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2022年8月 8日 (月)

M.S.U. [水玉スーパーユニット]「Legends Reassemble 2022」秋葉原 Club Goodman

今日は秋葉原 Club Goodmanへ、「Legends Reassemble 2022」を観に行く。
“M.S.U. [水玉スーパーユニット]”と“ACID MOTHERS TEMPLE”の2マン。
「あの水玉消防団が帰ってくる!?」というサブタイトル通り、“M.S.U. [水玉スーパーユニット]”はあの・・・?
天鼓とカムラが揃えば“水玉消防団”であることは間違い無いし、二枚のアルバムから10曲を演奏するという。
月曜日ではあるけれど、これは見逃すわけにはいかないでしょ。対バンの“AMT”はまったくの未知数。
Club Goodmanは秋葉原ではあるけれど、都営新宿線の岩本町駅から歩いてすぐのところ。
18時過ぎには現地入りして、しばらくあたりをウロウロ。なかなか良さげな吞み屋街を発見。
会場には18時50分ごろ到着。地下へ続く階段を下りると、すでにお客さんが集まっている。
なんとなく整列していたら、整理番号は関係なくそのまま入場することに・・・。
自分の整理番号は11番だったけど、だいたいそれぐらいに入場することが出来た。
物販には“水玉消防団”と“ハネムーンズ”のアルバムが! だけど結局買いそびれてしまった。
それほど広くないフロアはスタンディングだけどテーブルが置かれ、横と後方には椅子席もある。
ステージ前は「白線より前に出ないでください」となっており、それでも中央の最前列に陣取る。
あっという間にフロアはお客さんでイッパイ。先発はどうやらお目当てのバンドらしい。

予定より遅れて、19時45分ごろ開演。まずは“M.S.U. [水玉スーパーユニット]”のステージ。
ステージ上手からGuitar:RIE MIYAZAKI、Vocal,Synth&Bass:カムラ、Drums:SACHI-A、Vocal&Guitar:天鼓、
Bass:中西智子の並びでスタンバイ。いかにも“水玉消防団”という感じのステージ衣装がイイ。
「水玉消防団を観た事がある人?」という天鼓の問いかけに、多くのお客さんが反応する。
ウォーミングアップ代わりの軽い音出しのあと、演奏は「水道橋ゲットー」からスタートして「ワンダラー」へと続く。
ズンズンと鳴り響くドラムに骨太のベースがからみつき、ヒステリックなギターが暴れまわる。
そこに天鼓とカムラの縦横無尽なヴォーカル・・・これぞ“水玉消防団”そのものじゃないか!
2022年の今、目の前で演奏が展開され、それを観ている。本当に奇跡というか、貴重な体験。

MCはほとんど無く、「Happy End」「ゴブリンの目」「嘘月」と静かに熱く演奏は続いていく。
それでも天鼓の「みんな大丈夫?」という問いかけに、一気にフロアの空気がなごむ。
曲が始まる前、カムラはテンポを念入りに確認しながら、シンセサイザーとベースを巧みに操る。
ヴォーカルは天鼓が中心だけれど、サウンドは完全にカムラが主導。本人いわく「マルチタスクで大変」。
一番バンドらしい感じだったのは「ジークフリードはジッパーさげて」。中西さん、RIEさん、SACHI-Aさんの順で、
「ダディダディダディダー ダディダディダ♪」のコーラスをまわしていく。ものすごくカッコいい。
中盤の何曲かで、天鼓はギターをプレイ。ミニシンバルを使って演奏するところが面白かった。
「電気ショック」に続いて「残像」。一曲を通して変則的なリズムが続く中、それを完璧にプレイ。
「そうこうしているうちに最後の曲」という天鼓の言葉に、お客さんは大ブーイングの嵐(笑)。
それでも終わりは来てしまい、「まな板の上の恋」でひとまず演奏は終了。

対バン形式だからアンコールは無いかと思っていたけど、お客さんの熱意に応えてアンコールに突入。
オリジナルメンバーの宮本さんを紹介したあと、今回のライブが行われるに至った経緯を説明。
対バンの“Acid Mothers Temple Magnificent Four”の河端さんに、とにかく感謝だな。
そして始まったのは「艶消しの闇」。天鼓のヴォーカルが段々と凄みを増していくのがわかる。
“水玉消防団”の初めてのライブは三曲を繰り返し演奏したそうで、「伝統に乗っ取って」というカムラの
言葉とともに「ジークフリードはジッパーさげて」を再度演奏。今回はメンバーでコーラスを回すことはせず、
天鼓とカムラの唄声ががっぷりと組み合うパフォーマンス。こちらがオリジナル・バージョン。
ちょうど1時間のステージ。本当に大満足!としか言いようがない。

セットチェンジの間に最前列はお譲りしようと思ったけど、どうにも身動きが取れずそのまま観ることに。
21時05分ごろから“Acid Mothers Temple Magnificent Four”の演奏が始まる。
ステージ下手からBass&Voice:津山 篤、Drums:志村浩二、Synth&Guitar:東 洋之、Guitar:河端 一の並び。
東さんのシンセサイザーが宇宙的なサウンドを奏で、それにドラム・ベース・ギターが音を重ねていく。
とにかくズッシリと重くヘヴィーなサウンド。そしてとんでもなく音がデカい。大きな塊となって襲い掛かって来る。
それを最前列で浴びたものだからたまらない。途中でアタマがクラクラしてしまい、傍のテーブルにしがみつく。
曲はサイケデリックでプログレッシブで暴力的。組曲のように延々と続き、1時間05分ごろ終了。
最後に天鼓とカムラが加わって一曲。音の洪水の中で繰り出される天鼓とカムラの即興ヴォイス。
いやぁ~スゴいもん観た。ライブは22時25分ごろ終了。

月曜日ではあるけれど、電車一本で帰れる気軽さもあり、さっき見つけた吞み屋街へ行ってみる。
23時閉店のところもあるけれど、遅くまで営業している店が意外とたくさんある。
そんな店のひとつ、29時まで営業しているという「新時代44」なる店へ。
生ビールが90円!ハイボールが150円! 料理も300円代~400円代でメチャメチャ安い。
味の方はいま一歩だったり、店員さんのリアクションが今ひとつだったりしたけど、
値段からするとまぁこんなもんか・・・。これが新時代ってところなのかな?
電車の時間があるので、23時半過ぎにおひらき。都営新宿線に乗って帰宅。

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