仲井戸麗市×新谷祥子「Duet [2022年 DuetLIVE 音始め]」南青山MANDALA
それでも18時半には仕事を切り上げる。
今夜は仲井戸"CHABO"麗市×新谷祥子 Duet [2022年 DuetLIVE 音始め]」を配信で観る。
ほぼ年に一度のペースで行われてきたCHABOと新谷さんとのジョイントライブ、
コロナ禍でリアルライブは見送りになっているけど、配信では2020年9月以来となる。
ジョイントと言うより、もはやユニットと呼びたいほど息が合った二人のライブ、楽しみだ。
予定通り、20時ちょうどに開演。
画面が南青山MANDALAのステージに切り替わり、新谷さんが静かに音を出し始める。
演奏は「薄雪」からスタート。「一曲一曲、心をこめて丁寧に演っていきたいと思います」と新谷さん。
そして新谷さんが弾き唄いを始めたころのレパートリーから「ボンネットバスが走っていた」「ユニコーン」。
マリンバを弾きながら唄うという発想もすごいけど、それをすっかり自分のスタイルにしているところもすごい。
新谷さんのMCは、日々のささやかなエピソードを交えて語られる。その真面目さがストレートに感じられる。
コロナ禍の中で書いたという新曲「手紙」「風が吹いている」を唄ったあと、恒例のCHABOナンバーのカバー。
CHABOが新宿のことを語る時に必ず登場する「コタニ楽器」、新谷さんもかつて練習に通っていたという話から、
当時いつも一緒に行動していたという小太鼓を叩きつつ、CHABOの「ホームタウン」を弾き唄う。
大正時代に生まれた「ゴンドラの唄」を唄ったあと、ドドンパ調の「恋に恋して」を演奏して、55分ほどで終了。
短いインターバルをはさんで、20時58分からCHABOのステージ。
アコースティックギターをかき鳴らし、ラフな感じで「顔」。このオープニング、なんだか懐かしい。
「あけましておめでとう~謹賀新年~賀正~!」とCHABOは挨拶。そうだな、今年初めてのライブ。
「いま唄うのにフィットするので」とCHABOは言い、なかなか歌詞がつかなかったという「名も無きメロディー」。
CHABOは「コタニ楽器」の思い出をしばらく語り、リズムボックスをバックに「安らぎCafe」を唄う。
ここで新谷さんへの“仕返し”ということで、新谷さんのレパートリー「ノヴェンバー トラヴァイル」をカバー。
新谷さんのリリックにとても興味があると言うCHABO、ギターを弾きながらその歌詞を朗読する。
そして新谷さんがパーカッションで加わって「た・し・な・み」、マリンバとのセッションで「Distance」。
CHABOはギターをチェットアトキンスCEに持ち替えて「サフラン」。ナイロン弦の響きが心地良い。
続いてハードなタッチの新曲「Yeah! Yeah! Yeah!」。ゴキゲンなロックンロールでぶっ飛ばすCHABO。
「早くみんなの前で演りたいよ」とCHABOは言い、一昨日作ったばかりの新曲「おはよう」。
ひとりひとりに語り掛けるような歌詞・・・あたたかい気持ちに包まれて、22時11分に演奏は終了。
5分ほどの休憩をはさみ、22時17分から二人のセッションが始まる。
「二人のバンド名は『コタニズ』に決めました」とCHABOは言い、まずは「月夜のハイウェイドライブ」を演奏。
リバーブが深くかかったCHABOのギターに、新谷さんのマンドリンが重なって、なんとも幻想的な雰囲気。
新谷さんのヴォーカルで「ピクニック・ボーイ」を演奏したあと、二人のセッションではお馴染みの「BLUE MOON」。
ギターとマリンバのユニゾンがビシッと決まり、お互いのソロが激しくぶつかり合う。何回観てもたまらない展開。
そして新谷さんのナンバー「長い旅」を、「MY WAY」の歌詞などCHABOの言葉を散りばめたバージョンで披露。
これが本当に良くて・・・二人の世界観が溶け合い、新谷さんの凛とした唄声にグッときた。
曲の後半ではCHABOが「風樹」の歌詞をかぶせ、ひとつの物語が繰り広げられているようだ。
「なんか今年が終わるようだ」とCHABOは言い、最後に「9月の素描」を演奏して22時57分に終了。
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