ヤマ
提出物の締め切りが重なり、今日は朝から必死に働く。
なんとか目途がついて、20時前には仕事を終わらせる。
またひとヤマ越えたかな・・・こうして月日は過ぎて行く。
早いもので、明日から11月。。。
提出物の締め切りが重なり、今日は朝から必死に働く。
なんとか目途がついて、20時前には仕事を終わらせる。
またひとヤマ越えたかな・・・こうして月日は過ぎて行く。
早いもので、明日から11月。。。
今日は下北沢 La Canaへ、“両手に花”のライブを観に行く。
“両手に花”は、渋谷毅・金子マリ・小川美潮から成るユニット。
以前からずっと観たかったけど、なかなかチャンスが無くてようやく!という感じ。
例によってちょっと寄り道をしながら、会場のLa Canaに着いたのは18時05分ごろ。
開場時間まではあと25分。どうやら来店順の入場らしい。先客は三人の家族連れのみ。
地下へ続く階段で待たせてもらおうとすると、「もう入れていいよ~」という店員さんの声。
予定よりかなり前倒しで入場。家族連れは並んで座りたいようなので、最前列の席に座らせてもらう。
こじんまりとしたステージ。つま先がステージに付いてしまうぐらいの至近距離。ちょっとばかり緊張。
店内はライブハウスというより、ちょっとしたレストランという感じ。料理がとても美味しそう。
キャパは40人ということだけど、通路も通りやすくて快適なスペース。とってもイイ雰囲気で気に入った。
予定より遅れて、19時15分ごろスタート。
まずは渋谷さんがひとりステージに上がり、アップライトピアノに向かって演奏を始める。
ゆったりと静かなピアノの響き。こういう演奏を聴く機会はあまりないので、なんだかとても新鮮。
ムーディーな曲、アップテンポの曲、Jazzyな曲・・・いろいろな曲を滑らかに演奏していく渋谷さん。
渋谷さんはシルバーグレイの素敵なオジサマという感じ。ジーンズがよく似合っている。
そして小川美潮がステージに登場して、渋谷さんのピアノをバックに「はじめて」を唄い出す。
美潮さんの唄声は、とても伸びやかで澄み切っている。聴いているだけで気持ち良くて癒される。
「花の子供」「花の答え」と花のシリーズを続けて唄ったあと、「英語の曲です」と言いながら「Bridges」。
二人はリラックスした雰囲気で曲を選びながら、次々と演奏を繰り広げていく。ものすごくハッピーな空間。
曲名を知らないので詳しくは書けないけど、最後に唄ったアップテンポの曲が良かったな。
こうして第1部は20時15分ごろ終了して、休憩時間に入る。
そして20時30分ごろから第2部が始まる。
渋谷さんのピアノをバックに、黒いパンツスーツ姿のマリちゃんが「Crazy He Call Me」を唄い出す。
「“両手に花”というのは、ここで生まれたんだよ」とマリちゃんは言い、「気ままな暮らし」というJazzyな曲。
こういう雰囲気の曲を唄うマリちゃんはあまり聴いたことがない。いつにも増してマリちゃんの唄声が沁みる。
ピアノに立てかけられた譜面を見ながら、次に演る曲を選ぶ二人。続いての曲は浅川マキのカバーで「夜」。
「この曲を演らない?」という渋谷さんのリクエストに応えて「青い空」。片岡環さん作詞の素敵な曲。
「今日は出し惜しみしているの」とマリちゃんは言い、美潮さんをステージに呼び込む。
ここからは“両手に花”。渋谷さんが咳込んでいるので、プロポリス飴を取りに戻る美潮さん。
しばらく飴談義が続き、なかなか演奏が始まらない。それでもひとたび演奏が始まるとさすがの二人。
美潮さんが高音、マリちゃんが低音を担当する感じ。お互い「自分が日本一」というだけあって最高のハーモニー。
アップテンポの「恋はねずみ色」に続いて、ボサノバタッチの「What A Wonderful World」。これは本当に良すぎた。
二人の唄声はそれぞれ違う個性を持っているけど、二人に共通しているのはあたたかさ。たまらない。
マリちゃんが「今日はこれでおしまい」と言うと、客席からはアンコールの拍手。
すかさずマリちゃんは「そうですか?」と言って、二人で「ケ・セラ・セラ」を唄う。
もともとこの曲は「なるようになる」って前向きの曲だけど、二人が唄うと一層ハッピーに聴こえる。
ものすごく幸せな気分に包まれて、21時20分ごろライブは終了。
終演後、渋谷さんとマリちゃんには持参したアルバム「MARI SINGS ALONG WITH SHIBUYA SAN」に、
美潮さんには先ほど購入したアルバム「起きてください」に、それぞれサインを入れていただく。
“両手に花”の作品はリリースされていないから、この形でもらうのがベスト。とっても嬉しい。
会場からほど近い距離にあるラーメン屋「せいや」で軽く打ち上げして帰宅。
今日は午前中から病院へ。
かなりの混雑ぶり。1時間以上待たされた。読書の時間がバッチリとれた。
終わったのは12時。お腹が空いたので駅前の「磯丸水産」へ。
ランチにしようと思ったのに、なんだかんだ思い直して昼吞みに突入。
焼き物は避けて、鰹のタタキとサーモン塩辛。なかなかゴキゲンなチョイス。
あっという間に2時間近くが経過。「初台庵」でキツネそばを食べて帰宅。
予想通りに寝落ちしてしまった。そんな一日もありか。。。
今日はF.A.D YOKOHAMAへ、「FINAL CONFLICT JAPAN TOUR 2022」を観に行く。
“FINAL CONFLICT”は1980年代半ばから活動しているアメリカのハードコア・パンクバンド。
正直言ってあまり聴いたことがない・・・なのに何故観に行くかというと、“G.I.S.M.”が出るからである。
“G.I.S.M.”をナマで観るのは、2002年の{+R」以来、実に20年ぶりになる。
2016年にオランダで復活して以来、何度かライブが行われているけれど、神出鬼没で捉えられず。
今回ようやくチャンスをつかめたので、平日の横浜にもかかわらず観に行くことにしたのだ。
というわけで15時には仕事を切り上げて、東横線に乗って横浜へと向かう。
このところライブを観るために横浜へよく行く・・・それでもやっぱり遠い事には変わりない。
気がつけば終点の元町中華街駅。中華街を抜けて10分ほどのところに会場はあった。
時間は17時過ぎ。開場時間まであと1時間ある。ちょっと早く来すぎたかな?
会場前で物販が始まっていたので、それを見たりして時間調整。今日のところは何も買わず。
予定通り18時に開場して、整理番号89番で入場。ステージ上手のスピーカー前に陣取る。
平日のこの時間なので、開場時間に間に合わない人が多いのかな? 二列目を確保出来た。
DJが爆音でかけるパンクのレコードを聴きながら開演を待つ。選曲がなかなかイカしている。
本日のチケットはソールドアウトということで、いつのまにかフロアはビッシリ超満員。
予定通り19時ちょうどに開演。まずは“ROCKY & THE SWEDEN”のステージ。
ドラム、ベース、ギター×2、ヴォーカルという編成のバンド。衣装がバラバラなところがイイ。
とにかくものすごいスピードとパワーで突き抜けていく感じのサウンド。個人的にはかなり好み。
フライングVとテレキャスターという組み合わせも良かったな。ちょっとアンバランスな感じがして。
テレキャスターを弾いていたギタリストが、最後に客に向かってギターとマイクスタンドを投げ込む。
そのままフロアに乱入して、わけがわからないうちに30分ほどの演奏は終了。
セットチェンジをはさんで、19時45分ごろから“G.I.S.M.”の演奏が始まる。
ドラムとベースが音出しをする中、ひょっこりという感じでSAKEVIがステージに登場。
迷彩色のパーカーにジーパンとスニーカー。極めて普通の恰好なのに、その存在感たるや。
フロアに緊張感が走る中、演奏が始まる。アレンジ違いですぐにわからなかったけど、一曲目は「FIRE」。
一斉にステージに向かって押し寄せるオーディエンス。たまらずステージ上に避難する人も何人か。
私はスピーカー前なので巻き込まれなかったけど、ステージ前は激しいモッシュの嵐。こんな光景も久しぶり。
「DEATH AGONIES AND SCREAMS」「A.B.C. WEAPONS」「ENDLESS BLOCKADS FOR THE PUSSYFOOTER」
「NIGHTMARE」「原水禁」「DEATH EXCLAMATIONS」「ANTHEM」と、キラーチューンだけの最高な選曲。
ステージにギターアンプは置かれているけど、ギタリストの姿はなくてギターレスでの演奏。
それでもしっかりと“G.I.S.M.”のサウンドになっているところが凄い。ベースの表現力の賜物。
それにSAKEVIのデスボイスが加われば、もう言う事はない。じっと動かずに前を見て唄う迫力。
最後にSAKEVIは前方の客とグータッチ。しまいには笑みを浮かべていたように見えた。
これが2022年の“G.I.S.M.”。約25分間、凄いものを観させてもらった。
今日はやはり“G.I.S.M.”目当ての客が多かったのか、途端にフロアのスペースに余裕が出来る。
私もドリンクを受け取りに行ったあと、フロア中央に立ち位置を移動。雰囲気としては悪くない。
そして20時20分過ぎ、本日のメインアクト“FINAL CONFLICT”の演奏が始まる。
ドラム、ベース、ギター、ヴォーカルという四人編成。いかにもアメリカのバンドという感じのルックス。
サウンドもゴリゴリのアメリカン・ハードコアという感じ。好きだなぁ~こういうの。
高速で叩き続けるドラムも凄いけど、ベースも凄い。ジャズベースを指で弾きまくり。思わず見入ってしまう。
ギターはエレクトリカルなフレーズをバリバリ弾く。いかにもハードコアという感じのプレイ。
ヴォーカルも真摯でストイックな雰囲気が出ていて、すごくいいバンドだと思った。
アンコールに“DISCHARGE”のカバーを演奏して、21時10分に終了。
せっかくなので中華街で食事をしたいところだけど、既にお店は閉まっている時間。
仕方が無いのでそのまま電車に乗り込む。横浜で運転見合わせになり、ちょっと待たされたのには参った。
それでも22時半過ぎには代々木公園駅に到着。駅前の「富士そば」で軽く打ち上げて帰宅。
今日もおとなしく在宅勤務。夕方、ちょっと買い物に出る。
駅前の「Can Do」の陳列棚がスカスカ・・・これはおかしい!と思ったら、12月17日で閉店だと。
なんかものすごいショック。ずいぶんとお世話になったのにな・・・寂しくなる。
夜は配信で“KIKI BAND”を観る。京都・磔磔からの生配信。
ツイキャスにありがちなフリーズに苦しみながらも、演奏は最強・再狂だった。
7時に起床。どんなに夜更かししても、目が覚めてしまう旅の朝。
そのままテレビを観ながらベッドでウダウダ。ものすごく無駄な時間だけど、大好きな時間。
10時にチェックアウト。ロビーおりてビックリ! 偶然にも程がある。ちょっとした運命を感じる。
今日のお昼は何にしようか? 散々迷った挙句、「ヨコイ」のあんかけスパゲッティーをチョイス。
開店時間は11時。別に並ぶ必要はないけれど、暇なので開店前の行列に並んでみる。
開店と同時に席へ案内され、ミラカン1.2×エビフライのランチを注文。
ビールを吞みながら美味しくいただく。ちょっと食べ過ぎたかもしれない。
このあと昼吞みをするにはお腹いっぱいだし、栄の街にも飽きたので帰ることにする。
名駅へ向かおうとサンシャイン栄を通ったら、“#ジューロック”なるアイドルグループがライブ中。
せっかくなのでしばらく観る。このグループは、名古屋市16区を拠点に活動しているらしい。
観終わってから地下鉄で名駅へ移動し、駅前の「バナナレコード」でレコード掘り。
“水玉消防団”のセカンドがお手頃価格で出ていたけど、ライナーに難ありというので断念。
例によって土壇場で予約を変更したりしたけど、13時59分発の新幹線のぞみに乗り込む。
「S Work席」はネット予約しか出来ないので、窓際のE席かつ隣は空席というベストポジション。
ぼんやりと窓の外を眺めつつ、今年最後の遠征は終了。
今日は名古屋 TOKUZOへ、KIKI BAND「最強再狂2022 3年振り JAPAN TOUR!!!!!!」を観に行く。
コロナ禍でドラムのジョーさんが来日できなかったので、実に3年振りの“KIKI BAND”。
16日の代官山は予定がかぶって行けなかったので、週末の名古屋へ行くことにしたのだ。
9時18分東京駅発の新幹線のぞみに乗って名古屋へと向かう。お昼に名古屋メシを食べる作戦。
11時過ぎに名古屋駅に到着して、そのまま地下鉄で栄駅へ。そして究極の選択で「いば昇」の櫃まぶし。
間違いなく美味しいというのもあるけど、この店の昭和レトロな雰囲気がゴキゲンでたまらない。
チェックイン時間までは3時間近くあるので、オアシス21で読書をしながら時間調整。
直射日光があたるとちょっと暑いけど、秋らしくて読書にはちょうどいい陽気。
そのあと「disk union」へ寄ってから、今夜泊まる「R&Bホテル名古屋錦」へ。
チェックインカウンターは大行列。「全国旅行支援」の割引確認などで手間取っているみたい。
無頓着な私は、何の割引もなくチェックイン。もともと期待してないので別にかまわない。
ちょっと狭いけど、雰囲気はそれなりの部屋。テレビを観ながらしばらくひと休み。
16時半ごろ再び出かける。地下鉄東山線で今池駅へ。
ココへ来るのも久しぶり。街はそれほど変わっていなくて、ちょっと安心。
17時15分ごろ店へ行くと、既に十数人ほど並んでいる。どうやら来た順に入場らしい。
予定通り17時30分に開場。うまいことステージ正面の席をキープ。
今池ビールを吞みながら開演を待つ。お隣さんも交えて話しながらの楽しいひととき。
テーブル席というのもあるけど、いつの間にかフロアは超満員。
予定より遅れて、18時40分過ぎに開演。
「元気ですか! 元気があればKIKI BANDも聴ける!」と梅津さんが言い、「Crawler」から演奏スタート。
三年ぶりの“KIKI BAND”が大好きなこの曲から始まるというのは、言いようがない程とても嬉しい。
Drums:ジョー・トランプ、Bass:早川岳晴、Guitar:鬼怒無月、Sax:梅津和時・・・最強のメンツ。
この轟音を三年間待ち続けていたのだ。こんな至近距離で思う存分味わえるという幸せ。
続いて早川さんの作ったナンバー「Gibbs' Paradox」。どのアルバムに収録されているかでひと悶着。
それから昨日タイトルが決まったばかりという新曲「Squeaky Wheel」。鬼怒さんのギターがFunkyでイカす。
早川さんのオリジナル「翼竜の海」を演奏したあと、ジョーさん作曲の「Black Jack」を演奏して第1部は終了。
20分ほどの休憩をはさんで、19時55分ごろから第2部がスタート。
まずは「IZUMOYA」。「レクイエムというわけではないけど」と言いつつ、いろいろな人への思いを込めて。
梅津さんが着ているセットアップの上下は、亡くなったお姉さんの着物を仕立て直したものらしい。
続いて早川さんが作った本日三回目の演奏だという新曲。4分の7拍子という、独特なうねりを持った曲。
早川さんのベースソロはもちろん、鬼怒さんのギターと梅津さんのサックスが見事にフィーチャーされている。
その次も新曲で「畳の上のペンギン」。こちらは梅津さんが作ったミディアムテンポのナンバー。
鬼怒さんはシンセサイザーっぽい音を巧みに奏でて、これまでのイメージとはちょっと違った感じの演奏。
そして早くも最後の曲「Bird's Head Man Running」で、第2部の演奏は終了。
アンコール、いつものようにメンバーそれぞれの告知コーナー。
こういうゆる~い感じもなんだか懐かしい。早川さんと梅津さんの掛け合いもまた面白くて最高。
ジョーさんは告知が無いので、「Fuck COVIT-19!」と吠える。言葉は通じなくても、その気持ちはわかる。
そして定番曲の「Squirrelly Dragon」。鬼怒さんのギターと梅津さんのサックスのユニゾンが気持ちいい。
最後に「写真を撮ってもらって、明日の大阪につなげたい」ということで撮影タイム。
こうして21時ごろライブはすべて終了。三年ぶりの“KIKI BAND”、本当に最強・再狂であった。
終演後はそのまま居酒屋タイムに突入。友達と久しぶりの打ち上げ。
連絡がとれないとちょっと心配だけど、みんな元気そうでなにより。
「TOKUZO」は料理もなかなか美味しくて、みんなそのまま呑んでいく気持ちはわかるな。
電車の時間があると言うので、22時半ごろいったんおひらき。
そのあと友達に連れられて「open house」へ。ココも名古屋勢お気に入りの店。
ホタルイカ沖漬けとヒラメ刺身って、ライブスポットとは思えない完全な居酒屋メニュー。
23時半ごろおひらきにして、地下鉄で栄まで移動。ちょっと吞み足りないので「呑兵衛」へ。
営業はしているものの、土曜日というのに空いている。こればかりは仕方が無いのかな。
それでも黒ホッピーを吞みながら、みそ串カツと手羽先唐揚げを堪能。さすがに食べ過ぎた。
2時過ぎに切り上げてホテルに戻る。さらに寝酒しようと思ったけど、あっという間に気絶。
リアルタイムでは観ることが出来なかったけど、
今日は仲井戸"CHABO"麗市 with たつのすけ「今はもう秋~配信!!」があった。
月に一度のペースで行われているCHABOの配信ライブ、今回はたつのすけと久しぶりの共演。
9日に72歳になったばかりのCHABO、どんなライブを繰り広げてくれるのか楽しみ。
19時過ぎに配信開始。
南青山MANDALAのステージにCHABOとたつのすけが登場し、まずは「風景」「Good Day」を続けて演奏。
「Good Day」の途中でギターマイクにトラブルがあったけど、テキパキと対応するマチャミさんに感心。
「2022年、ソロの配信は今月が最後」とCHABOは言い、「スケッチN.Y.'98」「サイクリング」とほのぼのした曲が続く。
リズムボックスをバックにした演奏が多いのは、“CHABO BAND”の雰囲気を出そうとしているからか?
続く「You are the sunshine (of my life)」もリズムボックスをバックに、ゆったりとした感じの演奏。
「無観客配信ライブは新鮮」と言うたつのすけに、「それは失礼だろ(笑)」とツッコミを入れるCHABO。
作りかけだった清志郎との共作を完成させたという「作りかけの歌」、二人でプレイするのはなんだか新鮮。
次もCHABOのデモ音源集「Dessin」の中から「Oldies but Goodies」とインストナンバーの「青い渚でLet's Go」。
「自分の個人史として作っている」という曲が、こうして二人で演奏されていく様子はなんだか興奮する。
ここでCHABOはJazzyな演奏に乗せて、短い詩をいくつかリーディング。CHABO自身の詩もあれば、
ラングストン・ヒューズの詩、そして野口雨情の「しゃぼん玉」まで飛び出す。どれもみなCHABOの世界。
今日のライブは生配信ではないけれど、「もうお風呂に入る時間!」と時間を気にするCHABO。
そしてテレビアニメのサントラ盤「serial experiments lain」から「lainのテーマ」「孤独のシグナル」。
これはなかなかレアな選曲。たつのすけと一緒のライブだからこそ出来る、貴重な演奏にドキドキ。
「ちょっとぶっ飛ばそうかな!」と言って「Voltage」を演奏したあと、たつのすけのアコーディオンで「LULLABY」。
そして秋にちなんで「Autumn Rain」を朗読して、しっとりとした雰囲気で本編は終了。
5分ほどの休憩時間をはさんで、おまけのコーナーに突入。
鳥の鳴き声のSEから始まったのは「Good Morning」。今回はアルバム「My R&R」からの選曲が目立つ。
たつのすけは1997年の“CHABO BAND”のツアーTシャツを着ていて、ここでCHABOへ見せながら得意顔。
まさにその頃によく演奏していたという「Song for you」。その歌詞がグッと胸に沁みてくる。
最後の曲は「風樹」。リズムボックスをバックにスライドギターを弾き、朗読ではなく唄をメインとしたアレンジ。
ギターを弾きながらバックステージへと消えていくCHABO。こうして21時25分ごろ配信は終了。
今日はBillboard LIVE YOKOHAMAへ、松本伊代「40th Anniversary Live “トレジャー・ヴォイス”」を観に行く。
伊代ちゃんは「花の82年組」だから今年でデビュー40周年。しかも今日がまさにデビュー記念日。
「伊代はまだ16だから~♪」と唄っていた時から考えると、こんな日が来るなんて思わなかったな。
はるばる横浜へ行くのはなかなか大変だけど、セカンドステージは21時開演なので時間には余裕がある。
定時ぐらいに在宅勤務を終わらせて、家で晩ごはんを食べてから会場へと向かう。
みなとみらい線の馬車道駅から直結の会場。アクセスはこれ以上ないぐらい最高。
しばらく時間調整して、20時35分ごろ会場入り。今日の席は17c。ステージ中央、前から6列目のポジション。
ちょっと後方だけど、席がうまい具合にレイアウトされているので、なかなか観やすくてイイ感じ。
フロアはほどよく埋まっている。ハチマキにハッピ姿の親衛隊の皆さんの姿もちらほら。
予定より遅れて、21時05分ごろ開演。
ドラム、ベース、ギター、キーボード、サックス、トランペット、コーラス“Amazons”がステージに登場。
そしてドレッシーな黒の衣装に身を包んだ伊代ちゃんが、アダルトな雰囲気で「くれないホテル」を唄い出す。
続いてアップテンポのナンバー「ワンダフル・ハート」。お客さんは手拍子とペンライトで歓迎する。
ここでMC。伊代ちゃんは一生懸命に話しているのだけれど、どこかとっ散らかっているところが可笑しい。
「虹色のファンタジー」に続いて「ポニーテイルは結ばない」。じっくりと唄を聴かせる伊代ちゃん、最高じゃないか。
「お客さま」を「お友達」と言い間違え、「お友達の前で唄うのは久しぶり」と言う天然ぶり・・・やっぱり伊代ちゃん。
それでも「ラブ・ミー・テンダー」「シンデレラ・ハネムーン」とアッパーチューンが続くと、客席は大盛りあがり。
ここでメンバー紹介。途中から急に「イヌ派ですか? ネコ派ですか?」と尋ねる伊代ちゃん(笑)
次はヒット曲メドレー。「チャイニーズ・キッス」から始まって「太陽がいっぱい」「恋のKNOW-HOW」。
続いて「流れ星が好き」。アップテンポのナンバーはもちろん、こういうバラードもしっかり唄えるところがスゴい。
そしてSNSでリクエストを募ったところ上位にランキングされた曲ということで、「信じかたを教えて」
「サヨナラは私のために」「すてきなジェラシー」「ミスマッチ」。「どれも難しい曲ばかり」と伊代ちゃん。
次は「イエスタデイ・ワンス・モア」。今日のライブは昨年発売されたアルバム「トレジャー・ヴォイス」からの
選曲が多いけれど、この曲は作詞:湯川れい子、作曲:筒美京平。古き良き歌謡曲という感じでゴキゲン。
伊代ちゃんが振り付けのレクチャーをして、「あなたに帰りたい」をみんなで手をフリフリしながら踊る。
そしてそのまま「ビリーヴ」へ。コールは出来ないけれど、客席はものすごい盛りあがり。
ここでひとまず本編が終了した感じ。お客さんと一緒に写真に収まる伊代ちゃんとバンドメンバー。
そして音楽監督を務めた編曲家:船山基紀氏がステージに登場して、これまた一緒に記念撮影。
更にはヒロミがサプライズ登場。「あのMCだったら、俺でもいけるな。すさまじいMCだったでしょ。
俺がテレビで話してることは全部ホントだとわかったでしょ。全然盛ってない、2割減ですから」とヒロミ。
そしてそのまま「センチメンタル・ジャーニー」をヒロミと一緒に唄い踊る伊代ちゃん。
それでも途中でフェードアウトするヒロミ。あくまでも主役は伊代ちゃんという気遣いが感じられた。
ライブが終わったのは22時35分ごろ。気がつけば90分に及ぶ最高のライブだった。
思っていた以上に遅くなってしまったので、そのまま電車に乗り込んで家路につく。
夕飯を食べたのにお腹が空いた。だけどここはガマンして、おとなしく真っすぐに帰宅。
このところハードな日々が続いたので、今日は休みをとった。
そして久しぶりに東京タワーへ。東京人にとって、やはり東京タワーは特別な存在。
WEBから「トップデッキツアー」というのに申し込んで、高さ250メートルのトップデッキにのぼる。
アテンダントさんの説明を受けたり、ドリンクやフォト撮影サービスを受けたり、
そういうのはちょっと苦手なんだけど、この際だから思う存分楽しむことにした。
生憎ちょっと曇りがちの天気・・・それでもトップデッキからの眺めは最高。
高さ150メートルのメインデッキにおりると、地上までの高さがリアルに感じられる。
1時間ほど満喫して、階段を使っておりる。これは初めての体験。10分ほどでふもとに到着。
それからフットタウンで行われている「小泉今日子40周年記念展 KKPP AFTER THE PARTY!!」を見る。
ギャラリーでの展示とポップアップストア、Tシャツをリメイクしたステージ衣装を見られるのが嬉しい。
ちょうどお昼時になり、お腹が空いたのでご飯を食べる店を探す。
東京タワーのフードコートはものすごく混んでいるので断念。
昔よく行った「機械振興会館」の地下は、ずいぶんとお店が減ってしまっていた。
仕方が無いので神谷町の駅前まで戻り、「番番」という店でビールを吞みながら牛たんカルビ。
1時間ほどゆっくりしたあと、ブラブラと歩いて虎ノ門ヒルズへ。初めてかと思ったけど、前に来ていたね。
広場のベンチに腰掛けてのんびり。ここにずっと座っていたら、居眠りをしてしまいそう。
それから日比谷公園へ。ここまで来ると、すっかりいつものテリトリーという感じ。
中央の広場がなにやら設営中で、ベンチに座ってのんびり出来なかったのが残念。
時間は15時過ぎ。吞みたくなってきたので、有楽町電気ビルヂングの立吞み「きくのこ」へ。
開店時間にはなっているのだけど、まだ営業していないのであきらめて他を探す。
ガード下あたりで呑もうと思ったけど、行く途中で「神田屋」という店を見つけて吞み始める。
お酒も料理も安いけど、それなりという感じ。それでもまずまずイイ気分で呑むことが出来た。
ほろ酔い加減でミッドタウン前に行ったら、映画「ドリームガールズ」の青空上映中。
暑くもなく寒くもない、ちょうどイイ陽気。せっかくなので見始めたけど、あっという間に終わってしまった。
日比谷駅から千代田線に乗って帰宅。家に帰ってソッコーで寝落ち。
とってもいい一日だった。
人事評定面談もようやく終了。
今日は自分が面談を受ける立場だから、これまでより気が楽。
それでも体力とか気力とか、そういうのとは別次元の力を使い果たした感じ。
一番難しい仕事のひとつ。人間が人間を評価するなんて馬鹿げている。
言い過ぎると後悔するし、言わないと思いは伝わらない。まったく人間ってヤツは。。。
大変な仕事のあとには、自分なりのご褒美を用意している。
そうでないと、やっていられないだろ。ワークライフバランス。
とりあえず今夜は「日高屋」でひとり打ち上げ。
そして明日は休みにしたよ。
今日はクアーズテック秦野カルチャーホールへ、「TANZAWA ROCK FES 2022」を観に行く。
久しぶりに観る“BOWWOW G2”と、今年いっぱいでトーベンが脱退してしまうらしい“子供ばんど”の共演。
地味に遠い場所での開催だけど、こればかりは見逃すわけにはいかないでしょう。
小田急線に乗ること約70分、ようやく渋沢駅に到着。渋沢は本厚木よりも遠くにあるとは驚き。
あたりを散策しようとちょっと早めに来たけど、駅前は何もないのでそのまま会場を目指す。
ブラブラと歩いて25分、無事に会場へ到着。これまで人通りはまばらだったのに、会場前にはたくさんのお客さん。
テントでTシャツやビールが売られていたりして、なんとなく文化祭のような手作り感がイイ。
14時40分ごろ会場入り。ロビーではCDやグッズと一緒に、地元の名産品が売られている。
今日の席は、え列21番。ステージ下手の4列目。ちょっと端ではあるけれど、申し分ないポジション。
残念ながらフルハウスではない客席。それでもお客さんの期待度ではち切れそう。
予定より遅れて、15時05分過ぎに開演。まずは“子供ばんど”のステージ。
Drums:山戸ゆう、Bass:湯川トーベン、Guitar:谷平こういち、Vocal&Guitar:うじきつよし、
懐かしい顔ぶれ かつ 最高のラインナップ。演奏は「55」からスタート。トーベンのベースラインが心地良い。
そして「懐かしいナンバーから」という紹介で「のら猫」「キャプテンキッド」。序盤からなんともゴキゲンな選曲。
「ものすごい所だ。すごいアウェイ感。まるで秘境のようだ」と言いながらも、Jickは嬉しそうに笑う。
「子供ばんどがBOWWOWと対バンするのは1982年1月18日以来、40年と271日ぶり」とのこと。
それを意識したのかわからないけれど、とにかく初期ナンバー中心のセットリスト。たまらない。
「DREAMIN'」「さよならBOY」「TOKYOダイナマイト」、トーベンがヴォーカルをとって「アル中ロックンローラー」。
「これぞ定番曲!」という感じで繰り出されるナンバーに、お客さんは踊りまくりで大盛りあがり。
この日の会場は割と自由な雰囲気で、みんなマスクはしているもののガンガン声を出している。
「踊ろじゃないか」で最高に盛りあがったあと、「自由」を演奏して約65分間のステージは終了。
セットチェンジをはさんで、16時35分過ぎから“BOWWOW G2”のステージ。
荘厳なSEが流れる中、Drums:小柳"Cherry"昌法、Bass:松本慎二、Vocal&Guitar:斉藤光浩、
Vocal&Guitar:山本恭司がステージに登場。みんな相変わらず若々しくて素敵だ。
演奏は「20th Century Child」から始まり、「Just A Rockin' Time」「Electric Power Up」
「Silver Lightning」と、こちらも初期ナンバー中心の選曲。さすが40年と271日ぶりの対バン。
ここでメンバー紹介。「このメンバーになって10年近く。本家のBOWWOWよりも長い」と恭司。
光浩がヴォーカルをとって「Rollin' Free」を演奏したあと、ハードなインストナンバー「Signal Fire」。
やっぱり恭司のギターテクニックは最高レベル。対する光浩のギターもまたシャープでイイ。
「これからバラードを演るので、一曲座っていいコーナー」という恭司の言葉に従ってお客さんは着席。
今日のライブで唯一座って聴くシーン。こういうライブも久しぶりのような気がする。
スローナンバーの「Still」、こういう曲でも恭司のギターの素晴らしさが遺憾なく発揮される。
そしてライブアルバム「SUPER LIVE」のオープニングを再現する形で「Introduction (Hey You Ready)」
「Heart's On Fire」が演奏されると、盛りあがりは最高潮。やっぱりこの頃のナンバーは最強。
最後はもちろん「Theme Of Bow Wow」。「ライブの声出しも解禁?」というニュースを受け、
「Oh yeah!!」のコール&レスポンスもあり。恭司は連獅子スタイルでギターを弾きまくる。
こうして1時間15分ほどで“BOWWOW G2”のステージは終了。
アンコールの拍手の中、ステージにはたくさんのマイクが並べられる。
ステージ上手にCherry、下手に山戸ゆうのドラムセット。ギターアンプは4台、ベースアンプは2台。
まさに壮観という感じのステージに、“子供ばんど”と“BOWWOW G2”のメンバーが勢ぞろい。
恭司とJickの掛け合い漫才のようなトークに続いて「Summertime Blues」。まずは“BOWWOW”バージョン。
曲の途中で「デビュー前の子供ばんどのMCって覚えてる?」と恭司がJickに向かって話しかける。
どうやら“子供ばんど”のファーストアルバムが出る直前のライブ(1980年9月20日)のJickのMCらしい。
「間奏のギターは完璧に山本恭司に勝ってる」というJickの言葉を、何度もリピートして流す恭司。
そんなやり取りをはさんで、後半は“子供ばんど”バージョンの「Summertime Blues」。
最後にみんなで記念写真を撮って、18時15分ごろライブはすべて終了。
帰りも駅まで歩いて、それから再び1時間10分の小田急線の旅。
せっかくだから読書する。読みかけの本をじっくりと読むことが出来て良かった。
20時過ぎに代々木八幡まで戻って、駅前の「鶏と麺と」で打ち上げ。
ちょいと一杯のつもりだったけど、なんだかんだでけっこう吞み喰いしてしまった。
あんなに素晴らしいライブを観た後だから、気持ちが昂っていたんだろうな(笑)
今週はよく働いた。いい加減疲れたので早めに仕事を切り上げる。
そして駅前の「鳥八」へ。金曜日なのに空いている。二階はお客さんを入れていないみたい。
週末はなかなか入れない人気店なのに・・・。居心地は良いけど、なんか違うと思うんだよ。
なんとなく戦後十数年みたいな雰囲気を感じる。リアルに体験してきたわけではないけれど、
楽しむのもちょっと手探りみたいな。このあと復興に向けての波があって高度経済成長・・・となるのか?
19時半の時点で、早くも日本酒熱燗に突入。調子に乗って3合呑んでしまった。
つまみはサンマ焼き。今シーズン2サンマ目。少しだけ肉付きが良くなってきたかな?
「風が騒ぐ夜は~うちに帰りたくないよー♪」 まさにそんな気分の今夜。
「陳麻家」で軽く呑んでシメて、21時過ぎに帰宅。
今日中に片付けたい仕事があるので、今日は朝7時半から業務開始。
ほとんど休憩もとらずに根を詰めて作業して、なんとか終わらせることが出来た。
さすがに疲れたので、早めに仕事を切り上げて駅前の「東秀」で晩酌。
呑んで帰って、あっという間に寝落ち。
猪苗代湖畔 天神浜オートキャンプ場へ、「オハラ☆ブレイク'22秋」を観に行く。
正直言ってフェスは大の苦手なんだけど、今回はCHABOのバースディを祝って、
「祝!72 仲井戸"CHABO"麗市 湖畔の誕生会」が行われると聞いたら行くしかないでしょう。
というわけで8時28分東京駅発の新幹線なすのに乗って、まずは郡山駅を目指す。
1時間半ほどで到着して、磐越西線に乗り換え。1時間に1本の電車、危うく乗り間違えるところだった。
10時52分に猪苗代駅に到着。完全なる田舎駅。ちょっと歩いたところにシャトルバス乗り場が。
曇ってはいるけれど、なんとか天気は持ちそう。磐梯山が目の前にそびえ立っている。
30人ぐらい並んでいたけど、バスはすぐに来て、10分ほどで会場の天神浜オートキャンプ場に到着。
手作り感満載のディスプレイに気分があがる。展示のコテージやフードの出店が並んでいる。
しばらく歩くと、猪苗代野外音楽堂。こじんまりとしたステージにちょっと拍子抜け。
ステージ上手5列目ぐらいを確保。長丁場だからのんびりと観られればイイや。
開演までは少し時間があるので、しばらく会場内を散策。CHABOバースディ記念Tシャツも無事ゲット。
Kちゃんと合流することが出来たので、一緒に観ることにする。
開演予定時間の12時を少し過ぎたころ、奈良美智がステージに登場。
CHABOのエッセイ集「一枚のレコードから」を手に取って、「ア・ハード・デイズ・ナイト」を朗読。
本人は「専門じゃないから、うまく読めないかもしれない」と言っていたけど、気持ちが入っていて素敵だった。
そしてそのまま、おおはた雄一+細海 魚の演奏が始まる。これまで座っていたお客さんが一斉に立ち上がる。
ギターとハモンドオルガンのインストから、おおはたさんヴォーカルで一曲。とても穏やかなステージ。
「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」を唄ったあと、CHABOのナンバーから「歩く」。
オリジナルに比べてかなりゆったりとしたテンポ、フォーキーな感じのアレンジが良かった。
ここでのんちゃんが華やかな衣装でステージに登場。「I LIKE YOU」を伸びやかに唄う。
続いてCHABOのナンバーで「祝祭」。意外な選曲だけど、意外と似合っていて大盛りあがり。
声を出すことが出来たなら、「集まれ男たち~ Yeah!」と言ってあげられたのになぁ~。
続いて山口 洋+古市コータローがステージへ。セッティングと音出しから本人登場というのがおもしろい。
二人して「天国への階段」を延々と弾いて音合わせ。まるで高校生みたい・・・こういう感覚って好き。
だけど演奏が始まると、ビシッと決めるところがイイ。一曲目はコータローの唄で「そんなに悲しくなんてないのさ」。
コータローは珍しくサングラス姿。「次はCHABOさんの曲を演るんですけど、サングラスしていないと唄えない」と
いうことで「ノイローゼ・ダンシング/CHABOは不眠症」。コータローの唄も良いけど、洋のギターも良かったな。
続いて洋のヴォーカルで「トーキョー シティ ヒエラルキー」。心地よいギターの音色が、猪苗代の空に溶けていく。
「今日はひとり一曲、CHABOのナンバーを演る」という縛りがあるそうで、洋は「Old Guiter」をチョイス。
“ROCK'N'ROLL GYPSIES”の曲を何故?と思いきや、この曲はCHABOの「増えていく傷はギターだけでいい」
という言葉をモチーフに、下山 淳が歌詞を書き、洋が曲をつけ、花田裕之が唄っている・・・ということらしい。
ここで「歌姫を紹介します」とコータローが言い、神野美伽が登場。持ち歌の「人生夜汽車」を披露。
もちろん演歌なんだけど、イイものはイイ・・・なんか沁みる。それをバッキングするコータローと洋もイイ。
そして美伽さんが入院していたときにベッドで聴いていたというCHABOの「やせっぽちのブルース」を唄う。
正直言って美伽さんとCHABOとどう繋がるのだろう?と思っていたけど、それぞれの人の中にCHABOは居る。
最後は三人で「満月の夕」。大空の下で聴くこの曲は、とってもエモーショナルで素敵だった。
ここで1時間半が経過。第1部終了という感じで、ここからはソロアーティストのコーナーという趣き。
セットチェンジに時間がかかってしまい、14時過ぎに再開。ステージには曽我部恵一が登場。
「CHABOさんの曲をいくつか」と言って、まずはと“古井戸”の「さなえちゃん」「あの娘が結婚してしまう」。
そして自身が一番好きなRCのアルバム「ハートのエース」から、CHABOがヴォーカルをとる「GLORY DAY」。
ひとつひとつの歌詞を噛みしめるように唄う曽我部さん。その「好き」という思いがすごく伝わって来た。
曽我部さんは「CHABOさん、大好きだよ」と言いながら、最後に「月夜のハイウェイドライブ」を唄って終了。
入れ替わるような形でLeyonaがステージに登場。久しぶりにナマで観るLeyona、とってもイイ感じ。
まずはデビュー曲の「オレンジ」。自分でギターを弾きながら唄うところは、初めて観るかもしれない。
「緊張感が伝わってくるでしょ。足が震えているのは初めて」とLeyona。相変わらず飾らないトーク。
続いて「HOW」。「あの日のスローなバラード」という歌詞にちなんで、曲の途中に「スローバラード」を挿入。
「オハラ☆ブレイクが海外で行われて、パスポートを忘れて行けなかった」という夢を見たと話して、
Leyonaは「ガルシアの風」を弾き語る。CHABOと同じようにギターを弾き、途中でリーディングをはさむアレンジ。
かなりチャレンジングな試みだと思ったけど、気持ちがこもっていて好感が持てたな。
時間はそろそろ15時。TOSHI-LOWのステージが始まるけど、お腹が空いたのでちょっと離脱。
フードエリアには美味しそうなメニューが並んでいたけれど、Kちゃんに釣られてソーキそばをチョイス。
猪苗代湖を眺めながら食べるのは最高のひととき。肌寒いのでビールはひとまずガマンした。
遠くからTOSHI-LOWの唄声が聴こえる。「魔法を信じるかい?」から始まって「ガルシアの風」・・・また?(笑)
続いて「明日なき世界」。いかにもTOSHI-LOWらしい選曲。相変わらず熱いメッセージを感じる。
それから曽我部さんとLeyonaが加わって「ティーンエイジャー」。これを見逃したのは残念だった。
ステージ前に戻ると、セットチェンジの真っ最中・・・だというのに、TOSHI-LOWと奥田民生が何やら話している。
どうやらセットチェンジの時間を使って、二人で演奏しようということらしい。なかなかに良いアイデア。
そして「CHABOが生まれた時のみんなの気持ちを唄った歌(笑)」という紹介で“UNICORN”の「ミルク」を演奏。
続いて、“ザ・フォーク・クルセダーズ”の「悲しくてやりきれない」。これがなかなか良くて、歌詞通り胸に沁みた。
ここでTOSHI-LOWは退場し、ここからが奥田民生の本番。RCのカバーで「チャンスは今夜」と「スローバラード」。
このあたりはもはや定番という感じ。民生の声が高い空に吸い込まれていく様子は、なんとも爽快で気持ちいい。
「今日はみんなこんなにCHABOさん寄りの選曲とは思わなかった。自分の曲も演ってイイですか?」と民生。
そして“UNICORN”の「すばらしい日々」から、「充電旅」でお馴染み(?)のナンバー「さすらい」。
このシチュエーションで聴くこの唄は、反則的にたまらなくて最高だった。
そして16時15分ごろ“T字路s”のステージが始まる。
ステージ下手にBass:篠田智仁、上手にVocal&Guitar:伊東妙子。まずはオリジナル曲からスタート。
あいかわらずたえちゃんのヴォーカルはド迫力。それに呼応するように、シノちゃんのベースがブンブン唸る。
「すごいところに出番をぶっこんで頂いて、私は無いキンタマが縮みあがっております」とたえちゃん(笑)
そしてCHABOのカバー「ガルシアの風」。本日三回目・・・たえちゃんのパワフルな唄で聴くこの歌も素敵。
続いて“古井戸”の「ろくでなし」。意外な選曲とも言えるけど、たえちゃんの唄はカナヤンを彷彿とさせる。
それからオリジナル曲「これさえあれば」「泪橋」「T字路sのテーマ」を演奏して、25分ほどのステージは終了。
次は“BEGIN”。立ち上がって聴こうとするお客さんに、「まぁまぁ、座って観てください」と比嘉さん。
ゆる~い感じで始まったステージ、一曲目は「恋しくて」。久しぶりに聴いたけど、やっぱりイイ曲。たまらない。
島袋さんは「イカ天」で優勝した時のギターを使用。そんなエピソードを聞いただけで、なんだか胸が熱くなる。
続いて“古井戸”の「流浪」をカバー。ものすごくBluesyな演奏。こういう“BEGIN”もイイなぁ~。
比嘉さんは「沖縄っぽいのと、そうでないのとどっちが聴きたい?」と、お客さんに話しかける。
客席からは「沖縄!」という声が飛んでいたけど、「I shall be released」を友部正人バージョンで。
CHABOの誕生会というのを意識したのか? たまたまそういう気分だったのか?はわからないけど、
個人的には嬉しい選曲。“BEGIN”と言えば「沖縄」のイメージだけど、もともとはこういう感じだったよな。
それでも最後はやっぱり「島人ぬ宝」。もちろんこういう“BEGIN”も好きなのであります。
17時50分過ぎ、いよいよCHABOのステージが始まる。
オープニングSE「僕らのR&B」が流れる中、一度帰りかけようとするところはいつも通りのCHABO。
しばらくギターをつま弾いたあと、「Final Curve」から演奏はスタート。この感じも久しぶり。
そして「My Way」。「今日、私はハッピーバースデイ。なんと72歳」という歌詞が織り込まれる。
CHABOは「自分の事は自分でやる」と言って、「Happy Birthday to Me」と自ら誕生日を祝う。
ステージ上手にはスクリーンが設置され、そこに奈良美智のドローイングの様子が映し出される。
今日はJohn Lennonの誕生日ということもあってか、「Rock'n'Roll Music」「Oh My Love」「Hey JOHN!」と
Johnへ思いを馳せる選曲が続く。「生きていてくれたら82歳だよねー」というCHABOの言葉が沁みる。
「今日のステージはメモを取りながら観ていた」とCHABOは言い、本日出演してくれたアーティストの
ステージや選曲について丁寧にコメントしていく。そういうきめ細やかな心遣いがCHABOらしい。
CHABOはロックとの出会い、自分のこれまでの活動を振り返るようなエピソードを語る。
「そんな事を話すつもりは無かったけど、みんなの演奏を観ているうちに思い出した」とCHABO。
そして始まったのは「君が僕を知ってる」。サビはみんなで唄いたいところだけど、心の中でハミング。
続いて「The Long And Winding Road」から「Hungry Heart」。まるで過去と現在と未来をつなぐような唄。
カバー曲ではあるけれど、CHABOの意思がこもったその歌詞にグッと心が揺さぶられる。
「昨日は大変みたいだったけど、今日は夕焼け見られたのかな?とCHABOは言い、「夕焼け小焼け」を口ずさむ。
そして今日3アーティストが唄った「ガルシアの風」。「事前に打ち合わせしていないのがわかった」と笑いを誘いながら、
「みんな唄が上手いから唄いたくない」とCHABOは言ってリーディング。エンディングは今日ならではの締めくくり。
最後は「みんなは何でロックンロールに出会ったのかな?」と言って「R&R Hymn」でフィナーレ。
お得意の「後ろ髪を引かれる」ポーズでなかなか帰らないCHABOが可笑しい。
アンコール、あたりはすっかり真っ暗。振り向くとペンライトをかざしているお客さんがちらほら。
マイクのセッティングに時間がかかり、少し長めのアンコール。奈良さんもスクリーン越しに「アンコール!」の文字。
そしてまずはTOSHI-LOWがステージに上がり、CHABOから手紙をもらったというエピソードを披露。
「コンプライアンスを考えられる人間なんで中身は言わない」と言いつつ、宛名が「TOSH-LOW」だったと嘆く。
“BEGIN”を除く本日の出演者がステージに勢ぞろいして、「雨あがりの夜空に」が始まる。
のん・神野美伽・Leyonaの「オーケーCHABO!」の掛け声と共に、CHABOのおもちゃのエレキギターが唸る。
CHABOは黒いマスクをしたままギターを弾いて唄う。そしてヴォーカルは次から次へと入れ替わっていく。
ギターソロも何人かで廻す。しまいにはギターを持っていない曽我部に、CHABOがギターを貸そうとする。
神野美伽はソロでスキャット。ここまでくるとハチャメチャ・・・もうなんでも有りだけど、すごくハッピーな空間。
CHABOが今日の出演者を紹介する傍らで、TOSHI-LOWを中心に「Happy Birthday」を唄う。
エンディングSE「What A Wonderful World」が流れる中、ステージ上手の空には大輪の花火。
最後にステージで男泣きするTOSHI-LOW。その思いは充分に伝わって来たよ。
19時20分過ぎ終演。CHABOの72回目の誕生日、最高の形でお祝い出来たと思う。
気がつけば予定より1時間オーバー。帰りの時間が気になるけど、まずはビールで喉を潤す。
猪苗代湖畔まで行ってみたけど、あたりは真っ暗でちょっとビビる。晴れていたら星が綺麗だったろうな。
キャンプの人以外はすぐに帰ってしまったらしく、シャトルバス乗り場は閑散としている。
バスは5台で廻しているという話だけど、ほどなくしてバスはやってきて、10分ほどで猪苗代駅前に到着。
19時54分発の電車にギリギリ間に合わず・・・次の電車は20時45分発というのがすごい。
開き直ってあたりを散策しようと思ったけど、まわりには何もなく、ひたすらボケーっとして過ごす。
電車は4分遅れで到着。車内は閑散としている。だけど今の気分には丁度いい。旅情・・・ってな。
21時半ごろ郡山駅に到着。そのまま新幹線に乗り換えても良かったけど、郡山を探検することにする。
外はけっこうな雨。駅前の信号がなかなか変わらない。繁華街らしきアーケードをブラブラと歩く。
良さげな吞み屋もちらほらあるけど、いかんせん時間がない。あきらめて駅前の「松屋」へ。
ちょっと待たされて焦ったけど、無事に飲み喰いすることが出来て良かった。
そして22時25分発の新幹線やまびこに乗って帰る。家に着いたのは24時半ごろ。
さすがに疲れたけど、とっても楽しい大冒険だった。
今日は北とぴあ つつじホールへ、「石川ひとみコンサート2022 ~おかげさまで45年目に入っておりますが
これからもどうぞよろしくおねがいいたします~」(ふぅ~っ・・・タイトル長い!)を観に行く。
ひっちゃんのライブを観るのは一年ぶり。今日は“REBECCA”のライブとカブったけど、やはりこちらを選択。
16時に仕事を切り上げて、まずは新宿の「VINYL」へ予約した“TOM ROBINSON BAND”のTシャツを取りに行く。
思っていた以上にものすごい雨。「雨の中わざわざ来てくれたから」と、バッジをおまけに付けてくれた。
それから新大久保駅まで歩く。またもやずぶ濡れ・・・。新大久保駅は学生さんでメチャメチャ混んでいる。
山手線で田端駅まで行き、京浜東北線に乗り換えて、17時20分過ぎに王子駅へ到着。
あたりをブラブラするつもりだったけど、雨があまりにも強いので北とぴあの館内を探検することに。
そうは言っても渋沢栄一の展示ぐらいで、あまり見るべきところはなく、なんとなく時を過ごす。
18時10分ごろ会場入り。
ロビーに誰も居ないので時間を間違えたかと焦ったけど、階段を昇ると物販には長い行列。
いったんスルーして自分の席へ。今日の席は1階D列19番。A列が潰されているので、実質的には三列目。
かなり古いホールのようで、客席はちょっと狭め。それでも402の座席はほぼビッシリと埋まっている。
ステージには白を基調としたエレガントな雰囲気のセット。そしてステージ中央には白いマイクスタンド。
予定より遅れて、18時42分開演。
まずはパーカッション、ベース、ギター、キーボードに、3人のストリングスという編成のバンドがステージに登場。
そして淡いグリーンのトップスに薄いイエローのロングスカートをまとったひっちゃんが唄い出す。
演奏は「夏の終わりと麦わら帽子」から始まり、「長そでのカーディガン」「もんしろちょう」と
ミディアムテンポのナンバーを続けて唄ってから挨拶。長いタイトルを律義に言うひっちゃんが可愛い。
前半は「秋の行方」「置き忘れたメモリー」「星のまばたき」「赤い靴」「君の声」と、じっくりと聴かせる曲が続く。
「このところ秋めいた感じがしません?」との言葉通り、秋らしいしっとりとした選曲でということかな。
それにしてもレパートリーが多いことに驚く。初心者リスナーの私には、初めて耳にする曲がたくさん。
ここでメンバー紹介をはさんで、「ずいぶん前にテレビで唄わせて頂いた曲」という紹介で「道化師のソネット」。
さだまさしが唄う名曲。唄い出しを失敗してやり直す場面はあったものの、グッと胸に沁みるものがあった。
続いて「三枚の写真」。個人的に大好きな曲だけに、この流れは本日のハイライトという感じ。
「苦しいことがあっても、そのひとつひとつが今の私を作っている。そして今日の私が一番新しい」とひっちゃん。
そんな話の流れから「わたしの毎日」。この曲はいつ聴いても胸にジーンとくる。前向きな気持ちになる。
そして久しぶりの「にわか雨」からお馴染みの「まちぶせ」。やっぱりこの曲の盛りあがりは格別。
いつもならこれで終わりだけど、今日はまだ先があるということで隠れた名曲「ハート通信」。
そのまま「ベリバービリバー」で盛りあがったあと、「君は輝いて天使に見えた」で本編は終了。
アンコール、まずはギターの直樹さんがステージに登場して場つなぎのトーク。
そして満を持して、ワインレッドのトップスに着替えてひっちゃんがステージへ。
「空色のフォトグラフ」を唄ったあと、バラードナンバー「テンダリー」をしっとりと唄いあげて終了。
客席が明るくなって終演のアナウンスが流れても、鳴りやまないアンコールの拍手。
「皆様の温かい気持ちに応えまして」ということで二回目のアンコール、「40回目のlove song」を唄う。
ところが急に決めたこともあってか、どうも調子がいまひとつ。納まりがつかなくなっている感じ。
直樹さんとしばらく相談して、アコースティックギターのみで「まちぶせ」を唄って終了。
サプライズアンコールだから、こういう感じもアリかな。20時40分ごろ終演。
終演後、物販でタオルとコースターを購入して会場をあとにする。
雨は小降りになっていたので、「日高」という立吞み屋で呑んでいくことにする。
タッチペンでオーダーするスタイル。値段なりの料理と雰囲気という感じかな。
22時半ごろおひらき。どうしてもラーメンが食べたくなり、しばらくあたりをウロウロ。
時間的に既に閉まっている店が多くて焦ったけど、「えんや」という店で塩ラーメンにありつく。
そして南北線と都営新宿線を乗り継いで帰宅。
今日は池袋で友人と吞む。
久しぶりの会合。やっぱり楽しかった。
一軒目は「魚金」。いつも満席で入れない店。料理が美味しくて、さすが人気店という感じ。
二時間で追い出されて、二軒目は「勇」という焼鳥屋。こちらもイイ感じだった。
23時過ぎにはおひらきにして帰宅。
朝っぱらから物騒なニュースで持ち切り。
いったいあの国は何を考えているのだろう?
今日は今シーズン最後の夏日という話。
本当に夏も終わり。。。
在宅勤務終わりに「磯丸水産」で晩酌。
火曜日から? でも、火曜日って何故だか呑みたくなる。
特にこのところいろいろあり過ぎで、気持ちも滅入ってるし。
だけどちょっとだけ気にして、つまみはヘルシーにしたりして。
今日は静岡市民文化会館 大ホールへ、山下達郎「PERFORMANCE 2022」を観に行く。
6月から始まった三年ぶりのツアー、個人的には9月の大阪に続いて三回目の参加。
11月のチケット抽選はことごとくハズれてしまったので、今回はこれで最後になるかなぁ~。
10時03分東京駅発の新幹線ひかりに乗って、1時間ほどで静岡駅に到着。あっという間だ。
お昼ごはんは久しぶりに「さわやか」へ行こうと思い、そのまま新静岡セノバへ直行。
11時15分に入店待ちのチェックインをすると、78番目 13時03分案内予定とのこと。
ご飯を食べるために待つのは嫌いだけど、呼び出しがあるまでブラブラしていれば良いので助かる。
というわけで駅周辺をブラつく。ライブハウス「Sunash」は昼ライブの真っ最中。無事でなにより。
それから新静岡駅近くのレコード屋「Good Timin' Record」へ。かなり王道といった感じの品揃え。
けっきょく2時間待ちで、13時20分ごろ「さわやか」へ入店。ビールを吞みながらげんこつハンバーグ。
店員さんが目の前でカットしてソースをかけてくれて、油がはねるのをランチョンマットで防御する。
お肉がちょっとレアな感じで、やっぱり他に無い美味しさなんだよなー。待った甲斐あった。
開演時間までは再び静岡の街をブラブラ。「CORNER SHOP」「Sound Kitchen」と、レコード屋巡り。
それから駿府城公園でまったりと過ごす。暑くもなく寒くもなく、ちょうどいい陽気で気持ちいい。
そのあとJR静岡駅まで戻って、晩ごはん用に弁当を買い出し。
開演時間が近づいて来たので、会場の静岡市民文化会館へ向かう。
いつも駿府城公園を通っていくけど、今回は大通りをまっすぐ行ったら意外と近くてビックリ。
17時30分ごろ会場入り。物販が空いているので、竹内まりやのCD「Quiet Life」を買ってサイン色紙をゲット。
ものすごく歴史を感じさせる会場。1978年11月3日開館というから、もう45年経っているんだなぁ。
今日の席は1階3列16番。ステージ下手の端だけど、前から三列目というベストポジション。
ステージはどこかの国のアーケード街という感じ。海辺に近い繁華街というところか。
「Bistro」「GERATO GALLERIA」「BAR」「COMPARI」「Caffe」「OSTERIA」の看板が見える。
開演予定時間の18時ちょうどに場内アナウンスがあり、それから5分ほどして開演。
フロアが暗転すると、アカペラのオープニングSEが流れて、メンバーがステージに登場。
Drums:小笠原拓海、Bass:伊藤広規、Guitar:佐橋佳幸、Keyboards:難波弘之、
Keyboards:柴田俊文、Sax:宮里陽太、Chorus:ハルナ・ENA・三谷泰弘、
そしてブルージーンズにオレンジ色のシャツをインした達郎が、ステージ下手から登場。
「SPARKLE」から始まり、「こんばんは静岡!三年ぶり!」という挨拶をはさんで「あまく危険な香り」。
そしてニューアルバム「Softly」から「RECIPE (レシピ)」「人力飛行機」を続けて演奏。
イントロでは「ふけゆく秋の夜 旅の空へ~♪」と、この季節に合わせた歌詞を口ずさむ。
ここでMCとなり、「ここは古いホールですけど、音が良くて好きです」と達郎はコメント。
そして「自分が気に入っている曲の中でも気に入っている曲」という迷解説で「MUSIC BOOK」。
続いてスローな「僕らの夏の夢」。ステージバックの空の色が鮮やかに変化していく。
3列目の私の席からはメンバーの表情までよく見える。ただ、佐橋さんがキーボードで半分見切れている。
次に「この十数年、カバーソングの中で一番ウケた曲」という紹介で、大瀧詠一のカバー「君は天然色」。
そして「みんなのソロをフィーチャーしていると、誰のライブかわからなくなるので」ということで、
各パートのソロ合戦を交えながら「PAPER DOLL」。達郎のテレキャスを使ったギターソロから始まり、
難波さんのピアノ、柴田さんのキーボード、佐橋さんのギター、宮里さんのサックスの順でソロまわし。
ここでバンドメンバーはステージを後にして、達郎はステージ上手のYAMAHA MONTAGE 8に向かう。
私の席からはちょうど逆サイドになってしまうので、ちょっと遠く感じてしまう贅沢な悩み。
竹内まりやの「Quiet Life」が初アナログ化されたということで、レコード盤を手にインフォメーション。
そして「シャンプー」をじっくりと弾き語り。宮里さんのサックスが、その唄声にそっと寄り添う。
「今日初めて山下達郎を初めてご覧になる方?」と達郎が尋ねると、今日はかなり多くの人が手を挙げる。
アカペラのコーナーに突入して、まずは鈴木雅之のために書いたという「おやすみ、ロージー」。
「I ONLY HAVE EYES FOR YOU」を唄ったあと、「Joy To The World」が流れて、
バンドメンバーが再び登場して「クリスマス・イブ」が始まる。ステージ後方には巨大なクリスマスリース。
ステージ上空から小さい豆電球が吊り下げられていることに初めて気がついた。
今日はエンディングの流れ星を見ることが出来なかった(おそらく流れなかった)のは残念。
続いて始まったのは「蒼氓」。ステージ上空からのライトに照らされ、達郎が神懸かって見える。
曲の後半には「People Get Ready」「Blowin' In The Wind」「希望という名の光」が挿入される。
そのまま難波さんのピアノのイントロから「さよなら夏の日」。達郎はハンドマイクでステージを左へ右へ。
達郎がこちらを見つめて唄っている・・・何度か目が合ったような気もする。思い過ごしかもしれないけれど。
そして「City Popを一曲」と言って「BOMBER」が始まる。今日はスタンディングにならずに座って観る形。
間奏で広規さんのベースソロから、佐橋さんの超絶ギターソロ。客席へピックを投げ入れるサハリン。
そして達郎のギターカッティング・ソロが炸裂。これまた至近距離で観られて大興奮。
演奏はそのまま「SILENT SCREAMER」に変化し、「LET'S DANCE BABY」へと続いていく。
ここで総立ちになったお客さん。鳴り響くクラッカーに「よく三年間ガマンした!」と達郎。曲の後半は、
「LOVELAND, ISLAND」「踊ろよ、フィッシュ」「高気圧ガール」「ヘロン」「CHEER UP! THE SUMMER」のメドレー。
「これも道楽の一環です」と達郎は言って「ハイティーン・ブギ」。アイドルのコンサートのような盛りあがり。
そして最後はいつものように「アトムの子」でフィナーレ。まさに大団円という感じ。
アンコール、チェックのシャツに着替えて達郎が再びステージに登場。
「今日は本当にとってもいいお客さんで。僕の好きな感じのお客さんの気」と達郎は嬉しそうに笑う。
そしてニューアルバム「Softly」の大きなパネルを掲げて、ジャケットの肖像画が描かれた経緯を話す。
「夏も終わりなので、アンコールの曲を変えました」と言い、「THE THEME FROM BIG WAVE」でなく「パレード」を演奏。
続いて「RIDE ON TIME」。唄いながらギターをチェットアトキンスからテレキャスに持ち替えるという荒技。
曲の途中でメンバー紹介をして、エンディングではステージ後方のお立ち台で生声シャウト。
いつも最後はファルセットで終わるのだけれど、今夜はテノールで重厚に締めくくる。
演奏が終わり、ひとまずメンバーがステージ中央に集合。「お達しにより手を繋げない」ため、直立不動で一礼。
そして再びスタンバイして、「今日お集まりの1960人、おひとりおひとりのために」と「いつか (SOMEDAY)」。
バンドメンバーが退場し、最後の曲は「YOUR EYES」。宮里さんのサックスをバックに、しっとりと唄いあげる達郎。
「THAT'S MY DESIRE」が流れる中、達郎はミニタンバリンを客席に投げ入れ、コンサートは20時55分に終演。
静岡駅へ戻る道すがら、このまま帰るかちょっとだけ吞んでいくか悩む。
おでんを食べたいなぁ~と思いつつ、弁当を買ってあったのでこのまま帰ることにした。
時間を30分ほど前倒しして、21時41分発のひかりに乗り込み車内でプチ打ち上げ。
1時間ほどで東京駅に到着。広規さんと同じ新幹線だったのはビックリ。
午前7時40分、アントニオ猪木が逝ってしまった。
最近の映像を見るたびに心穏やかでは無かったけれど、その心配がとうとう現実になってしまった。
猪木は私にとって、生きていくうえで一番影響を受けた人。それだけは間違いない。
そんなわけで今日はボロボロ泣きながら、一日中鬱々として過ごす。
そんな悲しい出来事でさえも、自分の糧として取り込んでいくのが猪木イズムではあるけれど、
今日ばかりは仕方が無い。。。
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