THE MODS「40TH ANNIVERSARY LIVE ENCORE 「続・約束の夜」」日比谷野外大音楽堂
今日は日比谷野外大音楽堂へ、「THE MODS 40TH ANNIVERSARY LIVE ENCORE 「続・約束の夜」」を観に行く。
2021年にデビュー40周年を迎えた“THE MODS”、昨年の秋の野音に続いて行われる「続・約束の夜」。
5年に一度というペースを自ら破ってのライブ、一体どんなことになるのであろうか?
開場時間は17時だけど、今日はゆっくり目で17時半ごろ現地に到着。開場前で友達に会う。
しばらくその場で談笑。“THE MODS”のお客さんはみんなオシャレなので、眺めているだけで楽しい。
17時40分ごろ会場入り。今日の席はBブロック2列84番。ステージ上手前方だけど、一番端のポジション。
ステージの後半分が見切れている。「THE MODS 40TH ANNIVERSARY」のバックドロップもよく見えない。
チケットはソールドアウトということもあり、客席はビッシリと埋まっている。
開演予定時間の18時になろうとする頃、客席から「MODSコール」がわりの拍手が沸き起こる。
そして「We Are THE MODS!」という叫び声がサンプリングされたSEが流れ、
Drums:佐々木周、Bass:北里晃一、Guitar:苣木寛之、Vocal&Guitar:森山達也がステージに登場。
ドラムセットは半分ぐらいが見切れてしまい、周くんの姿が見えない。うーん・・・残念。
演奏は「S・O・S」からスタートして、「F.T.W. "Fuck The World"」へと続く。気迫に満ち溢れた演奏。
まだ明るい会場内、キーコが鋭い視線を客席に向け、早くもお立ち台にあがってお客さんを煽る。
「大阪では声を出す連中がたくさん居て、軽くお説教をしたらすごくいいライブになった。今日もその感じで。
だけどRockなので声が出てしまっても、周りの連中もあまり嫌な顔をせず軽く許してやってください」と森ヤン。
ハードタッチの「MAYDAY MAYDAY」に続いて、ミディアムテンポのナンバー「STORY」を唄いあげる。
続いて苣木がヴォーカルをとって「BOOGIE BOMB」。歌詞がメンバーひとりひとりの紹介になっている。
「別に約束はしていないけど、俺たちもみんなも『ここに戻ってくる』と約束した相手は自分だと思います」と苣木。
それから「SHE'S THE C」「ハートに火をつけて」と、ちょっと懐かしい初期のナンバーが続く。
間髪を入れず、昨年リリースされたシングル「READY TO ROCK」から「涙のワンウェイ」。心に沁みる名曲。
「ゴキゲンですか?」と問いかける森ヤンに、思わず大声で応えるお客さん。「多少はいいと思いますけど」と苦笑い。
「40年前はこのへんで雨が降り出してきたんですけど、今日はそれが無いように・・・」と森ヤン。
そして“THE COLTS”のKOZZYが白い燕尾服を森ヤンに羽織らせ、ジョーカータイムが始まる。
森ヤンが「クラレンス+アラバマ」「GO-STOP BOOGIE」を、右に左にマイクスタンドを引きずりながら唄う。
ロカビリーテイストに溢れる苣木のギターが最高にゴキゲン。リズム隊とのコンビネーションもバッチリ。
「この年齢になっても、飽きずに変わらず演ってます。みんなが居る限り演れるかなと・・・」と森ヤンは言い、
「感謝の気持ちを込めて」ということで「バラッドをお前に」をじっくりと唄いあげる。
そして「雨が降らんで良かったね。みんなの行いが良かった」と言いながら、北里が「JOHNNY COME BACK」を唄う。
続いて「ゴキゲンRADIO」が始まると、明らかに会場内の空気が変わる。今にも爆発しそうな何かが漲っている。
ギターをローディーに向けて放り投げ、ステージ上を右へ左へ動きながらハンドマイクで唄う森ヤン。
ラストの「パズル・シティを塗りつぶせ」が始まると、ステージ後方のバックドロップが“THE MODS”のロゴに変わり、
「退路ヲ断ッテ前進セヨ」の赤い幕がステージ上空から垂れ下がる。そしてギターアンプの前の位置からは火花。
野音ならではの“THE MODS”を見せつけて本編は終了。
アンコール、思わず湧き上がる「MODSコール」。ギリギリのところで勝負するのがポイント。
そしてけたたましいサイレンと共に真っ赤なパトランプがステージを照らし、メンバーが再びステージに登場。
始まったのは「UNDER THE GUN~市街戦~」。その歌詞があまりにも現在の状況に当てはまっている。
続いて「いつの日か・・・Doomsday War」、奇しくもアルバム「叛 REBEL」からのナンバーが二曲続く。
次は「READY TO ROCK」。昨年リリースされた新曲だけど、すっかり馴染んでいる新たなスタンダードナンバー。
先ほどはギターアンプ前のみだった火花が、天井からも降り注ぐという演出。暗くなった野音のステージに映える。
2回目のアンコール、「今日はどうもありがとう」と言う森ヤンに、大きな歓声で応えるお客さん。
「ドサクサ紛れて叫ばないように!」と言いながら、コロナ禍で感じた思いを森ヤンは語る。
そして「STAY CRAZY」が始まる。40周年の野音、41周年の野音・・・そこにあるのは変わらない思い。
「KILL THE NIGHT」に続いて「LET'S GO GARAGE」。“THE MODS”の原点を感じさせるナンバー。
「バイバイ!また近いうちに」と森ヤンは言い残して、ステージを去っていった。
トリプルアンコールで「TWO PUNKS」を期待したけど、そのまま19時35分過ぎにライブは終了。
終演後は規制退場だけど、出口付近が異常に混んでいてなかなか外に出られず。
ようやく友達と会場前で落ち合い、打ち上げに向かう。充分に用心しながらね。
けれども有楽町の吞み屋はどこも混んでいて入れず、有楽町電気ビルまで行ってようやく落ち着く。
「魚盛」という店、名前通りに魚料理がとっても美味しい。思わず日本酒が進む。
22時閉店というので早々におひらき。だけど楽しかったので良かった。
| 固定リンク
コメント