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2022年3月19日 (土)

木暮"shake"武彦「shake 60's+2 ~幻の60年~ 木暮"shake"武彦 還暦ライブ」EX THEATER ROPPONGI

今日はEX THEATER ROPPONGIへ、「shake 60's+2 ~幻の60年~ 木暮"shake"武彦 還暦ライブ」を観に行く。
このライブは2020年3月にshakeの還暦記念として行われるはずが、コロナ禍により延期になったもの。
コロナ禍でいろいろなライブが中止・延期になったけど、このライブは最後まで予定が決まらずヤキモキしていた。
そんな中、二年遅れでの開催。60歳+2年という形での還暦祝い。これはとことん楽しまないと。
六本木へ行くには、都営大江戸線で六本木駅へ行く方法と千代田線で乃木坂駅へ行く方法とがある。
今日は乃木坂駅から行く事にした。ミッドタウン側の出口とは逆側の出口にすれば、会場までは意外と近い。
17時ごろ会場入り。感染症対策ということもあり、今日も二階から入場して検温と消毒。
今日の席は、フロア席K列36番。まずまずのポジションだけど、ステージ上手の一番端。
それでもフロアは段差がかなりあるので観やすい。席はイイ感じに埋まっている。

予定通り17時30分に開演。まずは司会者の前説。
本日は撮影OKというのと「本日は7バンドが出演して、バンドごとにライブを演る。
出演順は時系列では無くエンターテイメントで決めた。お客様に楽しんで頂こうという順番」ということ。
そしてまず紹介されたのが“CASINO DRIVE”。Drums:向山テツ、Bass:市川"JAMES"洋二、
Keyboads:厚見玲衣、Guitar:木暮"shake"武彦、Vocal:Kenneth Andrew。
話には聞いていたけれど、個人的には初めて聴く。ロサンゼルスで活動していただけあって、
大陸的なサウンドというのかなぁ~? スケールの大きいロックンロールバンドという感じ。
ドラムとベースは今回サポート。久しぶりにナマのJAMESが観られるのは嬉しい。
shakeは紺のビロードのスーツ姿で、シルバーの「S」型ギターを弾く。
Kenneth Andrewがとにかく派手という印象が残った20分ほどの演奏。

セットチェンジをはさんで、18時過ぎから“PSYCHODELICIOUS”のステージ。
Drums:向山テツ、Bass:湯川トーベン、Keyboads:三国義貴、Guitar:五十嵐"JIMMY"正彦、
Vocal&Guitar:木暮"shake"武彦という、なかなか強力なメンバー。
当時の活動はバンドというよりソロ活動の一環だったみたいで、ネットにもあまり情報が無い。
ツインギターを中心にしたサウンド。曲調はサイケ調だったり、ストレートなロックだったり。
shakeはストラトキャスターを何本か持ち替えつつプレイ。たまらなく大好きな音色。
後半はスケールの大きいミディアムテンポのナンバー中心に、25分ほどのライブを繰り広げた。

続いて18時35分から“Mtデリシャス”。
Drums:柏原克己、Bass:柏原 輝、Keyboads:三国義貴、Percussion:丹菊正和、
Guitar:木暮"shake"武彦、Voice:ラブリーレイナ。これまた全くの初聴&初見のバンド。
パーカッションが入っていたり、ベースが強力にフィーチャーされていたり、
強靭なビートに乗せてshakeがギターを弾きまくる感じ。ラブリーレイナはヴォーカルでなく「Voice」。
演奏後のインタビューで語られた通り、スタジオでのセッションから曲が生まれたというのもうなづける。
20分ほどの演奏で、あっという間に終わってしまった。

そして19時05分から、いよいよ“REBECCA”がステージに登場。
今回のライブに参加することを決めたのは、このバンドを観たかったから・・・それしかない。
Drums:柏原克己、Bass:高橋教之、Keyboads:土橋安騎夫、Guitar:木暮"shake"武彦、
Vocal:田村直美。残念ながらNOKKOは居ないけど、ノリさんと土橋さんが観られるだけで涙。
一曲目は「ウェラム・ボートクラブ」。テンポが遅めなのが気になったけど、ほぼオリジナル通りの演奏。
この曲のカッコ良さは断トツ。ドラム、ベース、キーボード、ギター、ヴォーカル、全てのパートが主役。
続いて「QUEEN Of VENUS」。そう来ましたか! ちょっと意外だけど、この“REBECCA”にふさわしい選曲。
SHO-TAは赤いジャケットを着て、身体を大きく動かしながら唄う。この人のヴォーカルもまたイイ。
次は「Precious Star」。これまたシブ過ぎる選曲。曲の前半の静かなタッチから、後半へ続く高揚感が最高。
「STEFANIE」もテンポ遅めだったけど、それが逆にこの曲の魅力を引き出していたような気がする。
なんとも言えない爽快感と喪失感・・・たまらない歌詞に思わず涙が溢れてきた。
そして最後は「Nothing To Lose」。いやぁ~本当にカッコいい! 本当にたまらない。
本日のお客さんはほぼ全編総立ちだったけど、この曲での盛りあがりは最高潮だった。
「ヴァージニティー」も「結接蘭 破接蘭」も聴くことが出来なかったけど、大満足の30分弱の演奏であった。

ここで10分のインターバルをはさんで、19時50分から後半が始まる。
“Acoustic solo”ということで、まずは白い衣装に着替えたshakeがアコースティックギターをつま弾きながら唄う。
そしてKeyboards:三国義貴、Bass:山崎 洋、Violin:ARIAが加わり、静かなアンサンブルを聴かせた後、
更にDrums:丹菊正和、Chorus:ラブリーレイナが加わって、バンドでの演奏に変わっていく。
そんな中で演奏された「Birthday Song」、なんだかとっても心に沁みた。

そしてそれをそのまま受け継ぐ感じで、20時05分から“Big Mountain Blue”の演奏が始まる。
広がりのあるキーボードをバックに、バイオリンが縦横無尽に彩りを添えていく感じのサウンド。
ミディアムテンポでちょっとプログレッシブな展開、スケールの大きさを感じるバンド。
shakeも伸び伸びとストラトキャスターを弾きまくり、これがshakeのやりたかったバンドなのかなと思った。
現在進行形のshakeのバンド、25分ほどのライブは20時30分過ぎに終了。

そして本日の大トリを飾るのは“RED WARRIORS”。
セットチェンジの間、ステージが赤の照明で照らされるだけでテンションが上がる。
20時45分過ぎ、Drums:向山テツ、Bass:小川清史、Keyboards:三国義貴、Guitar:木暮"shake"武彦、
そしてVocal:ダイアモンド☆ユカイがステージに登場。歓声こそ起こらないものの、熱く迎えるお客さん。
演奏は「Casino Drive」から始まり「Wild Cherry」へと続く。キラーチューンの連続、これはたまらない。
ユカイは赤のスーツ、shakeはシャンパンゴールドのシャツに黒のレザーパンツ、絵になる二人。
そんな二人がワンマイクで唄う姿は最高。これぞ正統派のロックンロールバンドという感じ。
ユカイがアコースティックギターを弾きながら「Lady Blue」をしっとりと唄いあげたあと、
shakeがヴォーカルをとって「Shakin' Funky Night」。間奏ではユカイのブルースハープも炸裂。
ユカイはshakeのことを「かけがえのない親友であり、かけがえのない親戚の従弟のお兄さん」と言い、
「いつもは可愛い女のコのために唄っているけど、今夜はshakeのために唄いたい」と「WINE & ROSES」。
客席からの薔薇の花の投げ込みは無かったけど、なんだかとても心温まる35分間の演奏であった。

最後は本日の出演者全員で“ENCORE SESSION”。
バースデイケーキが運び込まれて、ロウソクの炎をshakeが吹き消したあと「BIG LOVE」が始まる。
本当であれば二年前に行われるはずだったshakeの還暦記念ライブは、こうして無事に大団円を迎えた。
「70歳の時はこんなことは出来ないと思うから、一生に一回のライブだったと思います」とshake。
そんなshakeを最後までステージに残って見守るユカイ。その気持ちをひしひしと感じられて良かったな。
shakeは来ていたTシャツを客席に投げ入れ、21時45分過ぎにライブはすべて終了。

規制退場で会場をあとにしたのは22時ごろ。
ずいぶんと遅くなってしまい、店は当然やっていないので、そのままおとなしく帰宅。

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