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2022年10月30日 (日)

渋谷毅・金子マリ・小川美潮「両手に花」下北沢 La Cana

今日は下北沢 La Canaへ、“両手に花”のライブを観に行く。
“両手に花”は、渋谷毅・金子マリ・小川美潮から成るユニット。
以前からずっと観たかったけど、なかなかチャンスが無くてようやく!という感じ。
例によってちょっと寄り道をしながら、会場のLa Canaに着いたのは18時05分ごろ。
開場時間まではあと25分。どうやら来店順の入場らしい。先客は三人の家族連れのみ。
地下へ続く階段で待たせてもらおうとすると、「もう入れていいよ~」という店員さんの声。
予定よりかなり前倒しで入場。家族連れは並んで座りたいようなので、最前列の席に座らせてもらう。
こじんまりとしたステージ。つま先がステージに付いてしまうぐらいの至近距離。ちょっとばかり緊張。
店内はライブハウスというより、ちょっとしたレストランという感じ。料理がとても美味しそう。
キャパは40人ということだけど、通路も通りやすくて快適なスペース。とってもイイ雰囲気で気に入った。

予定より遅れて、19時15分ごろスタート。
まずは渋谷さんがひとりステージに上がり、アップライトピアノに向かって演奏を始める。
ゆったりと静かなピアノの響き。こういう演奏を聴く機会はあまりないので、なんだかとても新鮮。
ムーディーな曲、アップテンポの曲、Jazzyな曲・・・いろいろな曲を滑らかに演奏していく渋谷さん。
渋谷さんはシルバーグレイの素敵なオジサマという感じ。ジーンズがよく似合っている。
そして小川美潮がステージに登場して、渋谷さんのピアノをバックに「はじめて」を唄い出す。
美潮さんの唄声は、とても伸びやかで澄み切っている。聴いているだけで気持ち良くて癒される。
「花の子供」「花の答え」と花のシリーズを続けて唄ったあと、「英語の曲です」と言いながら「Bridges」。
二人はリラックスした雰囲気で曲を選びながら、次々と演奏を繰り広げていく。ものすごくハッピーな空間。
曲名を知らないので詳しくは書けないけど、最後に唄ったアップテンポの曲が良かったな。
こうして第1部は20時15分ごろ終了して、休憩時間に入る。

そして20時30分ごろから第2部が始まる。
渋谷さんのピアノをバックに、黒いパンツスーツ姿のマリちゃんが「Crazy He Call Me」を唄い出す。
「“両手に花”というのは、ここで生まれたんだよ」とマリちゃんは言い、「気ままな暮らし」というJazzyな曲。
こういう雰囲気の曲を唄うマリちゃんはあまり聴いたことがない。いつにも増してマリちゃんの唄声が沁みる。
ピアノに立てかけられた譜面を見ながら、次に演る曲を選ぶ二人。続いての曲は浅川マキのカバーで「夜」。
「この曲を演らない?」という渋谷さんのリクエストに応えて「青い空」。片岡環さん作詞の素敵な曲。
「今日は出し惜しみしているの」とマリちゃんは言い、美潮さんをステージに呼び込む。
ここからは“両手に花”。渋谷さんが咳込んでいるので、プロポリス飴を取りに戻る美潮さん。
しばらく飴談義が続き、なかなか演奏が始まらない。それでもひとたび演奏が始まるとさすがの二人。
美潮さんが高音、マリちゃんが低音を担当する感じ。お互い「自分が日本一」というだけあって最高のハーモニー。
アップテンポの「恋はねずみ色」に続いて、ボサノバタッチの「What A Wonderful World」。これは本当に良すぎた。
二人の唄声はそれぞれ違う個性を持っているけど、二人に共通しているのはあたたかさ。たまらない。

マリちゃんが「今日はこれでおしまい」と言うと、客席からはアンコールの拍手。
すかさずマリちゃんは「そうですか?」と言って、二人で「ケ・セラ・セラ」を唄う。
もともとこの曲は「なるようになる」って前向きの曲だけど、二人が唄うと一層ハッピーに聴こえる。
ものすごく幸せな気分に包まれて、21時20分ごろライブは終了。

終演後、渋谷さんとマリちゃんには持参したアルバム「MARI SINGS ALONG WITH SHIBUYA SAN」に、
美潮さんには先ほど購入したアルバム「起きてください」に、それぞれサインを入れていただく。
“両手に花”の作品はリリースされていないから、この形でもらうのがベスト。とっても嬉しい。
会場からほど近い距離にあるラーメン屋「せいや」で軽く打ち上げして帰宅。

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