ケラリーノ・サンドロヴィッチ「KERA・MAP #010 『しびれ雲』」下北沢 本多劇場
今日は下北沢 本多劇場へ、ケラリーノ・サンドロヴィッチ「KERA・MAP #010 『しびれ雲』」を観に行く。
11月6日が初日の予定だったけど、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕延期、7公演が中止となったもの。
それでも無事に開幕して、今日を迎えることが出来る幸せ。関係者の努力には感謝するしかない。
今回はマチネにしたので、早めにお昼ごはんを食べて11時半ごろ下北沢へ。
この時間なので、まだちょっとだけ空いている街。「disk union」を覘いて時間調整。
12時10分ごろ会場入り。今日の席はO列22番。ステージ上手、ほぼ最後列のポジション。
12時半開演。物語はKERA・MAP『キネマと恋人』の舞台となった“梟島(ふくろうじま)”を舞台に描かれる。
少しとぼけた響きが微笑ましい独特な方言を持つ小さなコミュニティには、未亡人の波子(緒川たまき)や
その妹の千夏(ともさかりえ)、その夫の文吉(萩原聖人)をはじめとした人々が生活している。
そんな島に、ある日忽然と謎の男(井上芳雄)が現れて、島の人々と新たな人間関係を築いていく。
いわゆる群像劇というもの。大事件が起きるわけではないけど、それぞれに物語があり出来事がある。
クスクス笑って、ちょっとだけほろっときて・・・それが人間なんだなと思う。そんな芝居。
あいかわらずオープニングのプロジェクション・マッピングがカッコいい。それを見られるだけで、ある意味満足。
そして緒川さん、ともさかさんの演技が本当に秀逸。上手いというだけでなく、どこかイカれている感じがいい。
「ありがとさん」「ごめんちゃい」「○○だに」「○○くさった」など、独特な言い回しがなんとも言えずおもしろい。
1幕:1時間45分、休憩:15分、2幕:1時間30分。予定より少し押して、16時05分ごろ終演。
時間はまだ早いけど、お腹が空いたので下北沢で呑むことにする。
とはいえ若者で賑わうオシャレな店へ行く気はせず、「もつ焼きばん」という店を見つけて入る。
近すぎず遠すぎず、なかなかイイ感じの距離感が心地良い。つまみも庶民的で旨い。
そんなわけで安定の長っ尻。18時ごろおひらきにして帰宅。
| 固定リンク
コメント