仲井戸麗市「COVER SONGを演る。3日間」南青山MANDALA <Day-1>
夕方になって再び出かける。
今日は南青山MANDALAへ、仲井戸麗市「COVER SONGを演る。3日間」を観に行く。
待ちに待ったCHABOの有観客ライブ。残念ながら5月は観られなかったので、本当に久しぶり。
18時前には表参道駅に着いて、ブラブラと歩きながら会場へと向かう。この感じも久しぶり。
18時40分ごろ会場入り。今日の席は、座席番号52。ステージ正面だけど、ちょっと奥まった位置。
それでもステージはちゃんと見える。ステージ下手側はほとんど死角になっているけれども。
今回は86席。ステージ前は少なめの座席だけど、他は以前と変わらない雰囲気。
予定より遅れて、19時05分過ぎ開演。
SE「僕らのR&B」が流れる中、ひまわり柄のシャツを着たCHABOがステージに登場。
まずは肩慣らしという感じで一曲。あぁ~この感じ、懐かしい。CHABOもその感覚を楽しんでいる。
続いて「雨が降ると思って選んできてしまった」と言いながら、「Who'll Stop The Rain」「Early Morning」。
それからRay Charlesの「Unchain My Heart」、Van Morrisonの「Hey! Mr.DJ」と演奏は続いていく。
有線放送でアルバイトをしていた時の話、ラジオから流れる音楽に胸をときめかせていた時の話、
CHABOのCOVERにはたくさんの思い入れが詰まっている。だからオリジナルのように聴こえるんだ。
Dino, Desi & Billyの「I'm A Fool」に笑い、Patti Pageの「Tennessee Waltz」に心を震わせる。
Ronny And The Daytonasの「GTOでぶっ飛ばせ」を唄ったあと、エッセイ集「一枚のレコードから」を朗読して、
アダモの「ブルー・ジーンと皮ジャンパー」。CHABOの思い出と名曲が立体的に表現されている感じ。
「6月18日はPaul McCartneyの誕生日」という話からThe Beatlesの「Yesterday」、
そしてThe Rolling Stonesの「Under My Thumb」、The Kinksの「アルコール」。
いわゆる王道の選曲ではなく、ちょっとマニアックなところにCHABOの意思を感じる。
Bob Dylanの「I Want You」ときたら、やはりThe Bandの「Twilight」。このCOVERも久しぶりに聴くな。
CHABOは「明日は法事なの」とポツリ。もう13回忌になるそう・・・避けては通れない切ない思い。
そして始まったのはElton Johnの「Your Song」。聴いているうちに、自然と熱いものが頬をつたう。
「明日は土曜日だから」ということで、「Take You To The Movies Tonight」をおまけで唄ったあと、
Tom Waitsの「Ol' 55」をしっとりと唄いあげて本編は終了。
アンコール、「配信生活が長かったから、『おまけ』に慣れてしまった」とCHABOは言い、
Jimmy Rogersの「Walking by Myself」。アンコールでのこのノリも、なんだか懐かしく感じる。
「昔、おおくぼさんがRCのことを“少年探偵団”みたいと言った」という話から「少年探偵団」。
なんという意外な選曲・・・だけどCHABOが唄うと、しっくりとくるから不思議だ。
続いてNeil Youngの「Harvest Moon」。フロア中央のミラーボールがキラキラと輝く。
Tina Turnerに捧げる「Proud Mary」を唄ったあと、これまた久しぶりに聴く「ホーボーズ・ララバイ」。
優しいチェットアトキンスSSTの音色と、CHABOの唄声に思わず涙があふれる。
このところ凝り固まっていた自分の心が、どんどん溶けていくような気がした。
演奏が終わると、CHABOはすかさずマスク姿に・・・やはり充分な注意が必要。
久しぶりにナマで体験したCHABOのライブ、21時45分過ぎに終了。
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