VA「復活!1月2日に新宿ロフトでやってやる! 仲野茂生誕祭 -63歳、唄いまくる-」新宿LOFT
今日は新宿LOFTへ、「復活!1月2日に新宿ロフトでやってやる! 仲野茂生誕祭 -63歳、唄いまくる-」を観に行く。
本日1月2日は誕生日の仲野 茂、2020年に終わりを迎えた毎年恒例の生誕祭がこのたびめでたく復活。
昨年は大変なことがあったけど、まだまだ元気でいて欲しいという思いを込めて出かけることにした。
気分的にはライブというより新年の祝賀会という感じなので、開場時間の15時をちょっと過ぎたころ会場入り。
まずは北千住「加賀屋」名物の煮込みと振舞い酒。これがなくては新年始まらない。
煮込みが出来立てのようで、熱さと格闘しながら食べる。フロアはイイ感じで埋まってきている。
予定通り15時30分に開演。
ウサギの耳をつけたMC:DEBU(G.D.FLICKERS)が、仲野 茂をステージに呼び込む。
茂はウサギの耳をつけて、セクシーなバニーガール姿・・・こういう63歳が居てもイイよね。
シャンパンの栓を抜いてみんな乾杯したあと国歌斉唱。ちょっとだけなのが笑える。
そしてトップバッターの“ニューロティカ”の演奏が始まる。新年イッパツ目にふさわしい幕開け。
「ノット・サティスファイド」から始まり、「俺たちはアントニオ猪木の子供だ!」という掛け声から「悲しきラガー」。
あっちゃんはいつものピエロ姿、ドラムのNABOは頭のてっぺんに松飾りをつけている正月仕様。
スピーディーなパンクナンバーを立て続けに演奏し、最後はバニー姿の茂が加わって「アイキタ」。
ゴキゲンなステージは15時55分ごろ終了。時間は短かったけど最高だった。
パーティションが下りたステージではセットチェンジと音出しが行われている。
ギターが聴き覚えのあるメロディーを奏でている・・・どうやら次は大木温之の出番らしい。
「みんな居るから演っちゃおうか」とハルは言って、16時10分ごろからなし崩し的に演奏が始まる。
いつもはひとり弾き語りで出演していたけど、今日は4人編成の“4人ピーズ”。こいつは嬉しい。
速い曲も良いけれど、ミディアムテンポでグイグイ演奏を進めていく感じがとてもイイ。
最後は茂が加わって「肉のうた」。茂はバニーの衣装にロンTを羽織っていて妙にセクシー。
それでも大いに盛り上がって、16時45分ごろ演奏は終了。
今日は長丁場になりそうなので、立ち位置を固定せずにいろいろな場所で観る作戦。
それでも“仲野 茂バンド”は気合を入れて、前から二列目で観ることにした。
16時55分演奏開始。茂のバックを固めるのは、Drums:坂詰克彦、Bass:岡本雅彦、Guitar:ユダ。
円熟味のある実力派揃いのバンドにふさわしく、ミディアムテンポのナンバーをじっくりと演奏していく。
茂は赤のナッパ服に黒い腕章・・・昨年急逝したタクさんへ捧げる演奏ということなんだろう。
演奏された曲はソロのレパートリーなのかな? あまり聴いたことが無いけど、イイ感じの曲ばかり。
茂の唄の上手さというか、迫力が存分に伝わってくる。後半は“THE PRIVATES”の延原達治が飛び入り。
35分ほどのステージ、17時30分過ぎに終了。
17時50分からは佐々木亮介(a flood of circle)のステージ。
ブラックレザーのライダースを着こんで、アコースティックギターをかき鳴らしながら唄うスタイル。
クレジットは“a flood of circle”となっているけど、“LTD EXHAUST”のメンバーでもあるのね。
あまり印象になかったので、最初はビールを吞みながら座って聴いていたのだけれど、
その唄声が妙に良くてね・・・。ちょっとしゃがれた感じが、Bluesyでどこか切なくて。
西岡恭蔵の「プカプカ」や中島みゆきの「ファイト」をカバーするセンスも良いと思ったし。
最後はロンT姿の茂が加わって「天国の扉」。こいつは沁みた・・・。18時25分ごろ終了。
そして18時40分過ぎから“OLEDICKFOGGY”の演奏が始まる。
このバンドも久しぶりに観る。メンバーもかなり変わってしまったのかな?
それでもラスティックを遥かに超えた「オールディックフォギー・サウンド」は健在。
バンジョーとアコーディオンの響きが心地良く、ステージ前はカオスな状態で盛りあがる。
茂は再びバニーガールスタイルになって、「月になんて」を熱唱。この曲はやはり名曲。
時間にして30分ほどのステージ、大盛りあがりのまま終了。
続いて19時25分過ぎから、“ライブゾーン from FMぐんま”のステージ。
アコースティックギターを抱えたTOSHI-LOWが唄い出し、途中から茂木洋晃が加わる。
と思いきや、「ちょっと待って」という手振りで制止するTOSHI-LOW。何度も何度も・・・出番を見失う茂木。
そんな感じで面白おかしく進行しながらも、演奏はいたって真剣というのがTOSHI-LOWらしくてイイ。
“BO GUMBOS”の「トンネルぬけて」を独自の解釈で演奏したり、その思いが痛いほど伝わってくる。
最後はバニーガール姿の茂が加わって、原田芳雄や松田優作の思い出話をしたあと、
映画「われに撃つ用意あり」の主題歌「新宿心中」を演奏。こういう歌を唄う茂も最高。
こうして“ライブゾーン”の演奏は、20時05分ごろ終了。
そして20時20分ごろから、本日のメイン“LTD EXHAUSTⅡ”が登場。
Drums:茂木左、Bass:西田代洋海、Guitar:越川和磨、Vocal:仲野 茂。全員、紺色のナッパ服。
ステージ前がググっと圧縮されたタイミングを利用して、ステージ上手の最前列に陣取る。
“アナーキー”の「READY STEADY GO」から始まり、“LTD EXHAUST”のオリジナルナンバー、
「ニート!ニート!ニート!」「ノー・フィーリングス」といった1970年代パンクのカバー、
茂のライブでよく披露される加川 良「教訓Ⅰ」のカバーと、バリエーションに富んだ演奏が繰り広げられる。
中でも清志郎の「人間のクズ」をカバーしてくれるのは、このバンドだけだと思うので嬉しい。
「ジョニー・B・グッド」で終わったものの、そのまま出演者全員がステージにあがり「ノット・サティスファイド」。
最後は越川が勝手に「あぶらむし」のイントロを弾き出し、盛りあがったまま大団円を迎えた。
終演は21時ちょうど、5時間半に及ぶイベント。新年から楽しかったな。
終演後はどこかで呑みたいところだったけど、正月休みの店が多く、営業している店はどこも大混雑。
浮かれ気分のまま油断は出来ないので、「よもだそば」でビールを吞みつつカレーとたぬきそば。
おせち料理ばかり食べていたので、本格的インドカレーはめちゃめちゃ旨かった。
とってもイイ気分のまま、ブラブラと歩いて22時ごろ帰宅。
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