部沙智子、Chorus:高柳千野がスタンバイ。
ステージセットは9月の日比谷野音の時と同じ。ステージ中央にタイムトンネルを思わせる円形のゲート。
オープニングの「ICE ON FIRE」が始まると、ステージ中央から真っ赤なワンピースを着たランちゃんが登場。
声を出すことはもちろん出来ないけれど、大きな拍手とペンライトで応えるお客さん。
続いて「ひきしお」を唄ったところで挨拶。「中野サンプラザで演るのは45年ぶり」とランちゃん。
前半は9月に発売されたセカンド・ソロ・アルバム「Beside you」のナンバーが続いていく。
「あなたのみかた」はトータス松本が作詞・作曲したナンバー。歌詞も曲もすごく良くて、早くも涙が溢れる。
コーラスの二人が華麗なダンスを見せる間に、ランちゃんは白地に花柄のワンピースへステージ上で衣装替え。
そして「shalala ♪ Happy Birthday」「愛して恋してManhattan」を唄い踊る。どちらもアップテンポで軽快なナンバー。

振り付けに関するMCをはさんで、ファースト・ソロアルバム「my bouquet」のナンバーをメドレーで演奏。
「Wink Wink」「ああ私ったら!」「女なら」と、アルバムの中でもキャッチーな曲をセレクト。
「女なら」の途中でバンドメンバー紹介。そうる透と美久月千晴が創り出すビートに乗せて、
是永巧一のギター、佐藤 準のキーボード、竹野昌邦のサックスが素敵なサウンドを奏でる。
渡部沙智子と高柳千野は唄って踊れるコーラス。讃美歌を聴いているような美しいコーラスが最高。
「振り返りますと、初めてのソロ・コンサートのときは皆さん自由に声を出して楽しんで頂けていました。
だけどこうしてステージから見る客席の光景、なんとも言えずに素敵で感動しました」とランちゃん。
「早く自由にいろんな所へ行けるようになれるとイイなという願いを込めて」という紹介で「ヴィブラシオン」、
続いて森雪之丞作詞・布袋寅泰作曲の「家路」。「みなさんはまだ帰らないで下さいね」と言うランちゃんが可笑しい。

ここでランちゃんはいったんステージ下手から退場し、バンドによるインスト・ナンバーの演奏。
そして「危い土曜日」のイントロとともに、ラメの入った黒のミニスカートでランちゃんが再登場。
ここからはコンサートも後半、キャンディーズのレパートリーが次から次へと繰り出されていく。
「その気にさせないで」「ハートのエースが出てこない」、たっぷりとフルコーラスで聴かせてくれる。
「キャンディーズ・ゾーンに突入いたしました。振り返れば、長い人生の中のほんの4年半の活動でしたけど、
たくさんの素晴らしい歌に恵まれました。そしてこうしてキャンディーズの歌を通して、
みなさんと思い出や気持ちを共有できる事を幸せに思います」というランちゃんの言葉が泣かせる。
そして「今回のツアー公演では初めて唄うことになりました」という「夏が来た!」を唄う。
アップテンポで明るい曲なのに、何故だか自然と涙が溢れてくる・・・何なんだろう? この感じ。
続いて「アン・ドゥ・トロワ」が始まったものだからたまらない。その歌詞とメロディーの美しさにまた涙。
「ひとつひとつの曲と向き合ってみると、当時の空気が匂い立つように蘇ってきます」という言葉に続いて、
始まったのは「哀愁のシンフォニー」。紙テープは投げられないけど、赤のペンライトが一斉にステージに向けられる。
ちょっと意外なところで「悲しきためいき」を唄ったあと、「やさしい悪魔」「年下の男の子」
「暑中お見舞い申し上げます」とお馴染みの曲が続く。ランちゃん曰く「5曲連続のキャンディーズ、5連キャン!」。
「心のご声援しっかりと受け止めています。熱く盛りあがってくださって、本当にありがとうございます」とランちゃん。
本編最後はキャンディーズのラスト・シングル「微笑がえし」。本当にあっという間に本編終了。

アンコール、「Ran」と書かれた黒のツアーTシャツに、ライトグリーンのシースルーのコートを着て「春一番」。
これから冬を迎える時期だけど、「もうすぐ春ですね~♪」という歌詞になんだか勇気づけられる。
続いて「恋するリボルバー」。早くも定番のキラーチューンとなった曲、やっぱりものすごくカッコいい。
スタジオ盤ではツインギターで演奏されている曲だけど、うまいこと再現されている。
「『Beside you』はコロナ禍の中で作られたアルバム、この時期ならではのメッセージが自然ににじんでいます。
たとえどんな状況になっても希望だけは失わず、自分の歩幅で前に進めたらいいなと思います」とランちゃん。
ラストは「You do you」。ミディアムテンポのサウンドに乗せて、みんなで振るペンライトが希望の光に見えた。
「また次回お会いできる事を信じて、その時を楽しみに待ちたいと思います」と話すランちゃん。
ひとりひとり名前を紹介しながら、ステージを去るメンバーに「また明日ね」と声を掛ける。
そしてランちゃんはステージ中央のタイムトンネルの向こうへ、手を振りながら帰って行った。
「Please Come Again」が流れる中、コンサートは20時30分ごろ終了。

終演後は規制退場。考えてみると、感染症対策でなくてもこの方がスムーズのような気がする。
久しぶりの中野。いつも行く「ニュー浅草」は閉店してしまったようなので、もうひとつの行きつけ「八海」へ。
親父さんひとりで切り盛りしていて大変そうだけど、相変わらず美味しい料理とお酒。
店に入った時はガラガラだったのに、そのうち混み始めたので早々におひらき。
シメにしらす油そばを食べて、22時過ぎのバスに乗って帰宅。

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