金子マリpresents 5th element will「LIVE」下北沢 440(four forty)
土曜日、週末。
午前中はシナロケのDVDを観て、午後は「カイジ ファイナルゲーム」を観る。
4月になってようやく、週末を自由に過ごす事が出来るようになった。嬉しい。
夕方になって出かける。
今日は下北沢 440(four forty)へ、“金子マリpresents 5th element will”のライブを観に行く。
毎月第三土曜日に行われているライブ、なんだかんだで二年半ぶりの参加。
少し早めに出かけて「GENERAL RECORD STORE」でレコードを掘ったあと会場へと向かう。
18時30分開場、整理番号は1番。迷わずステージ真正面、最前列の席を確保。
最前列ではあるけれど、ステージとの距離がたっぷりとられている感染症対策仕様。
席数は若干少なめだけど、開映時間が近づくにつれて程よい埋まり具合に。
予定より遅れて、19時05分ごろ開演。
まずはマリちゃんと白井良明さんがステージに登場。今回のライブが実現したいきさつを話す。
お互いに相手の事を年上だと思っていたけど、実は同い年だったというのがわかったと嬉しそう。
そしてDrums:オータコージ、Bass:玉木正太郎が加わって、“白井良明 e.g.”の演奏が始まる。
バンド名の“e.g.”はラテン語「exempli gratia」の略で、「for instance」という意味とのこと。
演奏は「floatin '70」からスタート。RAPのような唄い出しから、流れるように爽快なメロディーへ展開。
ドラムはドカドカ、ベースはブリブリ、ギターはテクニカルでゴキゲンなんだけど、私の席からは・・・
と言うよりほとんどの席からだと思うけど、譜面台で良明さんのレスポールJrはまったく見えなくて残念。
Jazzっぽい曲、Fusionタッチのナンバー、ギターのサンプリングを用いた実験的な曲、
高田渡のカバー、そして疾走感あふれるハードチューンまで、とにかく音を楽しんでいるという感じ。
傑作だったのは4月20日発売される“ムーンライダーズ”の曲を、メンバーの誰にも言わずに演奏したこと。
「駄々こね桜、覚醒。」と「親より偉い子供はいない」の二曲。これがとてもイイ曲で、すごく気に入った。
ライブが終盤に近付くと良明さんは立ちあがってプレイ。惚れ惚れするほど美しい指使いがようやく見られた。
最後に「愛の仕事 "musician"」を演奏して、20時10分過ぎに“白井良明 e.g.”のステージは終了。
このバンドは初めて観たけど(というか初ステージらしいけど)、ものすごく良かったな。
セットチェンジをはさんで、20時30分ごろ“金子マリpresents 5th element will”の演奏が始まる。
機材のセッティングやチューニングをしているうちに、いつの間にかバンドメンバーがステージに勢ぞろい。
Drums:松本照夫、Bass:大西 真、Keyboards:石井為人、Guitar:窪田晴男、Guitar:森園勝敏・・・最強の布陣。
森園さんが唄う「ZIPPOのライター」で演奏はスタートし、そのまま「Green Onions」へ続く。
バンドだけの演奏からVocal:北 京一、Vocal:金子マリが加わって「忘れ物音頭」。リズム&ブルースの鉄板進行。
5月2日にニューアルバム「R45+」が発売される事もあり、そこに収録される新曲もいくつか披露される。
窪田さんのギターカッティングが印象的な「わからない」、松本さんが歌詞と曲を書いたという「星」。
マリちゃんの優しい唄声が絶妙なメロディーラインに乗っかって、早くも涙が溢れ出してきた。
「440のライブは20年目となります」とマリちゃんは言い、今度は「People」を唄い出す。徹底的に泣かされる選曲。
続いてリズムボックスをバックにアフロビートのナンバー。大西さんのツボを押さえたベースが心地良い。
松本さんのドラム、大西さんのベース、石井さんのキーボード、森園さんのギター、窪田さんのギター、
北さんの唄、マリちゃんの唄・・・ひとつひとつの音に意味があり、ひとつも無駄が無い。
凄腕プレイヤー揃いのバンドだけど、誰かが突出する事はなく、「バンド」としての音が出ている。
これぞ東京のリズム&ブルース! 東京人として、大いに自慢して良いバンドだと思う。
そしてまたニューアルバムから、窪田さんがヴォーカルをとって「おやすみ Good night」。これは新機軸。
次は北さんのコーナーとなり、「Cry Baby」「Are you OK?」と続いていく。北さんの唄もソウルフルで好き。
最後は新曲の「ワタシハスゴイ」から、マリちゃんの喋りをはさんだ「A Change Is Gonna Come」で本編は終了。
アンコール、メンバーが楽屋へ戻る中、「どうせやるでしょ」とステージに残る大西さんと石井さん。
森園さんはトイレへ・・・そんな自由な感じがイイ。これぞライブハウスのバンドという感じ。
今度はバンドTシャツを作るという話で盛り上がったあと、演奏されたのは「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」。
抑え気味で語り掛けるように唄うマリちゃんもまた素敵。このバンドならではの演奏もゴキゲン。
ライブが終わったのは22時05分ごろ。とっても熱い下北沢の夜を満喫した感じ。
終演後、どこかで呑もうと思ったけど、22時過ぎるとさすがに開いている店は少なく。
好きだった「紅とん」も無くなってしまったし・・・というわけで、その跡地に出来た「はなび」という店へ。
台湾まぜそばがオススメの店だけど、どうしても食べたかったので台湾ラーメンにした。
ビールを呑みながら満喫。こういう時間がとれるのは、本当にありがたい。
小田急線の各駅停車に乗って、23時ごろ帰宅。
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