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2022年10月 2日 (日)

山下達郎「PERFORMANCE 2022」静岡市民文化会館 大ホール

今日は静岡市民文化会館 大ホールへ、山下達郎「PERFORMANCE 2022」を観に行く。
6月から始まった三年ぶりのツアー、個人的には9月の大阪に続いて三回目の参加。
11月のチケット抽選はことごとくハズれてしまったので、今回はこれで最後になるかなぁ~。
10時03分東京駅発の新幹線ひかりに乗って、1時間ほどで静岡駅に到着。あっという間だ。
お昼ごはんは久しぶりに「さわやか」へ行こうと思い、そのまま新静岡セノバへ直行。
11時15分に入店待ちのチェックインをすると、78番目 13時03分案内予定とのこと。
ご飯を食べるために待つのは嫌いだけど、呼び出しがあるまでブラブラしていれば良いので助かる。
というわけで駅周辺をブラつく。ライブハウス「Sunash」は昼ライブの真っ最中。無事でなにより。
それから新静岡駅近くのレコード屋「Good Timin' Record」へ。かなり王道といった感じの品揃え。
けっきょく2時間待ちで、13時20分ごろ「さわやか」へ入店。ビールを吞みながらげんこつハンバーグ。
店員さんが目の前でカットしてソースをかけてくれて、油がはねるのをランチョンマットで防御する。
お肉がちょっとレアな感じで、やっぱり他に無い美味しさなんだよなー。待った甲斐あった。
開演時間までは再び静岡の街をブラブラ。「CORNER SHOP」「Sound Kitchen」と、レコード屋巡り。
それから駿府城公園でまったりと過ごす。暑くもなく寒くもなく、ちょうどいい陽気で気持ちいい。
そのあとJR静岡駅まで戻って、晩ごはん用に弁当を買い出し。

開演時間が近づいて来たので、会場の静岡市民文化会館へ向かう。
いつも駿府城公園を通っていくけど、今回は大通りをまっすぐ行ったら意外と近くてビックリ。
17時30分ごろ会場入り。物販が空いているので、竹内まりやのCD「Quiet Life」を買ってサイン色紙をゲット。
ものすごく歴史を感じさせる会場。1978年11月3日開館というから、もう45年経っているんだなぁ。
今日の席は1階3列16番。ステージ下手の端だけど、前から三列目というベストポジション。
ステージはどこかの国のアーケード街という感じ。海辺に近い繁華街というところか。
「Bistro」「GERATO GALLERIA」「BAR」「COMPARI」「Caffe」「OSTERIA」の看板が見える。

開演予定時間の18時ちょうどに場内アナウンスがあり、それから5分ほどして開演。
フロアが暗転すると、アカペラのオープニングSEが流れて、メンバーがステージに登場。
Drums:小笠原拓海、Bass:伊藤広規、Guitar:佐橋佳幸、Keyboards:難波弘之、
Keyboards:柴田俊文、Sax:宮里陽太、Chorus:ハルナ・ENA・三谷泰弘、
そしてブルージーンズにオレンジ色のシャツをインした達郎が、ステージ下手から登場。
「SPARKLE」から始まり、「こんばんは静岡!三年ぶり!」という挨拶をはさんで「あまく危険な香り」。
そしてニューアルバム「Softly」から「RECIPE (レシピ)」「人力飛行機」を続けて演奏。
イントロでは「ふけゆく秋の夜 旅の空へ~♪」と、この季節に合わせた歌詞を口ずさむ。

ここでMCとなり、「ここは古いホールですけど、音が良くて好きです」と達郎はコメント。
そして「自分が気に入っている曲の中でも気に入っている曲」という迷解説で「MUSIC BOOK」。
続いてスローな「僕らの夏の夢」。ステージバックの空の色が鮮やかに変化していく。
3列目の私の席からはメンバーの表情までよく見える。ただ、佐橋さんがキーボードで半分見切れている。
次に「この十数年、カバーソングの中で一番ウケた曲」という紹介で、大瀧詠一のカバー「君は天然色」。
そして「みんなのソロをフィーチャーしていると、誰のライブかわからなくなるので」ということで、
各パートのソロ合戦を交えながら「PAPER DOLL」。達郎のテレキャスを使ったギターソロから始まり、
難波さんのピアノ、柴田さんのキーボード、佐橋さんのギター、宮里さんのサックスの順でソロまわし。

ここでバンドメンバーはステージを後にして、達郎はステージ上手のYAMAHA MONTAGE 8に向かう。
私の席からはちょうど逆サイドになってしまうので、ちょっと遠く感じてしまう贅沢な悩み。
竹内まりやの「Quiet Life」が初アナログ化されたということで、レコード盤を手にインフォメーション。
そして「シャンプー」をじっくりと弾き語り。宮里さんのサックスが、その唄声にそっと寄り添う。
「今日初めて山下達郎を初めてご覧になる方?」と達郎が尋ねると、今日はかなり多くの人が手を挙げる。
アカペラのコーナーに突入して、まずは鈴木雅之のために書いたという「おやすみ、ロージー」。
「I ONLY HAVE EYES FOR YOU」を唄ったあと、「Joy To The World」が流れて、
バンドメンバーが再び登場して「クリスマス・イブ」が始まる。ステージ後方には巨大なクリスマスリース。
ステージ上空から小さい豆電球が吊り下げられていることに初めて気がついた。
今日はエンディングの流れ星を見ることが出来なかった(おそらく流れなかった)のは残念。

続いて始まったのは「蒼氓」。ステージ上空からのライトに照らされ、達郎が神懸かって見える。
曲の後半には「People Get Ready」「Blowin' In The Wind」「希望という名の光」が挿入される。
そのまま難波さんのピアノのイントロから「さよなら夏の日」。達郎はハンドマイクでステージを左へ右へ。
達郎がこちらを見つめて唄っている・・・何度か目が合ったような気もする。思い過ごしかもしれないけれど。
そして「City Popを一曲」と言って「BOMBER」が始まる。今日はスタンディングにならずに座って観る形。
間奏で広規さんのベースソロから、佐橋さんの超絶ギターソロ。客席へピックを投げ入れるサハリン。
そして達郎のギターカッティング・ソロが炸裂。これまた至近距離で観られて大興奮。
演奏はそのまま「SILENT SCREAMER」に変化し、「LET'S DANCE BABY」へと続いていく。
ここで総立ちになったお客さん。鳴り響くクラッカーに「よく三年間ガマンした!」と達郎。曲の後半は、
「LOVELAND, ISLAND」「踊ろよ、フィッシュ」「高気圧ガール」「ヘロン」「CHEER UP! THE SUMMER」のメドレー。
「これも道楽の一環です」と達郎は言って「ハイティーン・ブギ」。アイドルのコンサートのような盛りあがり。
そして最後はいつものように「アトムの子」でフィナーレ。まさに大団円という感じ。

アンコール、チェックのシャツに着替えて達郎が再びステージに登場。
「今日は本当にとってもいいお客さんで。僕の好きな感じのお客さんの気」と達郎は嬉しそうに笑う。
そしてニューアルバム「Softly」の大きなパネルを掲げて、ジャケットの肖像画が描かれた経緯を話す。
「夏も終わりなので、アンコールの曲を変えました」と言い、「THE THEME FROM BIG WAVE」でなく「パレード」を演奏。
続いて「RIDE ON TIME」。唄いながらギターをチェットアトキンスからテレキャスに持ち替えるという荒技。
曲の途中でメンバー紹介をして、エンディングではステージ後方のお立ち台で生声シャウト。
いつも最後はファルセットで終わるのだけれど、今夜はテノールで重厚に締めくくる。
演奏が終わり、ひとまずメンバーがステージ中央に集合。「お達しにより手を繋げない」ため、直立不動で一礼。
そして再びスタンバイして、「今日お集まりの1960人、おひとりおひとりのために」と「いつか (SOMEDAY)」。
バンドメンバーが退場し、最後の曲は「YOUR EYES」。宮里さんのサックスをバックに、しっとりと唄いあげる達郎。
「THAT'S MY DESIRE」が流れる中、達郎はミニタンバリンを客席に投げ入れ、コンサートは20時55分に終演。

静岡駅へ戻る道すがら、このまま帰るかちょっとだけ吞んでいくか悩む。
おでんを食べたいなぁ~と思いつつ、弁当を買ってあったのでこのまま帰ることにした。
時間を30分ほど前倒しして、21時41分発のひかりに乗り込み車内でプチ打ち上げ。
1時間ほどで東京駅に到着。広規さんと同じ新幹線だったのはビックリ。

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