BOWWOW G2/子供ばんど「TANZAWA ROCK FES 2022」クアーズテック秦野カルチャーホール
今日はクアーズテック秦野カルチャーホールへ、「TANZAWA ROCK FES 2022」を観に行く。
久しぶりに観る“BOWWOW G2”と、今年いっぱいでトーベンが脱退してしまうらしい“子供ばんど”の共演。
地味に遠い場所での開催だけど、こればかりは見逃すわけにはいかないでしょう。
小田急線に乗ること約70分、ようやく渋沢駅に到着。渋沢は本厚木よりも遠くにあるとは驚き。
あたりを散策しようとちょっと早めに来たけど、駅前は何もないのでそのまま会場を目指す。
ブラブラと歩いて25分、無事に会場へ到着。これまで人通りはまばらだったのに、会場前にはたくさんのお客さん。
テントでTシャツやビールが売られていたりして、なんとなく文化祭のような手作り感がイイ。
14時40分ごろ会場入り。ロビーではCDやグッズと一緒に、地元の名産品が売られている。
今日の席は、え列21番。ステージ下手の4列目。ちょっと端ではあるけれど、申し分ないポジション。
残念ながらフルハウスではない客席。それでもお客さんの期待度ではち切れそう。
予定より遅れて、15時05分過ぎに開演。まずは“子供ばんど”のステージ。
Drums:山戸ゆう、Bass:湯川トーベン、Guitar:谷平こういち、Vocal&Guitar:うじきつよし、
懐かしい顔ぶれ かつ 最高のラインナップ。演奏は「55」からスタート。トーベンのベースラインが心地良い。
そして「懐かしいナンバーから」という紹介で「のら猫」「キャプテンキッド」。序盤からなんともゴキゲンな選曲。
「ものすごい所だ。すごいアウェイ感。まるで秘境のようだ」と言いながらも、Jickは嬉しそうに笑う。
「子供ばんどがBOWWOWと対バンするのは1982年1月18日以来、40年と271日ぶり」とのこと。
それを意識したのかわからないけれど、とにかく初期ナンバー中心のセットリスト。たまらない。
「DREAMIN'」「さよならBOY」「TOKYOダイナマイト」、トーベンがヴォーカルをとって「アル中ロックンローラー」。
「これぞ定番曲!」という感じで繰り出されるナンバーに、お客さんは踊りまくりで大盛りあがり。
この日の会場は割と自由な雰囲気で、みんなマスクはしているもののガンガン声を出している。
「踊ろじゃないか」で最高に盛りあがったあと、「自由」を演奏して約65分間のステージは終了。
セットチェンジをはさんで、16時35分過ぎから“BOWWOW G2”のステージ。
荘厳なSEが流れる中、Drums:小柳"Cherry"昌法、Bass:松本慎二、Vocal&Guitar:斉藤光浩、
Vocal&Guitar:山本恭司がステージに登場。みんな相変わらず若々しくて素敵だ。
演奏は「20th Century Child」から始まり、「Just A Rockin' Time」「Electric Power Up」
「Silver Lightning」と、こちらも初期ナンバー中心の選曲。さすが40年と271日ぶりの対バン。
ここでメンバー紹介。「このメンバーになって10年近く。本家のBOWWOWよりも長い」と恭司。
光浩がヴォーカルをとって「Rollin' Free」を演奏したあと、ハードなインストナンバー「Signal Fire」。
やっぱり恭司のギターテクニックは最高レベル。対する光浩のギターもまたシャープでイイ。
「これからバラードを演るので、一曲座っていいコーナー」という恭司の言葉に従ってお客さんは着席。
今日のライブで唯一座って聴くシーン。こういうライブも久しぶりのような気がする。
スローナンバーの「Still」、こういう曲でも恭司のギターの素晴らしさが遺憾なく発揮される。
そしてライブアルバム「SUPER LIVE」のオープニングを再現する形で「Introduction (Hey You Ready)」
「Heart's On Fire」が演奏されると、盛りあがりは最高潮。やっぱりこの頃のナンバーは最強。
最後はもちろん「Theme Of Bow Wow」。「ライブの声出しも解禁?」というニュースを受け、
「Oh yeah!!」のコール&レスポンスもあり。恭司は連獅子スタイルでギターを弾きまくる。
こうして1時間15分ほどで“BOWWOW G2”のステージは終了。
アンコールの拍手の中、ステージにはたくさんのマイクが並べられる。
ステージ上手にCherry、下手に山戸ゆうのドラムセット。ギターアンプは4台、ベースアンプは2台。
まさに壮観という感じのステージに、“子供ばんど”と“BOWWOW G2”のメンバーが勢ぞろい。
恭司とJickの掛け合い漫才のようなトークに続いて「Summertime Blues」。まずは“BOWWOW”バージョン。
曲の途中で「デビュー前の子供ばんどのMCって覚えてる?」と恭司がJickに向かって話しかける。
どうやら“子供ばんど”のファーストアルバムが出る直前のライブ(1980年9月20日)のJickのMCらしい。
「間奏のギターは完璧に山本恭司に勝ってる」というJickの言葉を、何度もリピートして流す恭司。
そんなやり取りをはさんで、後半は“子供ばんど”バージョンの「Summertime Blues」。
最後にみんなで記念写真を撮って、18時15分ごろライブはすべて終了。
帰りも駅まで歩いて、それから再び1時間10分の小田急線の旅。
せっかくだから読書する。読みかけの本をじっくりと読むことが出来て良かった。
20時過ぎに代々木八幡まで戻って、駅前の「鶏と麺と」で打ち上げ。
ちょいと一杯のつもりだったけど、なんだかんだでけっこう吞み喰いしてしまった。
あんなに素晴らしいライブを観た後だから、気持ちが昂っていたんだろうな(笑)
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