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2022年7月20日 (水)

s-ken & hot bomboms「"P.O. BOX 496 CONNECTION 2022"」Billboard LIVE TOKYO

今日はBillboard LIVE TOKYOへ、s-ken & hot bomboms「"P.O. BOX 496 CONNECTION 2022"」を観に行く。
今年になって自分の中で突如巻き起こっているs-kenブーム、ライブを観るのはもちろん初めて。
明日は人間ドックのため早めにご飯を食べなければいけないので、早々に食事を済ませて六本木へ。
20時40分ごろ会場入り。今日の席はS指定席13A。なんとステージ真正面の最前列! 新参者には畏れ多い席。
ギフトカードを使いたかったので電話で予約したけど、ネットでは埋まっていた席が予約出来るミラクル。
平日の遅い時間ということもあり、若干寂しい雰囲気のフロア。でも、こういう時こそ燃えてしまう性格。
DJ:森 雅樹(EGO-WRAPPIN')がかけるゴキゲンなサウンドを聴きながら、期待に胸を躍らせて開演を待つ。

予定通り21時ちょうどに開演。
Drums:小田原 豊、Bass:佐野 篤、Guitar:窪田晴男、Keyboards:矢代恒彦、Percussion:ヤヒロトモヒロ、
Trumpet:多田 暁、ここまでがオリジナルメンバー。そこにゲストのSax:矢元美沙樹(BimBamBoom)、
Chorus:中山うり+TIGER+エイミ・アンナプルナが加わった大所帯。ステージが華やかに彩られる。
最後にVocal:s-kenがステージにあがる。生で観るのは初めて。ものすごくオシャレでカッコいい。
演奏は「酔っ払いたちが歌い出し、狼どもが口笛を吹く」からスタート。な、なんというグルーヴ!
小田原さんのビートがとにかくスゴい。シンプルなプレイなのだけど、思わず踊り出したくなる。
そこにからみつく佐野さんのプレシジョンベース。音数少な目なのにメロディアス。ツボを押さえたプレイ。
その強力なリズムにパーカッションやサックスやトランペットが乗るのだもの、最高としか言いようがない。

選曲はアルバム「P.O. BOX 496」の曲を中心に「Tequila the Ripper」から数曲、そして80年代の曲をいくつか。
個人的には最近ファンになったばかりなので、馴染みある最近のアルバムからの選曲は嬉しかったし、
なかなか聴く機会が無い昔のナンバーを聴くことが出来たのはもっと嬉しい。「忘れじのエトランゼ」は沁みた。
ライブ前半は「夜空にキスして天国を探せ」「メロンとリンゴにバナナ」「風の吹くままリバーサイド」と、
ミディアムテンポのナンバーが続く。それでもやはりグルーヴィー。大人のダンスミュージックという感じ。
s-kenは「ジジイの唄を作っちゃいけないのか? 言いたい事を唄うのがパンク」と熱弁をふるう。
さすが40年以上、日本のオルタナティブシーンを生き抜いて来ただけの男・・・言葉に重みがある。
ライブは後半に入って一段とヒートアップ。「ジャックナイフより尖ってる」に続いて「マジックマジック」。
s-kenはジャングルの王者のような雄たけびをあげ、ねっちりとしたアフロビートで気持ちを揺さぶる。
ここでスペシャルゲストのPercussion:スティーヴ・エトウ、Vocal:高橋 一(思い出野郎Aチーム)が加わる。
始まったのは「よろめきながら地下鉄へ」。狂ったようにジャンベを叩きまくるスティーヴさん。陶酔のひととき。
高橋さんはラップとトランペット。間奏ではs-kenがメンバーをひとりひとり紹介しながらソロ回し。
このたまらない高揚感と突き抜けるような開放感! ちょっと“JAGATARA”を思い出してしまった。
「Low & High」に続いて、本編最後は「P.O. BOX 496」。ちょっとJazzyなアレンジが気持ちよかった。

アンコール、メンバーが再びステージに登場。
「僕らが出会ったころに作った曲」という紹介で「感電キング」。ポップなラテン・ミュージックという感じ。
そして本日出演したミュージシャン、DJがステージに勢ぞろいして「イヤダヨ」。
さらにラテン感が増したサウンド、ステージとフロアが一体となって昇り詰めていく。
これまであまり体験したことが無い感覚。まだまだ知らない音楽はたくさんある。
コーラスの中山さんが吹くポケットトランペットの音色が、なんとも言えず素敵だった。
まさに大団円という雰囲気で演奏は終了・・・と思いきや、2nd Stageではもう一曲の大サービス。
ステージには数人のメンバーが残り、s-kenが「体力がちょっと余っている」と言って「夜の翼をポケットに」。
中山さんがアコーディオンを弾き、ベースの佐野さんがチェロ、矢代さんがキーボードを担当。
ステージバックのカーテンが開き、六本木の夜景をバックにバラードをしっとりと唄いあげるs-ken。
22時30分に演奏は全て終了。ほとんど前提知識ナシに観たライブだったけど、観に来て本当に良かった。

終演後、上機嫌でどこかに繰り出したいところだけど、明日は人間ドックということもあり、
千代田線に乗ってまっすぐ帰宅。

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