マスターベーション「無機質な狂気 第12夜」渋谷 CLUB QUATTRO
今日は渋谷 CLUB QUATTROへ、「無機質な狂気 第12夜」を観に行く。
大好きな“マスターベーション”が2016年以来の復活、これは観ないわけにいかない。
もともと17時30分開場/18時30分開演と、平日にしては早い時間だったのに、
まん延防止等重点措置のため17時開場/17時45分開演というとんでもない時間。
おまけに出演予定だった“赤いくらげ”のメンバーが陽性となって出演とりやめ。
いろいろありながらもどうにか今日を迎え、16時には仕事を切り上げて渋谷へ向かう。
久しぶりのCLUB QUATTRO。こんな時間だというのに、お客さんはけっこう集まっている。
予定通り17時ちょうどに開場。整理番号11番で入場したら、最前列ど真ん中を確保することが出来た。
DJが爆音でノイズミュージックを流している。あまりの音圧にアタマがクラクラする。
選曲はそのうち80年代パンクに変わり、フロアもほど良く埋まってとてもイイ雰囲気。
予定よりかなり遅れて、18時ごろ開演。まずは“OXYDOLL”のステージ。
Drums:Tatsuya Nakamura、Bass:GUN、Guitar:YOU、Vocal:NON。このメンバーが揃うだけで嬉しい。
ちょっと重たい雰囲気の「たちくらみ」からスタートして、演奏は次第にスピードアップしていく。
最前列のガードフェンス中央、後からの圧を若干感じながらも、かぶりつきで演奏を堪能。
NONはステージを前後左右に動き回りながら、オーディエンスを煽り・唄い・叫ぶ。
TatsuyaとGUNが創り出す重厚なビートに乗せて、YOUがレスポールを弾きまくる。
この重さとスピード感が“OXYDOLL”、いや80年代の日本のパンクロックなのだ。
新曲を含む全17曲。50分ほどの演奏は、あっという間に終了。
続いて19時10分過ぎから“龍頭-REUZ-”のステージ。
“OXYDOLL”のGUNがベースということ以外、まったくの前提知識が無いバンド。
ヒッピーのような風体のギタリストがセッティングをしているうちに、なんとなく演奏が始まる。
ドラムとベースが繰り出すビートに合わせて、使い込んだストラトキャスターを弾きながら唄うスタイル。
ジミヘンとか大好きなんだろうなぁ~。演奏にも随所にそんな思いが感じられる。
数日前に急遽出演が決まったこともあり、15分ちょっとの短い演奏だったけど楽しめた。
そして19時50分頃から、いよいよ“マスターベーション”の登場。
ステージが暗転して静かなSEが流れ、Drums:達也、Bass:タツシ、Vocal&Guitar:卑龍がステージに登場。
ドラムがベースとギターと横並びで配置され、三人揃って“マスターベーション”という意思を感じる。
達也がドラムを叩き、タツシが重たいベースラインを弾き出す。そしてそこに卑龍のギターが加わる。
ドロドロとした重厚でずっしりとしたサウンド。これが“マスターベーション”、やっぱり最高。
パンキッシュで速い曲ももちろんあるけど、どの曲も独特な重厚感と緊張感に包まれている。
MCはまったく無く、ひたすら演奏を続けるところもカッコいい。これが80年代のジャパニーズパンク。
アンコールではNONが加わって「I WANNA BE YOUR DOG」。貴重なセッション、貴重な瞬間。
ラストナンバーは「兵士トナッテ戦場ヘ向カエ!」。現在の状況、リアルに響く歌詞。
55分ほどの演奏、20時45分過ぎに終了。
今日はパンク友達のHさんと一緒だったけど、もう店はやっていないので駅前でお別れ。
「パンチョ」でナポリタンをテイクアウトして、バスに乗って帰宅。
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