VA「ケラリーノサンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー2022」新宿LOFT
今日は新宿LOFTへ、「ケラリーノサンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー2022」を観に行く。
「ケラリーノサンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー」は、おそらく2019年12月以来の開催。
今回はKERAさんのニューバンド“KERA & Broken Flowers”と“有頂天”の共演というから楽しみ。
仕事を早めに切り上げて新宿へ。まずは「タワレコ」で山下達郎のプロモーション・ディスプレイを見る。
買うのをどうしようか迷っていたニューアルバム「Softly」のカセットテープをついつい購入。
開場時間が近づいてきたので会場前へ。待機しているお客さんはそれほど多くない印象。
予定通り18時15分に開場して、整理番号25番で入場。ぴあ・イープラス・ローソンの並列入場。
それでもステージ上手の二列目、お気に入りのポジションをキープ。なかなかツイてる。
今夜はオールスタンディングだけど、ポジションマークが無く、お客さんに任されている感じ。
本当にちょうどいい塩梅でフロアが埋まって、とってもイイ雰囲気。
予定より遅れて、18時5分過ぎに開演。まずは“KERA & Broken Flowers”のステージ。
客席とステージを仕切っていたパーティションが上がり、「マリリン・モンロー・ノー・リターン」から演奏が始まる。
メンバークレジット通りに記載すると、打楽器:REIKO、ベース:かわいしのぶ、ギター:田渕ひさ子、
鍵盤とプログラミング:杉山ケイティ、管楽器他:ハラ ナツコ、歌:KERA から成る“KERA & Broken Flowers”。
今夜がデビューライブ。シックな衣装に身を包んでいるけれど、全員が赤い花をアクセントにあしらっている。
続いて「オンガク」「真夜中のギター」。「とりあえずシンセサイザーズの曲を演ろうと思います」とKERAさん。
ここでいきなりのメンバー紹介。KERAさんは、ギターの田渕ひさ子さんを「真面目でかわいい」と褒めちぎる。
そして「新しい椅子」から、そのままのリズムで「神様とその他の変種」に続くというなかなか凝った展開。
REIKOのドラムは相変わらず心地よく響く。そこに田渕さんのギターがからみ、ハラさんのサックスが彩りを添える。
「シャープさんフラットさん」を演奏したところでMC。ライブハウスや演劇はまだまだ規制が厳しいという話。
それから「求人妖奇譚」「ロケット・ソング」。田渕さんのギターを中心に、かなりロッキンな演奏。
「BROKEN FLOWER」のナンバー中心だけど、シンセサイザーズとは似て非なるモノ。
最後は「BROKEN FLOWERS」でフィナーレ。およそ1時間の演奏。
15分ほどのインターバルをはさんで、ステージには街裏ぴんくが登場。
怪しげな色のスーツを着て、ひとり漫談を繰り広げる。
シチュエーションは日常のよくある風景なんだけど、語られるのは現実離れした事実。
ゲラゲラと大爆笑するというよりも、思わずニヤニヤしてしまう感じ。
30分ほどで終了して、再びインターバルに突入。
そして21時5分過ぎ、ステージを覆っていたパーティションがあがり、「ビーシーッ!」の叫び声と共に演奏が始まる。
ステージ中央には髪の毛をツンツンに立てたKERAさん・・・と思いきや、街裏ぴんくではないか!
すかさずKERAさんがステージに登場して、街裏ぴんくを追いやってようやく本物の「B.C.」となる。
そのまま「猫が歌う希望の歌」「科学と彼女」を続けて演奏したあと、相変わらず癖のあるMC。
新曲をはさんで「本当は彼が一番利口なのかもしれない」。懐かしいナンバー、久しぶりに聴いた。
「有頂天は結成40周年ということで、9月9日に記念ライブをやります」とKERAさん。嬉しいニュース。
続いてKERAさん曰く“古い新曲”の「イエローマン」。どうやらアルバムを作れるぐらいの新曲があるらしい。
ちょっと違ったアレンジの「BECAUSE」をはさんで「ト・モ・グ・イ」。どちらも懐かしいけど、決して古くはない。
ここでサックスのハラ ナツコが加わって「カフカズ・ディック」。フリーキーな演奏にハラさんのサックスが映える。
間奏ではシウさんのキーボードと激しいバトル。その間に立って、両者をコントロールするKERAさん。
続く「でっかち」にもハラさんが参加。“有頂天”とサックスって、これまで想像つかなかったけどかなりイイ。
ハラさんはここで退場して、本編最後は「フューチュラ」。みんなでピース!して終了。
アンコール、まずはKERAさんがひとりステージに登場。
「来年還暦だから記念ライブを行う」「KERAさん逃げて30周年記念アルバム」等のインフォメーション。
ちょっと遅れて残りのメンバーが登場。何故だか“RAMONES”Tシャツを着ているクボさん。
そんなクボさんのセリフをきっかけに「monkey's report(ある学会報告)」が始まる。
どこか吹っ切れたようなメロディーライン。意外と好きだなぁ~この曲。
続いて「卒業」。ジンさんのパワフルなドラムに、シウさんの尖りまくったキーボードが絡みつく。
二回目のアンコール、「こういう世の中なので、お金はライブだけで使えばいいじゃないか」とKERAさん。
最後に「HAPPY SLEEP」を演奏して、22時25分ごろ本日のライブは終了。
終演後はどこかで呑みたいところだけど、けっこう遅くなってしまったので閉まっている店が多い。
そのためか営業している店は大勢の人だかりで、そこで呑むのはためらわれる。
歌舞伎町から西口へと廻ったけど、いい店が見つからず、そのまま地元へ帰ってきてしまった。
というわけで駅前の「磯丸水産」で呑む。そろそろ終電の時間だというのに、店内は意外と混み合っている。
最終的にはお客さん自分ひとりになるのかな?と思いきや、続々とお客さんがやって来る。
オラが街にこんな需要があったのねぇ~と感心。どうりで商売が成り立つわけだな。
それでもカウンターでのんびりと呑むことが出来て良かった。
1時になろうとする頃おひらき。シメに「吉野家」の牛丼を食べて帰宅。
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