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2022年8月21日 (日)

ケラリーノ・サンドロヴィッチ「世界は笑う」シアターコクーン

今日はシアターコクーンへ、ケラリーノ・サンドロヴィッチ「世界は笑う」を観に行く。
KERAさんとしては2017年の「陥没」以来、5年ぶりにシアターコクーンで上演する新作公演らしい。
今回の出演者は全員が主役級揃いの錚々たるメンツなので、チケットは激戦だったけど無事にゲット。
渋谷へ行くにはバス。東急百貨店経由の渋谷66系統に乗れたのでラッキー。
ちょっとだけ早めに着いたので、東急百貨店をブラブラ。ココももうすぐ無くなってしまうのか・・・。
12時40分ごろ会場入り。今日の席は1階L列24番。ステージ上手フロア後方だけど、まずまずの位置。
人気公演だけあって、客席はビッシリ超満員。圧倒的に女性の方が多いかな。

予定通り13時ちょうどに開演。
舞台は昭和32年の新宿。その一角に常打小屋を持つ軽演劇の一座「三角座」。
彦造(瀬戸康史)は「三角座」で喜劇俳優をしている弟の是也(千葉雄大)を訪ねて上京する。
劇団には、若手俳優の大和(勝地涼)や、踊り子の撫子(伊藤沙莉)、古株俳優のトーキー(ラサール石井)、
興行主の蛇之目(銀粉蝶)、貸本屋で働きながら劇団を手伝っている初子(松雪泰子)など、
たくさんの人が関わり、それぞれの思いを持って軽演劇に取り組み、いろいろな人間模様が描かれていく。
ステージセットは、戦後の色を残しながらも活気づいていた当時の新宿の街角を見事に再現している感じ。
昭和32年だからリアルには体験していないけれど、戦争の傷跡を引きずっている空気がどこか懐かしい。
いつも通りカッコいいオープニングは、ステージ上だけでなくバルコニー席まで使ったプロジェクションマッピング。

喜劇俳優から脚本家に転身したけど、薬で精神的に病んでしまう弟の是也と、
初子との恋が成就しそうでしない兄の彦造を中心に物語は展開していく。
ミュージカル調にみんなで唄い踊ったり、言葉遊び的なやり取りで笑わせたり、
KERAさん芝居を観たあとにいつも感じるモヤモヤ感もなく、全編通してすごく楽しめた。
一幕:125分、休憩:20分、二幕:80分という長丁場にも関わらず、あっと言う間という印象。
メイン以外の役者陣も、大倉孝二、緒川たまき、山内圭哉、マギー、伊勢志摩、廣川三憲、神谷圭介、
犬山イヌコ 温水洋一、山西 惇と、お馴染みのメンバーが揃っていて言う事ナシ。
前半はゲラゲラ笑って、後半は切なくて泣いた。それはお涙頂戴的なものではなく、自然な感情として。
終盤のステージセットは新宿三丁目の風景。「どん底」や「スンガリー」など、お馴染みの店名が嬉しかった。
16時45分ごろ終演。

終演後、駅前まで出て「山家」で打ち上げ。
ほど良い感じで賑わっている店内、カウンター席でビールと黒ホッピー。
いつものように長っ尻。隣に座った兄貴たちが、次々に入れ替わっていく。
このところ食べ過ぎな気がするので、今日のところはシメずに真っすぐ帰宅。
気分が良いので歩いて帰ったら、汗だくになってしまった。

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