VA「TOKYO BLUES CARNIVAL 2022」日比谷野外大音楽堂
今日は日比谷野外大音楽堂へ、「TOKYO BLUES CARNIVAL 2022」を観に行く。
なんでも「BLUES CARNIVAL」は10年ぶりの開催とのこと。この御時世をふまえて、
「JAPAN BLUES CARNIVAL」ではなく「TOKYO BLUES CARNIVAL」となっての開催。
それでも爽やかなこの季節、青空のもとビールを片手にブルースを聴く・・・最高じゃないか!
唯一心配していた天気も、ちょっと汗ばむぐらいの快晴。せっかくなのでちょっと早めに現地入り。
リハーサルの真っ最中らしく、あたりには音が響き渡っている。いやぁ~早くもネタバレ。
それを避けるため広場へ避難したけど、それでもガンガンに聴こえてくる。これも野音の醍醐味。
15時半ごろ会場入り。今日の席はB4列13番。Bブロック前方の通路際という、願ってもないポジション。
後方に空席があったものの、フルキャパでお客さんが入っていて、イイ感じに出来上がっている。
開演予定時間の5分ほど前、15時50分過ぎにBluesハープの音が大空高く鳴り響く。
司会進行はゴトウゆうぞう&カメリヤマキ。お馴染みの「BLUES CARNIVAL」ノリ、なんだか懐かしい。
注意事項の説明がいくつかあった後、まずは“三宅伸治 & The Red Rocks”のステージ。
Drums:AKANE、Bass:高橋"Jr."知治、Keyboards:伊東ミキオ、Guitar:ウルフルケイスケ、
Harmonica:KOTEZ、Sax:MONKY、Trumpet:MAKOTO、そしてVocal&Guitar:三宅伸治。
全員が青を基調にした衣装、これぞニッポンのリズム&ブルースBANDといった印象。
演奏は「ブギシンジ」から始まり、「It's Alright」では全員が交互にヴォーカルをとる。
続いて「歩くよ」。軽快なジャンプBLUES、管楽器の音色が気分を高揚させる。
「ベートーベンをぶっとばせ」でたくさんのブルースマンへのリスペクトを唄ったあと、
そしてゲストの鮎川 誠をステージに呼び込み、John Lee Hookerのナンバー「Boom Boom」。
鮎川さんは相変わらず自由に唄って自由にギターを弾く。ホント、それだけで充分だと思う。
「レモンティー」で早くもピークを迎えたあと「JUMP」。これまで座って観ていたお客さんもスタンディング。
日比谷野音で三宅伸治、日比谷野音で鮎川 誠、日比谷野音で「JUMP」。もう~たまらない瞬間。
40分ほどの演奏時間だったけど、ブルースとロックンロールをたっぷりと楽しむことが出来た。
続いて16時50分過ぎから、コージー大内の演奏が始まる。
アコースティックギターをかき鳴らしながら、大分の日田弁でブルースを唄う。
今回初めて名前を知って、当然ながら初めて観たけど、なんだかとってもおもしろい。
だけどものすごくブルースしていて、イイもの観させてもらったという感じ。
木村充揮とナオユキを足して2で割ったと言ったら語弊があるだろうか?
20分ほどの短いステージだったけど、思う存分に堪能したひととき。
そして17時15分過ぎから、“blues.the-butcher-590213”のステージ。
Drums:沼澤 尚、Bass:中條 卓、Harmonica:KOTEZ、Vocal&Guitar:永井ホトケ隆、
全員が黒のスーツに身を固めて、ゴキゲンなブルースを繰り広げていく。
いつ観ても思うけど、ホトケのヴォーカルはもちろん、ギターが最高にイカしているんだな。
二曲目から早くもゲストのGuitar:山岸潤史が合流。テレキャスターをバキバキと弾きまくる。
アップテンポのナンバーでは軽快な指使いを見せ、スローナンバーではメチャメチャいやらしく弾く。
その音が塊となって、スッキリと晴れ渡った空に吸い込まれていく・・・まさに野音の醍醐味。
最後は「Mannish Boy」から「Got My Mojo Working」で盛り上がって、18時05分ごろ終了。
ゴトウゆうぞう&カメリヤマキの演奏をはさんで、18時15分から“吾妻光良&The Swinging Boppers”。
まずはドラム、ウッドベース、ピアノ、トランペット×3、トロンボーン、バリトンサックス、テナーサックス、
アルトサックス×2のメンバーがステージに登場。全員おそろいの白いワイシャツに蝶ネクタイ。
軽くセッションしたあと、吾妻光良が登場。手にはダブルネックギター。この奇天烈さがたまらない。
演奏は本格的なジャンプBLUES・スウィングJAZZだけど、歌詞は相変わらずおもしろくて笑える。
途中二曲ほど“T字路s”伊東妙子が加わっての演奏。いつも通りにパワフルなヴォーカル。
いつもはLeyonaが唄う「SILENT GEORGE」も、また違った雰囲気に生まれ変わる。
この頃から陽がとっぷりと暮れ始め、ステージも客席もイイ感じに出来上がってきた。
自らの不幸な運命を唄った「俺のカツ丼」を演奏して、45分ほどの演奏は終了。
最後は本日の出演者全員がステージに上がり、バッパーズの演奏をバックに「Blues Is Alright」をセッション。
鮎川と山岸が激しいギターバトルを繰り広げ、KOTEZがキレのあるBluesハープでアクセントをつけていく。
曲は途中で「Sweet Home Chicago」に変わり、みんなでヴォーカルを回していく。
やっぱり野音で観て聴くブルースは最高! 「また来年」という思いを胸に、19時15分ごろ終演。
終演後は千代田線で代々木公園駅まで戻り、「鳥と麺と」で打ち上げ。
ココは「天下一」の跡地に出来た店。小洒落たラーメン屋という雰囲気。
つまみとラーメンはまずまずだけど、お酒はもうちょっとパンチが欲しいかなぁ~。
野音でもけっこう呑んでいるので、ほどほどで切り上げて21時前に帰宅。
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