STARDOM「TRIANGLE DERBY Ⅰ」後楽園ホール
今日は後楽園ホールへ、STARDOM「TRIANGLE DERBY Ⅰ」を観に行く。
私にとって実に7年ぶりの生プロレス観戦、はじめてのSTARDOM。
めちゃめちゃ楽しみで、朝からドキドキワクワク。こんな気持ちになるのは久しぶり。
このご時世もあって禁酒・飲食禁止、休憩時間無しとのこと。ちょっと寂しいけれど、仕方がない。
ちょっと早めに行って、会場の雰囲気を味わう。エレベーターを降りて、正面入口からでなく横の通路から入場。
ロビーに選手の姿は無く、グッズもあらかじめオーダーシートに記入して整然と買うスタイル。
快適と言えば快適だけど、なんだか物足りない。あのカオスな雰囲気がプロレスだったのにな。
今日の席は、指定B席 南側L列19番。リングからはちょっと遠いけど、正面の位置なので観やすい。
公式発表は観衆821人。キャパ2,005人からすると少ないけど、北側ひな壇席に空制が目立つぐらい。
横断幕が禁止され、バルコニーが閉鎖され、紙テープ投げ入れが禁止され、なんだかちょっと雰囲気が違う。
予定通り19時30分試合開始。
対戦カード発表前に、渡辺桃、ひめか、高橋奈七永、梅咲遥、スターライト・キッド、中野たむの欠場が発表される。
初めて観るスターライト・キッドと中野たむ、久しぶりに観る高橋奈七永が欠場とは残念過ぎる。
それに伴って対戦カードが大幅に変更になるとのこと。年始から始まった6人タッグリーグ戦にも大幅な影響が。
いろいろありながらも、いよいよ試合開始。第1試合は、網倉理奈 vs 月山和香 のシングルマッチ。
二人とも元気ハツラツといった感じ。スピードの月山に対して、パワーで対抗する網倉。
網倉はカナディアンバックブリーカーや雷電ドロップ、コーナー最上段からのダイビングセントーン。
最後はダブルアーム式のアーミンバスターで、網倉が月山から3カウントを奪った。
第2試合は、優宇&水森由菜 vs 舞華&レディ・C のタッグマッチ。
本来であればここにひめかと高橋奈七永が加わって、公式リーグ戦になるはずだった模様。
華のあるファイトを見せる舞華とレディ・Cに対して、圧倒的なパワーでねじ伏せようとする優宇と水森由菜。
中でも優宇の体格を活かしたパワーファイトは群を抜けていて、これぞプロレスの醍醐味という感じ。
フィニッシュはダイビングボディープレスで、優宇がレディ・Cをフォール。
第3試合は公式リーグ戦、葉月&コグマ&飯田沙耶 vs 岩谷麻優&羽南&向後 桃 の6人タッグマッチ。
選手ひとりひとりをよく知らないため、6人タッグともなるとなかなか見分けがつかない。
コグマ組はちょっとぶりっ子が入ったキャラ、岩谷組はまさに正統派という感じの戦い。
華麗な飛び技が繰り広げられる期待通りの展開。中でもやはり岩谷の華やかさが目に付く。
それでも最後はウイングクラッチというサブミッションで、葉月が向後からギブアップを奪った。
第4試合は、上谷沙弥&AZM&林下詩美&天咲光由 vs 刀羅ナツコ&鹿島沙希&琉悪夏&吏南 の8人タッグ。
6人タッグマッチでもわかりにくいのに、8人タッグマッチになるとますます見分けがつかない。
それでも刀羅組は「大江戸隊」というユニット、いわゆる悪役というのが一目でわかるのでイイ。
林下組は「Queen's Quest」というアイドル的なユニット、ベビーフェイス対ヒールという構図は不変。
「大江戸隊」のラフファイトに対して、「Queen's Quest」は場外プランチャなど華麗な技で対抗する。
最後はAZMがダイビング・フットスタンプからの体固めで吏南にフォール勝ち。
第5試合は、3WAYトリオバトル。
ジュリア&桜井まい&テクラ組、なつぽい&SAKI&櫻井裕子組、雪妃真矢&ラム会長&尾﨑妹加組が入り乱れての戦い。
ここまで来るとますますわからなくなってくるわけだが、なつぽいのフェアリーぶり、ラム会長の異端ぶり、
ジュリアの「バリバリボンバーズ」のコンビネーションの良さが、試合をグングンと引っ張っていく。
ノータッチルールの3WAYということもあり、かなりの混戦。なつぽい組はしばらく試合に参加しなかったり、
違うチームのレスラーがツープラトン攻撃を見せたり、激しい場外戦を繰り広げたり・・・見どころ満載。
最後はジュリアが櫻井にグロリアスドライバーを決めて勝利を手にした。
メインイベントは公式リーグ戦、朱里&MIRAI&壮麗亜美 vs 白川未奈&ザイヤ・ブルックサイド&マライヤ・メイ。
「モノが違う女」朱里の存在感がズバ抜けている感じだけど、外国人2人を含む「Club Venus」もイイ感じ。
感情むき出しのいかにも女子プロレスという展開。ハイスパート・レスリングなだけでなく、漂う昭和感がまた良い。
なんとなく全女を思い出す・・・これもまた「STARDOM」の魅力なのかなと思った。
フィニッシュは朱里のサブミッション技である白虎。ザイヤ・ブルックサイドからギブアップ勝ちを収めた。
試合終了後、朱里から招待されたという「センダイガールズ」の橋本千紘がリングに登場。
朱里が対戦要求を突きつけると、それに割り込む形でMIRAIが橋本との対戦を希望する。
橋本はそれをまったく意に介さず、ターゲットは朱里ひとり・・・というやり取りが繰り広げられる。
このあたりのサイドストーリーはあまり把握出来ていないので、これから研究していきたい。
それはさておき、なんだかとっても楽しかった。やっぱりプロレスはおもしろい。
僕の中のアイデンティティなんだと思う。音楽のライブとはまた違った感覚。
ライブだと思い入れのあまり余計な事を考えてしまうけど、プロレスはリング上にひたすら集中できる。
音楽は過去を引きずるけど、プロレスは今しかない。その切なさがたまらない。
また観に来ることを心に誓って、20時40分過ぎに会場をあとにした。
意外と早い時間に終わったので、神保町へ向かいながら寄り道する店を探す。
そして白山通り沿いの「秀吉」という店へ。ちょうどイイ感じでお客さんが入っている。
焼鳥は炭で焼いていて旨い。その他のつまみも良い。ビールとホッピー、そして日本酒と呑み進める。
店員さんもみんなイイ感じ。女子店員さんは、テレ東の田中アナに似ているような気がする。
以前にも来たことあったかな? とっても居心地が良くて、ついつい長居してしまった。
それでも22時半過ぎにはおひらきにして、「札幌飛翔」という店でシメの塩ラーメン。
今日は本当にいい日だったなー。
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