南野陽子「初めてのフィルハーモニー大音楽会」東京オペラシティコンサートホール
今日は東京オペラシティコンサートホールへ、南野陽子「初めてのフィルハーモニー大音楽会」を観に行く。
ナンノがオーケストラをバックに唄うという企画もさることながら、オラが街にナンノがやって来るのだからたまらない。
東京オペラシティコンサートホールはクラシックの会場なので行ったことが無く、今回ようやく行けるのも嬉しい。
勝手知ったるオペラシティ、出来るだけ涼しそうな経路を通って3階のエントランスへ。ここが入口だったのか。
18時10分ごろ会場入り。今日の席は1階20列17番。ちょっと後ろだけど、ステージ真正面の好ポジション。
1階席はなだらかなスロープになっていて、どこからでも観やすい感じ。2階~3階はバルコニー席。
ステージにはたくさんの椅子が並べられている。驚くほど高い天井、後方の壁には「Yoko Minamino」のロゴ。
月曜日の早い時間だというのに、お客さんはビッシリ超満員。静かだけど期待感で充満しているフロア。
予定通り18時30分に開演。弦楽器・金管楽器・木管楽器・打楽器、約60人のオーケストラがスタンバイ。
指揮者の合図と共に演奏がスタート。インストの「南野陽子序曲」から、ナンノが登場して「吐息でネット。」
ナンノはシックなモノトーンのロングドレス。キラキラと輝いていて、相変わらず可愛い。ちょっと緊張気味かな。
次は「スケバン刑事メドレー」。「さよならのめまい」「悲しみモニュメント」「風のマドリガル」「楽園のDoor」を続けて披露。
クラシック向けホールの独特な音の響き。マイクを通した唄声に、天然のエコーがかかっている感じ。
アレンジによっては唄がサウンドに埋もれてしまう瞬間も・・・たくさんの金管楽器が炸裂したら、それは仕方が無い。
だけどバイオリンの音色に包まれたナンノの唄声は、それはそれは美しくて、まるで夢の世界に居るよう。
オーケストラだけで「三毛猫ホームズ」を演奏している間に、ナンノは赤のドレスに衣装チェンジ。
ここからは映画にまつわる唄で「ひまわり」と「シェルブールの雨傘」。水玉模様の傘を使った演出が素敵。
「メトロ」に続いて新曲「大切な人」を唄ってナンノは退場。オーケストラのみで一曲演奏して、19時半過ぎに第1部終了。
15分ほどの休憩をはさんで、19時45分過ぎに第2部が始まる。
「話しかけたかったから序曲」と共にナンノがステージに登場して「秋からも、そばにいて」を唄う。
ナンノはまるでウェディングドレスのような純白のロングドレス。その美しさに思わず見とれる。
ステージ後方に備え付けのパイプオルガン、その荘厳な音は全ての楽器の中で最強だと思った。
そして「思いのままに」「明日への虹」と唄い進めていくナンノ。この頃には緊張も解けて、とってもイイ感じ。
続いての曲は「ショパン24の前奏曲第7番」。聴き覚えのあるメロディー・・・「太田胃散 いいくすりです」だな。
フルオーケストラの演奏を観るのは、三回目ぐらいか? そもそもフルオーケストラの定義すらわからないド素人。
だけどその道のプロが奏でる音には、やはり魂を揺さぶられる。音楽から受けるバイブレーションは共通。
基本的には生音で上空のマイクから音を拾い、唄はハンドマイクからPA経由。その音をミックスしているのだろうか?
アップテンポの「君の瞳に恋してる」で、お客さんから手拍子が沸き起こる。クラシックのコンサートでは無いものね。
ノリノリの雰囲気のまま「空を見上げて」を唄い、第2部は40分ほどで終了。
アンコールは「はいからさんが通る」。
ナンノ自ら「自分のテーマ曲」と言う曲、オーケストラをバックに唄うナンノが凛としていて素敵。
唄い終わりでいったんステージからおりたナンノ、再び登場してカーテンコール。
鳴りやまない拍手・・・とってもイイもの観させてもらったという感じ。20時35分ごろ終演。
終演後、駅へ向かったりタクシー乗り場に並んだりしている人を横目に、駅前で打ち上げ。
「鳥八」はお盆休みなので「東秀」へ。お手軽に楽しめるので本当に助かる。
いつも通りに呑み喰いしたけど、今日のところはシメは無しにした。
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