亜無亜危異「価格破壊GIG -東名阪フリーライブ-」名古屋 Electric Lady Land
今日は名古屋 Electric Lady Landへ、亜無亜危異「価格破壊GIG -東名阪フリーライブ-」を観に行く。
ドラムのコバンが心筋梗塞で倒れたのは今年の1月末。バンドの活動も止まってしまい、とても心配していた。
それが今回、東名阪で復活ライブ。それも入場料無料のフリーライブというのだからたまらない。
東京公演は他の予定と重なってしまったので、復活第一弾の名古屋へ馳せ参じることにしたのだ。
東京駅9時39分発ののぞみ217号に乗って名古屋駅へと向かう。この感じも久しぶり。
新幹線の車内は40パーセントぐらいの乗車率。すこぶる安心、快適な空間に感謝。
11時過ぎに名古屋駅に到着して、そのまま地下鉄東山線に乗り換えて栄駅へ。
せっかくだから櫃まぶしを食べようと思ったのに、「いば昇」も「花岡」も長蛇の列。
仕方がないので方針変更して、「ヨコイ」や「矢場とん」へ行ってみたけどココも大混雑。
名古屋の人は食べる事しか楽しみが無いのか!と突っ込みつつ、ちょっと甘く見ていた自分を反省。
あてもなく栄の街をさまよう・・・穴場かと思った「LACHIC」のレストラン街も、ことごとく混んでいる。
矢場町を抜けて、そのまま大須へ。すがる思いで「浅ひろ本店」という蕎麦屋さんに滑り込む。
えび天きしころの大盛とビールを注文。美味しいうえに名古屋らしさも満喫することが出来た。
あやうく昼食難民になりかけたけど、土壇場の機転でなんとかありついた。想定外だけど大満足!
ここでようやく計画通りとなり、大須のレコード屋巡り。「バナナレコード」「ハイファイ堂」
「greatest hits」「RECORD SHOP ZOO」と廻ったけど収穫はナシ。それでも名古屋らしい品揃えを満喫。
開場時間が近づいて来たので、ライブ会場の「Electric Lady Land」へ。
伏見通沿いにあるので日影が無く、太陽の光がジリジリと照り付けて入場待ちも大変。
予定通り15時に開場。整理番号80番だけど、番号がかなり飛んでいたので実質的には60番ぐらいか。
フリーライブではあるけれど、カセットテープ付きチケットにしたので、入口でカセットテープを受け取って入場。
フロアは三段に分かれていて、どこからでも観やすい感じ。二段目の中央最前列をキープすることが出来た。
ちょっといまいちの入りかな?と思っていたけど、開演が近づくにつれてフロアはビッシリと満員に。
予定より遅れて、16時05分ごろ開演。まずはオープニング・アクトの“KTYM”のステージ。
観るのはおろか、名前を聞いたのも初めて。“KTYM”は“Know Thyself Your Madness”の略。
バンドというより、ヴォーカルのカタヤマヒロキのソロユニットらしい。ルックスがちょっと藤原竜也みたい。
ドラム、ベース、ギター、ヴォーカルという編成で、打ち込みを主体にしたハードでラウドなRock。
二曲目には「セルナンバー8」のカバー。この選曲は今回のお客さんには大ウケだったな。狙い通りだろう。
ぜんぶで4曲、20分ほどの演奏。全体的にフレッシュな感じで、嫌いではないかな。
セットチェンジをはさんで16時45分過ぎ、いよいよ“亜無亜危異”のステージ。
ステージを覆っていた幕が開き、ステージ上手からDrums:小林高夫、Bass:寺岡信芳、
Guitar:藤沼伸一、Vocal:仲野 茂が登場。いつも通り紺のナッパ服に赤い腕章。
兎にも角にもコバンが元気そうでなにより。他の三人も久々のライブに気合満点という感じ。
演奏は「東京 イズ バーニング」から始まり、「馬鹿とハサミは使いYO!」「タレントロボット」「ヒーロー」と続く。
「やっと四人で“亜無亜危異”。みんなに心配かけましたけど、小林高夫が復帰しました」とシゲル。
どの曲だったか忘れたけど、勢い余ってステージ下に落ちてしまったシゲル。
体重をかけていた黒いマイクスタンドがグニャリと曲がり、その勢いの激しさにグッときてしまった。
それから「プレイランド」「アナーキー・シティ」と続き、コバンのドラムから「洗脳ごっこ」。
本日のセットリストは新旧とりまぜた選曲。そしてここで、本日発売のカセットテープに収録された新曲。
「第二の悪者」と「戦争小唄」。現在の世の中の状況を鋭くえぐる・・・その姿勢はいつになっても変わらない。
だけどただ単に反対や異論を唱えるのではなく、矛盾した理屈や異なる意見を取り込んでいるところが現在形。
そのまま「タブーの正体」に突入。シンイチのギターカッティングから、テラオカのブンブン唸るベースソロへ。
そして「屋根の下の犬」の「いつまで平和ボケしてる!」という歌詞は、いつも以上に胸に突き刺さって来る。
「パンクロックの奴隷」に続いて「ノット・サティスファイド」。やっぱりこの曲は、俺たちの永遠のテーマソング。
演奏が終わったところで「ドラムソロやんねえのか?」とシゲルが無茶ブリ。それに応えるコバン。
「誰も参加してくれねぇ」と文句を言いながら、嬉しそうにドラムを叩くコバンが見られただけで幸せ。
最後に親衛隊の皆さんからコバンへ花束のプレゼント。アンコールの拍手はしばらく鳴りやまず。
終演のアナウンスが入って、17時30分ごろ本日のライブは終了。
終演後会場外へ出ると、空はまだ明るい。帰りの新幹線の時間まで、まだまだ余裕がある。
大須で呑むことも考えたけど名古屋駅まで戻って、いつも通り駅前の「鶴八」で呑むことにした。
日曜日だからなのか、ご時世だからなのか、店内は空いている。カウンター席でのんびりと呑む。
サーモン刺身とミソ串カツ、手羽唐をつまみに、ビールとプレーン酎ハイ、そして「鶴乃華」という日本酒。
やっぱり「名古屋めし」は旨い。日本酒もスイスイと入っていく。これだから名古屋は大好き。
18時半から1時間ほど満喫して、予定より前倒しで19時57分発ののぞみ444号に乗り込む。
駅構内や車内がなぜか大混雑・・・どうやらナゴヤドームでジャニーズのイベントがあったらしい。
東京から日帰りするには、ちょうどいい距離と時間帯だもんなー。なるほどね。
というわけで今回はC席。この時間帯だと窓の外は真っ暗なので、C席もなかなかEね。
21時半には東京駅に到着。8時半に家を出て、名古屋へ行って22時半に帰る。なんだか不思議な感覚。
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