太田裕美「太田裕美コンサート2022 ~雨女の挑戦~」EX THEATER ROPPONGI
今日も朝から暑い一日。
洗濯物があっという間に乾く。あまりの暑さに、エアコンがフル稼働。
そんな中、午後から出かける。
今日はEX THEATER ROPPONGIへ、「太田裕美コンサート2022 ~雨女の挑戦~」を観に行く。
裕美ちゃんのコンサートを観るのは2020年10月以来。昨年は他と予定が重なって参加出来なかったからな。
15時前に家を出て、まずはバスで渋谷へ。「タワレコ」で山下達郎のプロモーションディスプレイを見る。
ジャケット写真やポスターに加えて、直筆サインや手形まである。なかなかの力の入れよう。
それにしても混んでいる。特に1階から4階は若者のたまり場と化している。
今やCDは絶滅寸前、時代はサブスクという話なのに、一体どうなっているのだろう?
渋谷から六本木までは地下鉄に乗ってすぐだけど、せっかくなのでバスに乗ってみる。
六本木通りをひたすら走るバス。渋谷を出るまでは渋滞したけど、あとはスムーズに進む。
バスは六本木ヒルズの中のロータリーに到着。初めて来る場所はどこでもおもしろい。
六本木ヒルズを少し探検したあと、毛利庭園を抜けてテレビ朝日本社ビルへ。
テレビ局って、やっぱり楽しい。本物みたいなタモさんが居てビックリ。
開演時間が近づいて来たので、六本木ヒルズを抜けて会場へと向かう。
16時45分ごろ会場入り。今日も2階テラスからの入場。階段を上り下りするのが面倒。
お客さんは既に着席している人が多いのか、ロビーはけっこう空いている。
今日の席はB3階G列27番。ステージ上手の7列目。フラットなエリアの最後列だけど、ステージは良く見える。
G列は設置されない時もあるみたい。それでも客席はフルに埋まっていて、根強い人気がうかがえる。
予定より遅れて、17時10分ごろ開演。
波の音が響く中、ステージを覆っていた緞帳が開くと、ドラム、アコースティック・ギター、キーボード、
チェロというアコースティック編成のバンド、そしてステージ中央には白い衣装を着た裕美ちゃん。
まずは「知らないところで・・・」「河口にて」「A DISTANCE」を続けて唄う。なんともアンニュイな雰囲気。
控えめなドラムに乗って、アコースティック・ギターとキーボードが心地よい音色を響かせる。
そこにチェロの優しい響きがアクセントをつけていく。優しくキラキラと輝く透明感あふれるサウンド。
「雨女の逆襲・・・逆襲を受けて暑い中ありがとうございます」と裕美ちゃん。タイトル勘違いしている(笑)
今回のテーマは「心のバカンス」とのこと。海辺から始まって、シチュエーションは避暑地へと移っていく。
ステージ中央のグランドピアノを弾きながら、「青春のしおり」「ガラスの腕時計」「雨だれ」を唄う。
裕美ちゃんの唄声はまるで宝石のよう。キラキラと美しく輝いているけれど、触れると壊れそうでドキドキする。
「ようやく知っている曲が出てきたわぁ~と思っているようですけど、これからまた知らない曲が始まりますよ」
と裕美ちゃんは言い、アコースティック・ギターを弾きながら「プラハ」「ロンドン街便り」「Nenne」を唄う。
「ロンドン街便り」の途中で、裕美ちゃんは突然カポタストをつける。ひょっとして忘れたのかと思いきや、
1フレット→2フレット→3フレットと変えていくではないか。転調に合わせて変えているのかな? スゴイ。
「私があるのは松本さんのおかげ、松本 隆があるのは私のおかげ」と爆弾発言をしてしまったという話から、
松本 隆が作詞したナンバー「ブルー・ベイビー・ブルー」「恋のハーフムーン」をピアノで弾き語り。
「恋のハーフムーン」を生で聴くのは初めてかも? 透き通った裕美ちゃんの唄声、大好きな曲なので嬉しい。
ブルースナンバー「桜月夜」を熱唱したあと、メンバー紹介をはさんで「ベロアの秘密」。
続く「僕は君の涙」のエンディングではハーモニカを吹く。いろいろな楽器をこなし、本当に多才な裕美ちゃん。
「ステキのキセキ」をハツラツと唄ったあと「九月の雨」。振付を交えて唄い、アイドルの顔をのぞかせる。
本編最後は「さらばシベリア鉄道」。チェロとピアノが激しくぶつかり合い、青と黄色のライトがステージを照らす。
いまの社会状況を表しているようで、なんだかとても胸に突き刺さる演奏であった。
アンコール、ギターが聴き覚えのあるリフを弾き始め、Tシャツに着替えた裕美ちゃんがステージへ。
始まったのは「ドール」。ハンドマイクで唄う裕美ちゃん、切ない歌詞だけど会場内は大盛りあがり。
そして最後は「木綿のハンカチーフ」。本人もMCで言っていたけど、やはりこの曲を聴かないとね。
椅子に座ったまま、声を出せないままだけど、熱く熱く盛りあがって19時05分過ぎに終了。
規制退場で会場外へ出たのは19時20分過ぎ。
せっかくの土曜日、せっかくの六本木、時間はまだ早い。
だけどアウェイ感は否めないので、六本木の隠れ家へ行ってみる。
あいかわらずお客さんが少ないけど大丈夫なのかな? だけどとっても居心地がイイ。
空豆と西京焼き定食を食べながら、ビールと酎ハイで喉をうるおす。
iPodからは「今日は一日“山下達郎”三昧」。このところ気分は達郎一色。
帰りは乃木坂駅まで出て、千代田線に乗って21時前に帰宅。
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